暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

庭木を倒す (6、完)

2005年11月09日 08時47分13秒 | 日常
思えば苦節十年、ではない。 苦節8ヶ月、ようやく地上50cmほど残った切り株も処分して、あとに残ったひとかかえもある根っこもマサカリで細かく断ち割ってチップにしてしまった。 今は20cmほどの深さの穴ぼこが裏庭にあいていてその周りに細かい木のチップが飛び散っているばかりだ。

一時はどうなることかと心配した。 小さな斧だけで切り株を処分しようとしたのだから。 はっきり言ってできると思わなかったのだが、幸いなことに、というかこの事がこの木を切る元凶になっていたのだが、木の中心部が白く腐ってぼろぼろだったのだ。 それでそこに斧を入れると魚の身か鳥の腿を裂くようにざっくりと簡単に取れて仕事がはかどった。 結局中心部はそういう風にそれまでの遅滞を取り戻すかのように迅速に処理出来たのだが、樹皮を含む5cmほどの外側の環がやはり手斧では少々厳しいぐらいだったのだが、ちょうどそのころ力任せに振り下ろした手斧を食い込んだところで少しねじったら手斧の取っ手に大きくヒビが入って都合が悪くなった。 

仕方がないからガーデンセンターに出かけ手斧というには大きすぎるけれど、マサカリというにはまだ小さすぎると言うような大型の斧、首の金属部分が1kgのものを買って薄暮の晩秋の午後、10分ほど餅つきをするように快適に振り上げ、地面に打ち込み、ほぼ粉々にして、これで全て終わりというところまで持ち込んだ。

この日はもう暗くなりすぎているので出来なかったが、念のため、後日のために写真を数ショット撮って記憶のシオリとする。

この作業の間中ラジオをつけてジャズらしいものを聴いていたのだが、国連の担当局の発表ではパキスタンの地震では既に73000人の死者が出ていて概算ではこれからも10000人がこの数に加わるだろうと言うところに反対が出て、この数はあまりにも大雑把過ぎるとか、けれど5000人ほどになるということには反対がないものと見られる、ということをニュースで聴いたのだ。

  

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