暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

雁が道路を塞いで、、、

2012年04月04日 02時43分35秒 | 日常
ちょっと郊外まで出ることがあって車で走っていた。 ロータリーのところで車が渋滞している。 どうしたものかと大分後ろから見ているとそのまま動き出しノロノロと前の車に着いて行った。 すると大分向こうに何羽もの雁がうろうろしていてそれが道路を塞いでいるのだ。 野生のアヒルなどなら簡単に追えばいいし、それをしなくても勝手に退くような種類のものだ。 鴨が何羽も一列に道を横切っていくのに出くわし、暫く車を停めて見ていたことが何回かあるけれど野雁は初めてだ。 この雁は始末が悪い。 というのは誰かが道端にパンくずか耳を棄てたのだろう。 小さなこんもりとした山が出来ていてそれに群がっているわけだ。 道の反対側からそれを目指して身体をユサユサ振りながら歩いてくるのもいるし、仲間内で取り合うようなこともしている。 長いくびの上のくちばしを開けて右に左に頭を振ってガーガーと声を張り上げ他のものを威嚇する。 

雁は大きいから人にもアタックして始末が悪い。 結局待たなければいけないということだ。 小さな工業団地みたいなところではその一帯が夜には無人になるのでそういう工場の敷地にはこういう雁を何羽も放し飼いにしてあるところがある。 誰かが夜分に入ってくればそれに向かって攻撃をかけるような性格だからだ。 私はそういう中小企業の工場を持っている男を知っていてそれを実際に見たことがある。 ドーベルマンを放し飼いにしておけばいいのに、というと、雁を2,30羽飼っているほうが効率がいい、と言った。 4,5匹のドーベルマンを放っておいても簡単に毒殺されるおそれがある、その点、雁なら3,40羽にはどうすることも出来ないから、という答えだった。

このところガソリン料金が上がっている

2012年04月04日 01時40分31秒 | 日常

車はなるべく使わないようにしている。 同じ町に仕事場があり、日常の生活は比較的静かなものだから車にはあまり乗らない。 小さな買い物は自転車で済ませ、かさ高いもの、重いものなどはまとめて買うようにしてそういうときには車を使う。 道楽の射撃には近隣の町まで出かけなければいけないので車を使う。 家人の両親のところには一週間に一度ほど家人か自分、若しくは子供達が様子を窺いにいくので往復で70kmほど走るだろうか。 こういうことはあるけれどこの頃はあまり長距離を走らない。 けれど息子が時々フィールドホッケーの遠征試合にでかけるのに相乗りで行くことがある。 そういうときは時には相乗りのメンバーがガソリン代を負担することもあり、しないときもある。 こういうことから自分で満タンにするのは3週間に一度ほどかもしれない。

今日はまだ7,80km走れるけれどゲージが一番下の区域に入りかけたので満タンにした。 約46L で85ユーロ払った。 約9300円だ。 リッターが1.85ユーロ、約203円。 このところガソリン料金の高騰が著しい。 何ヶ月か前にリッター1.70ユーロの時に高くなったものだ、と思ったのだがそのときには今の事情を予想しなかった。 

あるものに言わせれば石油会社が利を貪っているのだ、中東の事情、為替で損をしたといえば値段を上げ、為替で利を占めても下げない、世界の各地で環境汚染を起こしそれにかかるコストを料金に乗せているのだ、企業間の価格協定はあるもののそれを政府はどうすることも出来ない、というような声も出ている。 現に不況で各会社の経常利益が下降傾向なのにシェルは10%以上の利益をあげているではないか、とも言われる。 それに消費税19%だ。 今うちに来ているペンキ屋と昼のお茶のときに世間話をするのに、彼らは牽引車のキャラバンをひっぱってフランスやスペインにバカンスで出かけるけれど必ずルクセンブルグを通ってそこで満タンにして行く。 あの国は消費税が低いのでガソリンが非常に安いからだ。 我々も何年もそうしてきてルクセンブルグの通り抜け国道のガソリンスタンドはいつもそういう車で混みあっており、あの国も外国から給油しに来る外国ナンバーの車で潤っていることも承知している。 オランダの代表的な石油会社はマルチナショナルのシェル石油だ。 本来なら自国のものを使うのが愛国的ではあるのだがシェルは環境問題、アフリカでの行いには評判が悪いのでもう20年以上使わない。 それで他の安い石油会社のものを使うけれどそれがBPだ。 家の近所で比較的安かったからだ。 安かった、と過去形で書く。 1年ほど前まではそうだったが今は他社とあまり変わらなくなった。 BPはイギリスの会社で何年か前にメキシコ湾で大量の環境汚染を起こし多大な損害を与えている。 それに対する損害賠償金は莫大である。 そういう意味ではシェルとあまり変わらない。 

とにかく車に乗るものは何があってもどれかの石油会社に頼っているからその声は弱いものである。 その関係は我々と電気会社との関係に似ているかもしれないがオランダでは電気会社には様々な競争があってその料金がかつてのものからかなり下がっているといわれているものの、原子力発電に頼る率は無視できなくて、環境問題に関しても憂慮は免れ得ない。

消費税の19%は高いもののそれが我々に還元されるのなら幾分かは痛みを分け合うことができるだろう。 道路税にガソリン税、それらはかなりの部分を交通インフラ整備に使われるから今の経済不況下、道路整備が出来て高水準の高速道路網を無料でつかえるのだからムキになって消費税には反対しないようだ。 

4年ほど前にオーストリアのバカンスに出かけたときはドイツやオーストリアのガソリンスタンドで1.35ユーロぐらいだったのを憶えているけれどそれまで長くそういう値段で続いていたからそれに慣れていて、だからこの昨今の高騰に驚くのかとも自問するけれど、それでも高くなったことは事実だ。 だから次の車は燃費がよくて環境にすこしは優しく、だから自動車税も少しは安いものを捜さねばと思う。