暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

鶏を湯灌してから焼いた

2015年08月22日 17時20分42秒 | 喰う

 

野菜スープに何時間か浸しておいたハム用の生豚肉の塊500gほどをその後160度ぐらいのオーブンで1時間ほど焼いたものを昨日の夕食にしており、余った野菜スープを捨てるのはもったいないから今日はそれを使ってスーパーの特売で売っていた地鶏に余分に庭から摘んだセージやローズマリーに加え月桂樹の葉や黒コショウの粒を足して沸騰しないよう90度ほどで2時間ほど鶏を湯灌した。 その後引き揚げてパセリをそのままにしたまま水けをキッチンペーパーで拭い、塩コショウを振りかけた後サラダオイルで鶏をマッサージし30分ほど200度のオーブンでグリルにした。 その周りには赤パプリカ、薄切りの人参と玉ねぎの小粒シャーロットを敷いてサラダオイルを野菜に振りかけた。 別鍋でマッシュポテトの粉をを箱に書いてある通り作れば2分で出来た。 それに粉チーズとバター、ナツメッグを振りかけ茹でたグリーンピースを混ぜた。 

地鶏の肉を如何にしっとりと瑞々しく保つのかが眼目だったけれど、それはともかくとして湯灌の味が少々薄かったのかもしれない。 けれど肉には香草の香りがしみ込んでいる。 魚と同様鶏の味付けは楽ではない。 別鍋でバター、塩コショウだけでソテーにした茄子や生椎茸の味が全体的に薄味の中で普通に増して立ち上がってきたのがその証だ。 鶏の肉がドライにならなかったのがこの日の救いで出来合いのものを買って温めるよりよっぽど旨いのを実感した。


イギリス の ケンブリッジ、ノフォーク、サフォーク州 旅行 (5)ケンブリッジで3時間

2015年08月22日 03時57分20秒 | 日常

 

 

2015年 8月 1日 (土)

前夜12時を周ってパーティーからキャンプ場まで戻ってそのまま眠り、目が覚めたのは5時ごろだったのだろう、とても寒くて枕元に置いてあったフラコンのジョニ赤を一口啜らなければ暖かくならないほどでそれを済ませてまた眠りに落ちた。 8時半ごろまで眠っただろうか。  まだ皆が静かに眠っている中、テントの外に出ると人は朝のシャワーを浴びに向かいまたその建物から出てくるバスローブの人たちを横目で見ながら注文してあったパンとミルクを貰うため、それと昨晩到着した娘のテント代を払うべくタブロイドの新聞を読んでいるお上さんのところに行った。 そのオバサンは昔のコメディー、モンティーパイソンのジョン・クリースが演じた「フォルティータワーズ」で ホテルのマネージャー、バジルの妻シビル・フォルティによく似たはきはきしたタイプの人だった。 このキャンプはすべてが「ちゃんとした」整ったイギリス的で、常連、キャンピングカーのセクションはきれいすぎて少々息が詰まるほどだったのだが我々が案内された外縁の広大な穀物畑に続く周りには殆ど人がいない広々とした芝生には感激するほどの解放感があった。 柵も何もなくそのままなだらかな穀物畑の田舎の風景が続き、遠くにはケンブリッジ大学の研究所のものか大きなパラボラアンテナが見えた。 テントを畳んで出発前にそこからだらだらと続く田舎道の一本道を辿って丘に登りそこで初めてこの辺りの大まかな地形が分かった。 キャンプ場の事務所にはイギリスでもっともすぐれたキャンプ場というような認定書が賑々しく飾られていてそのお上さんが髪型を気にしながらスカしてまたどうぞ、と言った。

夕方4時ごろまでに Stiffkey Marsh に近い海岸の次のキャンプ場、Highsand Creek という家族・友人たちのグループが車で来て百以上のテントを設営し何日か過ごすというようなところに行けばいいわけでケンブリッジからは車で2時間もあれば辿りつける。 だからそれまでケンブリッジの町を見物することにした。

混雑する狭い市内の道路に入って車をショッピングモールの駐車場に入れるには10分ほどノロノロと混雑するところを進まねばならず当然そこで外の歩道を行く御上りさんを眺めていると中国人の団体がやたらうようよしているのに驚く。 市内の地図をもらおうと観光センターに行っても同じことだ。 土産物に取り付く若い中国人で溢れている。 なんともはや、堪らず売店の青年にいつもこうなのか、と尋ねると、今が一年で一番ひどいという。 だから来るなら11月か2月だというのに同意した。 大学ではこんな時期にだれが勉強するか、11月、2月がいちばんいい。 それにこの時期はヨーロッパのどこでも観光地はこうなのだ。 堪らないから取敢えずセントなんとかいうカレッジの中を見学しようとしても同じこと、 賢そうに見える中国人の家族に話しかけたらオランダから来た、というのでオランダ語で話しかけたら通じない。 2年の契約でインダストリアル・デザインの研究のためアイントホーベンに来ていて中国に帰るまでにできるだけヨーロッパを見て回りたいけど時間が、、、、という。 2年だったらだれもそうなると納得した。

町中の喧騒が嫌でそれなら大学の植物園に行って時間を潰そうとそちらの方向に歩いて行き途中のカフェーで下を流れる cam川 を眺めていたらボートに乗って上下する人々で一杯だった。 普段ならのんびりと行き来できる白鳥は今の時期隅に追いやられ迷惑そうだった。  小路を通り人が来ないようなところを縫って大学の裏の雑草が茂るところを辿って普通の道に出て植物園に入ったら大分静かになってのんびりと散歩できる雰囲気に戻る。  カンティーンで肉のパイとエールで昼飯にしたらやっと落ち着いた。 整然とさまざまに植えられた植物を眺めていて縁の大木が植わっているところにあるピクニックもできる4人用の木のテーブルのところで半時間ぐらい昼寝をした。 我が家の子供たちは生えるところに十分毛が生えたいい大人なのにじゃれあって松かさを投げ合って遊んでいる。 息子とは15年ほど前に行ったロンドンのキューガーデンでは広大な緑のあちこちにリスが沢山みられたのだがここでは見かけなかった。 これだけ木があるのにいないとは不思議だ。 けれどこの植物園で感心したのは敷地の芝生だ。 細かく、それはゴルフ場のホールの周りの細かさで流石イギリスだと認識した。 

 一渡り歩いたのでぼちぼち車で北東部海岸に向かうべくまた喧騒の中に入り何処も同じショッピングモールに入り駐車料金を払ってエレベーターに乗るとどこにいるのか一瞬分からなかった。 大きな町ならどこにでもあるようなブランドの店が並びユーロに比べると高いポンドで買うメリットは我々には全くない。 だから今回は誰も土産を買って帰らなかったのではないか。