暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

今日は一日中いい天気だったけど、、、、

2005年04月03日 05時18分10秒 | 日常


昨日の夜から晴れて夜中には温度が下がり8度ほどになったのだそうだ。 朝のコーヒーを飲みながらラジオに耳を傾けていると今日と明日はほぼ快晴になるらしいが低い空を見ると少々曇って見え、それは空中の塵と花粉らしい。 いよいよそのシーズンかと身構える。 しかし、昨夜からの快晴のおかげで気温は低く、きりっと爽やかで、まだ鼻や目には影響がないようだ。 

自転車で週末の肉、新聞、パンを買いに近所の地区を廻るが、近所のソメイヨシノは7分咲き、木蓮もあちこちで五分咲き、八重桜はまだ蕾も出ていない。そろそろポプラや大木の広葉樹の芽が出始めて裸の枝に薄い緑が刷毛で刷いたような色を見せている。 自転車で走る頬や顔に当たる空気にも柔らかなものがあるし、光の具合もあちこちの芝生の新緑も美しく時間があれば遠回りをしてあちこちの庭木を見て廻りたいところだ。

しかし、、、今日はゆっくり早春を楽しんでいるわけにはいかない。 

二ヶ月に一度ぐらいで廻ってくる子供のホッケークラブの遠征試合の送り迎えの日が今日で、この地方でせいぜい遠くても40kmぐらいのどこかのクラブへの遠征試合があり、そこに付き添いで子供達を乗せて送って行き午後ずっと付き添わねばならぬ。今日は息子の分だ。去年息子のクラブで、クラブの理事が子供達がなついていたコーチをやめさせててやる気の無い若いコーチを引き入れたことに怒って息子のチームの何人かが飛び出た。もとキャプテンだった息子も隣町のチームに移籍した。新しいチームは前のクラブのチームよりランクが一つ上で新参者3人は補欠からやり直しである。 揉めた時には親達も子供達をサポートして何回かクラブのワンマン理事たちと折衝したが埒があかず、結局チームの三分の一だけが居残りあとはほかの二つのクラブに分かれて移籍した。 前のクラブは会員が1000人弱。 移籍した新しいクラブは会員数1100である。クラブハウスは私の射撃クラブの近所にある。

オランダはホッケーが盛んで世界選手権でもたびたび優勝しているし、オリンピックでも男女とも金メダルをとる実力があるので全体の人気はサッカーには及ばないもののかなりなものである。今日行ったクラブは全国でも有数の有力クラブでナショナルチームの選手を男女とも出しているからオリンピックや世界大会のメダル、カップは保安の上から飾っていないものの、バーの飾り棚にはどこのクラブにでもあるように各種カップが溢れている。1チーム11人、補欠2人、コーチ2人を付き添いの親3人でもちまわりで運びまわる。 各自着替えやユニフォームその他大きなバッグをかかえているからステーションワゴンが要る。子供達がこのスポーツをやり始めて小学生のころには普通車でなんとか間に合ったが中学に上がると体格もかさも増えてどの親もステーションワゴンがなくては用が足せなくなった。 毎週の試合は基本的には遠征試合と地元クラブの交互に行なわれる。 

この送り迎えに加えて1年に1度ぐらいは3時間ほどクラブハウスでバーのカウンターに立ってごったがやす子供達にジュースや甘いもの、若いものから大人たちにはアルコールの入った飲み物や軽食などの注文に応じるバーテンの役割を他の親達2人と一緒にする義務もある。 来週の土曜日はたまたま家内と私は別々に2つのクラブでバーテンの当番になっているらしい。 14になる娘のクラブでは家内が、息子のクラブでは私が、ということらしい。 忙しい事だ。 先週の日曜日は私の射撃クラブで地区大会があって私は3時間ほどバーマンをやっている。

クラブ活動は私の射撃クラブなどではメンバーは二十歳からで平均年齢が40歳以上だからいろいろな雑務はボランティアでほぼまかなえるが、500人の会員を擁していても活動的なのはその1,2割程度でほぼ毎週クラブに顔を出していれば自然といろいろな用事をしないではいられなくなるのは道理である。それで、射場監視員の役をしたり頼まれればカウンターの後ろに立ってコーヒーやビールを売ることになるのである。これはどこのクラブに行っても事情は同じ、別のところに行けば今カウンターの向こうでスツールに坐ってビールを飲んでいるものがカウンターの内側で立って坐った私にコーヒーを注ぐということもしばしばであるから地区大会で5つ6つのクラブが集まって150人程度そろえば顔ぶれはほぼ皆お互いなじみということになる。互いにじっくり話し合うという機会は無くてもひとことふたことの積み重ねが10年続けば信頼関係が出来上がっているのだから不思議なものである。 週末は土曜が子供のスポーツ、日曜は親父の射撃大会日というようにしてある。大抵どんなスポーツクラブも町外れにあるので車が無ければ埒があかぬ。 明日はこの国の女王の夫君、両親がこの2、3年のうちにそれぞれ国葬で埋葬され眠っている町の射撃クラブにへなちょこで当たらぬ自作の弾を26発撃ちに行く。

今日は今年はじめてのぽかぽか日和で試合の勝ち負けに左右されることなく日向ぼっこを楽しみながら観戦できた。例えば1000人のクラブでは男女とも13人づつのチームをつくり、年齢別で縦割りにする。それぞれの年齢グループには2,3チームあり高校3年まではそのように、成人は30歳ぐらいまでか、あとは熟年チームとホッケークラブはほぼよちよちあるきからじいさんばあさんまでが会員であるから今日のように天気がよければひなたぼっこがてらみなデッキチェア-を並べて飲み物を手にクラブハウスは大忙しだ。 オランダ人は犬好きでもあるので大小さまざまな種類の犬たちも他の犬の尻を追ったり社交にあい努めている。 子供達も試合とはいえ何年も同じく地区で顔を合わせていれば互いに意識するようになり娘の胸が膨らみ、坊主たちののど仏がでてきてひょろひょろと髭もはえる年齢になれば別の興味も出てくるらしくさまざまなユニフォームの色や形混じってインターフェロモンもこの空気に飛び交っているに違いない。

息子のクラブ高2の部1軍とこの名門クラブの2軍が対戦して今日はうちのチームが3-1で勝った。 この数週間連続して負けていたので今日は意気揚揚と試合後17歳の若者達はうまそうにビール瓶に群がるのであった。



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