暇つぶし日記

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イスタンブールの旅 (1) ボーイング737-700

2013年01月30日 01時12分42秒 | 日常


イスタンブールへ8日間行ってきた。 正月4日から10日間日本へ里帰りし、オランダに戻って一週間、その後8日間のイスタンブールの旅だったから何だか妙な気分だ。 それぞれその場所に落ち着いたかと思うと次の場所に移動ということの繰り返しだったからだ。 日本往復では400人ほどのKLMジャンボ機だったものがイスタンブールまでは通路を挟んで三人掛け23番までの140人ほどの小さなKLMボーイング737-700で、行きの4時間ほどは今まで経験したことがないほどの機内温度で外気マイナス5℃ほどに慣れていた身体には暖房を止めてくれと言いたいほどだったのだがそれも着いてからの何日かが15度ほどにもなる陽気に見合う通過儀礼とみれば納得の出来ないことでもなかった。

出発前夜までの積雪のこともあり飛行場まで高速で行こうかそれとも積雪で混乱する朝のラッシュアワー時を避けて確かな電車で行こうかと迷いネットの情報から飛行機が飛んでいることを確認して電車で行くことにして息子に駅まで送ってもらったのだが駅の方が混乱していた。 間引き運転に加えて自分の乗るはずの列車が来ない。 15分ほど待ったのだが来ないのでプラットホームに溢れる乗客たちも電車を見限ってか駅を離れるものも見られ息子に電話し再度車で今度は高速をスキポール空港に向かった。 空港についてボードを見ればイギリス、アイルランド方面は全て欠航、その他は遅延という風になっていて結局3時間送れて飛んだ。 とにかくやっと飛んで安心したもののこの狭い機内に押し込まれた乗客たちはすでにかなり疲れていた。

明るいうちに着くはずのものが飛行機が高度を下げイスタンブールに着陸するころには既に暗くなっており、眼の下にはビーズを散りばめたような町の光が見えるその手前の水の部分がボスポラス海峡のはずだ。 イスタンブールがどういうところかも知らず、これがただ結婚25周年の祝いにもらった旅だったから、そこがどんなところか見当もつかず、ただそこがヨーロッパとアジアの結節点であることとヨーロッパ中にいる移民のうちでモロッコ人と並んで多いトルコ人の国だというくらいの知識しかなくどのように8日間を過ごすかも全て家人まかせだった。