暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

イギリス の ケンブリッジ、ノフォーク、サフォーク州 旅行 (1) フェリーで渡る

2015年08月05日 21時20分53秒 | 日常

 

先週木曜の夜、息子の小さな車にキャンプ道具一式を積んで家から40分ほど走り大分前にそのあたりを歩いたフック・ヴァン・ホランド港に9時ごろ来た。 そこからセリナフェリーでイギリスのハリッジまで7-8時間かかって出かけるべく所定の時間に来てみれば普通車はすんなり入ったもののトラックのコンテナーは頭から外されて専用の牽引車で積木よろしく積み込まれ10時半の出帆予定が12時近くまで伸びていた。 それまでのんびりデッキに上がり沈む夕日を眺めたりして沖のタンカーやコンテナー船が行き交うのを見ていると流石ヨーロッパ1,2の海運ハブ港だと実感される。 現に目の前の巨大な干拓地にコンテナー港が続々と作られており、年々増えている中国からのコンテナーに対応するといったところのようだ。 シェル石油に代表されるような巨大石油製油所の明かりもガラスの建物のように見え巨大タンカーの運行にはこの港に入るには10km以上前から舵を切らねば間に合わないという長さらしい。 

心配された波浪も全然なく大きなフェリー stena britannica はエンジンの微かな振動のみ感じられるだけで出港してからはほぼ満月の海をイギリスに向かう。

フェリー画像; https://www.google.nl/search?q=stena+line+stena+britannica&hl=jaNL&biw=1735&bih=918&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0CB8QsARqFQoTCOa11MzgkscCFQWVLAodCnYPMQ 

どれ位の車やコンテナーが収容できるのか知らないが車を5列程に何層もあるデッキに並べて我々のキャビンは11階だからクルーズ・シップとは違いエレベーターもなく3階からの登りはかなりきつい。 免税店、大小食堂、パブにカフェ、子供には映画館、大人には小さなカジノまである。 もう長くこういう船に乗っていないので以前に比べるとその「豪華」ぶりには目を見張るのだがなんせ人が多くごたごたした感じでありその中でこの旅でも始終目立ったのは中国人の多さだ。 ことに10-20歳ごろまでの子どもがたくさん群れているのに驚いた。 ことにイギリスの町にいくと30-40年前の日本人団体もかくや、という態だった。 ただ当時からあちこちに出かけた日本人団体は中年以上の男女に若い女性が多かったのではないか。 とくに今回見た中国人の10-20代が群れを成してうろうろあちこちを歩いているということはなかっただろう。 それにしてもこの年代の子供たちに異国を見させる体験は貴重で思い出は一生残り必ず何かの役に立つ。 そういう意味では今海外に大量に来る日本の高校・大学生たちが殆ど見られなくなり、彼らの将来がほとんど内向きになるだろうとも思い中国人の若者があふれていることに比べて憂うものだ。

中に入ってラウンジや免税店を覗いても別段買うものもなく夜景を見乍らビールを飲んでから自分のキャビンに落ち着いた。 ゆったりした二段ベッドが二つある4人部屋に3人、シャワーを浴びて寝床に入ってうつらうつらしているとじきに眠りに落ち次は早朝のハリッジだった。