暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

闘病前の射撃

2017年02月26日 21時26分44秒 | バンバン

 

抗癌剤投与が始まれば射撃などできないから当分の間多分これが最後になるかもしれないと思いながら50m長銃の部、古式銃競技会に出かけた。 癌のせいではないのだが結果としてあまり芳しい成績ではなかった。 週末に帰っていた娘をその町の駅まで送っていきがてら大会会場のクラブの射場に入れて競技会の様子を見せた。 自分が撃つ番までまだ2時間ほどあるので娘を駅に送っていき戻ってみれば次の回に弾薬を忘れたものがいて射場が一つ空いたのでそこに待っているはずの自分を入れようと役員が急遽自分を探していたところに戻ったから自分が来るのを待っていた他の8人に謝り慌てて駆け込みながら待たずに始めるよう勧め、荷物を解いて撃てるように準備するのに5分かかった。 だから初めの5発ほどは落ち着きもなく注意も散漫で、おまけに照準がボケてどこを狙っていいのか分からなかった。 かろうじて上下の縦の線は見えたものの水平方向の線も的の黒い円も霞んでいた。 そのあとの8発で少しは落ち着いて来て幸い火打石の不発もなく普通は何も起こらなければ13発を23分で撃つところをとにかく早く撃つことだけを目指して慌てていたのか20分で13発を済ませていた。 初めの5発は2ポイント、1ポイントだけであとは点数外、一つは木枠の外に飛び弾の跡が4つしか確認できなかった。 結局10・9・9・7・7・5・5・3・2・1・0・0・0の58ポイントとなっていた。 6発目以降の射撃中は望遠鏡を覗かなかった。 だから10、9、9、とあったのが嬉しかった。 ぼやけた的であってもこれかと思うところで引き金を引いていたのでこの3つがあったのだから成果ではあるけれど他にはぶれていて低得点となったのだ。 あんなに見えない的でもこれだから上出来だと思う。

前にこんな風に得点を写したことがあったと繰ってみたら6年前に下のように記している。 

http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/62145921.html

そのときには衰えてきていると書いて77ポイントであるし、その内容が9が3つに8がふたつ、7がよっつに6がひとつ、あとは6,5,2と1や0がない。 つまり纏まってはいないけれど中心からはおおきくぶれて外れてはいないということだ。 今回の場合的が見えないことでぶれが大きいということだ。 だから10や9があるというのが不思議でさえある。 初めの予想ではてんでバラバラの3,2,1,0だけの得点だと思っていたから少々の驚きでさえあった。

尚、癌で亡くなった射撃クラブの先輩のことが6年前に書いてあったのを読み直し、発見されたときはもう手遅れでそのまま終末医療となり発見されてから1年も経たず逝ったのだったことを思い出した。 最後に電話で話したときには、待っているからいつでも来てくれ、というからそれに応えて会いに行こうとした矢先に訃報が届いたのだった。 その時のことを下のように記している。

http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/62359085.html

 



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