暇つぶし日記

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三日間ドイツ国境あたりを歩いた (1)

2011年11月28日 22時37分51秒 | 日常
金曜から月曜まで4日間家を離れ家人と一緒にドイツとの国境あたりの田舎を3日間歩いてきた。

オランダには様々な遊歩道が整備されていて自動車の通らない田舎道を縫って東西南北歩けるようになっている。 家人はこの3年ほどオランダ北海沿いの村からドイツ国境近くまで東西に歩ける Trekvogelpad (渡り鳥の道)を歩いていて今回それを完結させるのが目的だった。 国土が九州ほどの土地だから東西といっても400kmほどで自分もスタート地点の北海に面した Bergen aan zee という村から15kmほど、アムステルダムの東側を迂回する18kmほど、今回3日間で75kmと全行程4分の1程度は歩いたことになる。

オランダ自然友の会(NIVON) Trekvogelpad 概要;オランダ語;
http://www.nivon.nl/wandelen/index.asp?WandelpadID=1182344845&GroepsID=175&GidsenID=8

第一日目

電車で 国境付近の町 Enschade へ。 駅で自転車を借りて自然友の会の宿舎までそこから15km走る。 地図の上では12kmほどだが途中で道路標識を見逃したため余分な3kmが加わった。 大抵友の会の宿舎は幹線道路、町から離れた森の中にありそこにたどり着くのが苦労ではある。 今回のように車を使わない場合、バスという手もあるけれど田舎では1時間に1本あるかどうかでもあるし週末には間引きされ不便でもあり、停留所から遠いというようなこともあり、今回のように3日でそれぞれ20km以上のルートを連続して歩くのにはそれぞれの日の終わりに泊まる宿舎のこともあり、たまたまウォーキング第一目の始点にバスで出かけるのに Enschade まで戻らなければならないことから駅で自転車を借りることにした。 この自転車がこの日の夕食のために国境を越えてドイツ内のレストランに行くのに役立った。 

4時前に宿舎に到着して管理人から部屋と宿舎の説明を受け、シーツとタオルを借りてベッドメイキングをしたらもう外は暗くなっていた。 天気は鉛色の空でそれは週間予報でも週末はそのようになると言っていたので雨の用意は常にしているし今の時期、文句をいうこともない。 管理人の説明はこうだった。 付近の村には店はない、スーパーは国境近くまで出かけること、そこまで2kmほどであること、そこは夕方6時までである。 宿舎にはちゃんとしたキッチンがあって大人数の宿泊客がいても問題なくそれぞれ自由に自炊が出来るレストランのキッチンのものがあること、などなど。 けれど我々は早朝から歩く予定をしているから自炊はせず朝食は湯を沸かす程度で今回は夕食は全て外食にするつもりだった。 一番近いレストランはただ一軒、国境を抜けてドイツの村のはずれにある農家を改造した大きなレストランでそこまでは片道2.5kmであるということも聞いた。

とっぷり日が暮れてもう夜中のように見える午後6時、普通は田舎でも車道、自転車道には街灯がつくのだけれど、このあたりの国境付近になるとそれもなく殆んどなにも見えない闇の中を自転車のライトを頼りにレストランに出かけ3時間ほどかけて食事をしてからまた宿舎まで戻り、シャワーを浴び、翌日に備えて11時ごろ眠りに就いた。 普段では考えられないような早寝だ。 

(2)に続く




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