暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

Wifi が繋がらない

2016年12月13日 22時15分26秒 | 日常

 

このところ Wifi の調子が良くない。 息子は昔のように下から線を引っ張ってきて繋げばそれが一番確実だというけれどもう20年ほど前にそれをやり、連結部の接続で苦労するようになると時代は無線で信号を飛ばしてそれを受け取り増幅するシステムだといい囃し、それに乗って線を取り除きブースターとかルーターとかいう箱を経由してやりだしたのが何年前だろうか、10年ぐらいになるか、そうしてルーターも怪しくなりこの何年かは電気のソケットに直接そんな小箱を突っ込んでそれで居間のモーデムからの信号をキャッチしていたのだった。  それを今更20年ほど前やったように配線をし直す気にはならない。 けれど半年以上前にもこんな状態の中で Wifi が繋がらなくなって2週間ほどパソコンが使えなくなりそんなことも書いた覚えがある。

http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/65152061.html 

そしてこれがまた最近揺らぎだして繋がらなくなることが多く、この2,3日ダウンしてしまった。 それにはこれだけではない理由もある、少なくとも理由の多くはこれに依っていると考えていることがある。

もう1週間も前に自分の部屋の灯のスイッチが壊れていた。 この家は1958年に建てられ、この屋根裏部屋の基本的は配線、配管はオリジナルのままだ。 つまり前世紀中頃のままなのだ。 部屋に入ってきて一番最初にすることは電灯のスイッチを入れることで小さなエボナイトのノブを上下して灯を点ける。 プラスチックではないエボナイトとかベークライトと言われるプラスチックが現れるまえの素材である。 このアンティークスイッチ内部のどこかが摩耗したのか一旦点けたあと消そうと思って下に押してもカチッとかクリッとかいう感触がなく押し返される。 力任せにやっても駄目だ。 こういうことは今までに経験がある。 子供たちの部屋にもそれぞれ相似形のものがついているが10年ほど前にプラスチック製の類似の似非アンティーク型に替えていた。 初めそれらにも同じことが起こりネジを緩めケースを動かしているうちにスライドが効いてまだ修繕せずとも何とか保っていたのだが結局それも新しいものに替えざるをえなくなったということだ。 だから自分の屋根裏部屋のスイッチの耐用年数は遙か昔に過ぎているのはたしかだ。 内部の部品が壊れているならそのうちに修理して、、、、と算段もしており夜も昼も明かりをつけたままにしてそのまま眠ったりしていた。 この時期には Wifi にも少々揺らぎが来て1日に何回かコンセントから外しリセットしてはっきりした信号を掴むようにしていた。

明るい中で眠っている自分に呆れたのか家人がこれを買って来たから付け替えて、と象牙色で長方形の四角いスイッチとソケットの合わさった長方形の箱を寄越した。 嫌な感じがした。 のんびりそのうち壁の物をバラバラにして、と考えていたのだ。 修理するためには感電しないように下の配電盤で屋根裏部屋だけのサーキットのスイッチを探して電気を切らねばならない。 それからああしてこうして、、、、、と心づもりだけは朧げに出来てはいた。 けれど今ポイと急に新しいものを放られても順序や果たしてそれがちゃんとこれに合うかどうかも分からない。 そしてそれが危惧していた通りになった。

ドライバーでネジを緩め二つの円形のケースを取るとソケットの方には半世紀前の碍子(がいし)製絶縁基板が白く光っていた。 今時サイズは比べ物はならないもののこんなものは高圧線鉄塔か変電所のブーンという音の聞こえるところぐらいにしかなく家庭からは遥か昔に消えている。 70年代前半に学生時代長い休みの時には大工の棟梁だった叔父のひとりのところでアルバイトをした折よく古い農家の改修工事をして古い部屋などを解体すると碍子の絶縁物があちこちにあって壁に巡らされた配線が繊維で編んだもので覆われていてそれを思い切り引っ張るとサツマイモの獲り入れのように碍子の押さえがバラバラと線について来たものだ。 そんな磁器の冷たい感触が好きだ。 このソケットのユニットは今のプラスチックのものに比べると図体がでかく重い分だけシンプルでスペースがあり、それだけ作業がしやすい。 けれど配線の銅線がやたらと太いから固く今の細かく薄い、チョコマカと仕切られた箱にはペンチで曲げようとしても中々細工しにくい。 

ソケットの部分はそれとしてスイッチはそのユニットを外すと細いコイルが二つに割れて落ちてきた。 これでは修理のしようがなく、では家人が買って来たものを取り付けようとしてもサイズが合わない、取り付けるネジ穴が合わない、第一壁の上に取り付いている金属製の楕円形のボードを外すといよいよ何もない。 つまり半世紀前のものには今の物を取り付ける基準が出来ていないということだ。 だからこれをそのまま使って、、、、、ということは、ソケットとスイッチが一体になったチャチな新しいユニットは使えないということだ。 だからそのまま使えるソケットを元に戻して別のちゃんとしたスイッチ単体ユニットを買ってこなければならない、と壁を指しながら家人を元の電気屋に行かせた。 ため息がでる。  つまり、自分でやっていれば全て底までバラバラにしてそこから考えて穴の部分、寸法を測って、、、、ということになるのだが半可通はただ電気屋に行ってこんなものを取り替えたいといって言われるままに買ってくるからこの始末だ。 25年前にこの家を買って改修した時にさんざんやってきたプロセスなのに時間がたてば忘れたのかと腹が立つ。 だから女は、と言ってはならない言葉までも口から出かかるけれどそれをぐっと飲み込むのだがそれもなかなか胃袋には落ちない。

その間ソケットを元に戻し、スイッチの電線をそれぞれ触れないようにストップで止めて階下に降りて配電盤を操作して屋根裏に電気を通し、壁のコンセントに Wifi Range Extender と書かれたブースターの小箱を元のように押し込んでパソコンのスイッチを入れた。  それで何とか繋がることは繋がったけれど信号が弱弱しくて屡々落ちる。 スイッチの修理をしていて藪をつついて蛇を出したことになる。 今までは何とか騙し騙しやっていたものが酷くなり挙句の果ては信号の弱さのために今まで見ていたニュースのサイトではヴィデオが繋がらない。  You Tube が見られないということになる。 繋がっていると言っても容量が落ちているのかスピードが落ちているのかどちらかか両方かもしれない。 文字ならば量が少ないので問題はないようだがそれでも Wifi 接続が覚束なくよく切れる。 どうしたものだろうか。 崖の上を毒づきながら歩いている気分になる。 これだけ急に接続が覚束なくなった原因は考えられるのはこの忌々しいスイッチとソケットなのだが頭ではそうだと考えるのだがどこかでまたぞろ安物のイクステンダーとやらに早い寿命が来ているかもしれないとの疑念の雲が湧きかけていて、、、、、、。