暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

在外投票と姑への御機嫌伺い

2014年12月04日 21時56分48秒 | 日常

第47回衆議院総選挙の在外投票のためにハーグの大使館に行った。 昨日公示で今日から日曜までがオランダでは在外投票期間だそうで、暇ではあってもなんやかやある自分のスケジュールでは今日を除いては都合が悪く、だから手短に済ませるべく午後車で出かけた。 日本大使館近くのスリナム大使館の前に小さな広場があってそこにこの20年ほど何かあると駐車しておいてそこから少し歩くのだがこの2年ほどずっと工事中でそこが駄目だと路上駐車する場所を探すのに苦労する。 今回もそこから大分行ってやっと一つだけ空いているスペースに車を押し込んでそこから5分ほど歩いた。

領事部の小さなスペースは今日は在外投票をする人たちが絶え間なく訪れていてもう10年以上こういう機会にここに来て投票しているのだが投票に来る他の日本人に会った事があまりないので今回一度に3人も4人もいるのには驚いた。 日本に自分の住所がないので自分の在外選挙人証を発行した本籍地の選挙管理委員会の住所を封筒のあて先に記入してその封筒に投票を納め封印して係員に渡しそれで手続きは終わる。 大使館を出るとその前がイラク大使館でもう20年ほどその建物の窓はアルミのシャッターで閉ざされていて湾岸戦争中にここに来るたびにその国のことを思い、無機質なシャッターがやたらと目に付くハリネズミのようなイメージを持っていたのだが今日初めてその窓がすべて普通の瀟洒な西洋建築のガラス窓として眺められるようになって、その中々味のある建物の姿を本来こういう姿だったのだと改めて眺め観たのだった。 日本大使館の建物よりは親しみが湧く。 

ハーグから高速で姑のところに御機嫌伺いに出かけた。 洗濯物を届けに行っただけの話なのだけれど着いて暫く四方山話をしていても普通ならお茶かコーヒー、どれがいいのか、という言葉がない。 すると、妹の夫婦が来ることになっているからそのときに一緒にお茶にしようと思って、というのでその言葉をきっかけにそこを引き揚げた。 その叔母夫婦は気のいい人たちなのだが話が長いしその村の噂話を聴いても興味がわかないのと晩の買い物をするつもりだったからそれが口実になって体よく半時間ほどをすり抜けた。 

4時前で外気は1℃だった。 一日中鉛色の空の下、気分も晴れない。 これといった写真も撮っていないので10日ほど前に仕事場から帰宅途中に撮ったものを載せる。 


え、1年半ぶりの寒さ?

2014年12月04日 00時13分48秒 | 日常

 

 今日も寒かった。 5時を周って仕事場から帰宅するとき部屋の明かりを消して外を眺めると窓枠に白いものがついていて、あれ、雪でもないものを、と思ってみたら部屋と外気の温度差で窓ガラスの枠が曇っていたのだった。 雪が降ったらそんな風に窓枠についてクリスマスのデコレーションのようにみえたり、何年かに一度の厳寒の折には水滴が凍ってそういう風になったりするのだが今の時期、暖かい11月が済んで今の時期にこんなことはあまりないことだ。 それだけ寒いということだろう。

8時のニュースのあと、天気予報で今日は特に寒く、零下にはならなかったもののすれすれのところだった、前回の冬は比較的温かかったから今の時期今日のような低気温は記録されおらず、1年半ぶりの寒さだったと言った。 ふうん、そんなものか、と思ったものの家人と顔をあわせて、え、1年半ぶりの寒さ? と首をかしげた。 12月の一年前は12月、それから半年前は6月ではないか。 いくら寒冷のオランダでも6月に昼間0℃や1℃はないだろう。

予報官のロジックを考えてみた。 半、と付けるところがミソなのだろう。 1年でもない、2年でもない。 半なのだ。 彼は今の時期の気温のことを比較して言っていたのであって日中0℃や1℃は1月2月には普通なのだから12月以外にはないだろう。 だから腑に落ちない。 半になりようがないのだ。 半を月の半ばととらえて混濁したのだろうか。 例えば正確には一年と半月、と言う風に。 それなら納得できるのだが、それなら大抵はほぼ1年ぶりと言えばそれですむところを気象官の正確さとそれを一般に伝えるときの「ほぼ」を正確に言おうとして思わず半をつけて1年半になってしまったのだろうと推測した。 それでも分からない。

正確に言えば日本語では1・年・半と続くのだがオランダ語では anderhalve・jaar なのだから 1.5・年 であって、1秒の何十、何百分の1かの間に、1年と言ったあとに半を付けるというというロジックではなく、はじめから1.5が出ているのだ。 だからそれを聴く我々はえ、1.5だったら、、、、夏だな、、ということになるのだ。 いつもの事ながらその後も訂正のメッセージもなく人々は1年前でもない、2年前でもない、その間の年、というのはナンなんだ、と首をかしげながらコーヒーを一口啜ることになるのだろうか、それとも自分のように食後の胃に頭から血が降りてきてその作業のため休業中の脳が居眠りをしながらそんなものかとただそのまま聞き流しているのだろうか。 

けれど今晩はそのまま居眠りもできず、夜中に凍るというのなら夏には庭の水撒きをしたホースを外して来年まで、いや0.5年先まで、いや0.5年先も来年か、それまで物置に仕舞っておき、それ以上に大事なのは水道管の水を抜いておかなければならないことで、だからそのために冷たい外気で眼を覚ますかとえっちらおっちら重い腰を上げる。