アフター・ウェディング (2006)
原題;EFTER BRYLLUPPET
英題;AFTER THE WEDDING
119分
製作国 デンマーク/スウェーデン
監督: スザンネ・ビア
出演:
マッツ・ミケルセン ヤコブ
ロルフ・ラッセゴード ヨルゲン
シセ・バベット・クヌッセン ヘレネ
スティーネ・フィッシャー・クリステンセン アナ
クリスチャン・タフドルップ クリスチャン
フレデリック・グリッツ・アーンスト マーティン
クリスチャン・グリッツ・アーンスト モートン
イーダ・ドゥインガー アネッテ
死期が迫った一人の資産家が愛する家族のために決断したある計画と、それに巻き込まれた男女の葛藤と運命の行方をミステリアスかつ感動的に描くヒューマン・ドラマ。監督は「しあわせな孤独」のスザンネ・ビア。
インドで孤児たちの救援事業に従事するデンマーク人、ヤコブ。運営している学校の財政難に頭を悩ますヤコブのもとに、デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の資金援助の申し出が舞い込む。そして面会したいというヨルゲンの求めに応じて、久々に故郷デンマークへと戻ったヤコブ。面談を無事終えたヤコブは、ヨルゲンから週末に行われる娘アナの結婚式に強引に招待され、断り切れずに出席することに。ところが、そこに待っていたのは思いがけない人との再会、そしてさらなる衝撃的な事実だった。あまりのことに激しく動揺するヤコブだったが…。
上記映画データベースの記述と下記ウィキぺディアの項が本作に関してある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
週末の深夜映画としてオランダ国営テレビ放送で放映されたものをオランダ語の字幕で見た。 主演のミキルセンをボンド映画で観たときはこれはいい役者かもしれないと感じたのがここにきて実証された。 彼の他ははじめて見る俳優ばかりだったので先入観なく話に入りミキルセンについてまわる不思議な雰囲気と本作での役柄が一層この役者の資質を立ち上がらせて彼に対する興味が深まった。
人は誰でも死んでいくし、先日報道されたように自分でミイラになると家族を部屋から締め出してそのまま30年間、白骨化した一方、日本一の長寿として顕彰も年金も受給され続けてていた例もあるように、自決してそうなれば本人も本望であったものを本作の資産家のような普通の死もあり、それが我々に起こることの蓋然性は自分でミイラになるよりはるかに高いのであって、その間にある主人公の屈託が我々を打つのだ。 けれどそれもかなり勝手な部分もあり、他人の死に無理やりつきあわさせられるどこかプーチンを思わせるミキルセンの虚無が死んでいくもののに対照して我々をひきつけるだ。 本作中での様々な登場人物の眼のアップが口ほどにものを言っている。
原題;EFTER BRYLLUPPET
英題;AFTER THE WEDDING
119分
製作国 デンマーク/スウェーデン
監督: スザンネ・ビア
出演:
マッツ・ミケルセン ヤコブ
ロルフ・ラッセゴード ヨルゲン
シセ・バベット・クヌッセン ヘレネ
スティーネ・フィッシャー・クリステンセン アナ
クリスチャン・タフドルップ クリスチャン
フレデリック・グリッツ・アーンスト マーティン
クリスチャン・グリッツ・アーンスト モートン
イーダ・ドゥインガー アネッテ
死期が迫った一人の資産家が愛する家族のために決断したある計画と、それに巻き込まれた男女の葛藤と運命の行方をミステリアスかつ感動的に描くヒューマン・ドラマ。監督は「しあわせな孤独」のスザンネ・ビア。
インドで孤児たちの救援事業に従事するデンマーク人、ヤコブ。運営している学校の財政難に頭を悩ますヤコブのもとに、デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の資金援助の申し出が舞い込む。そして面会したいというヨルゲンの求めに応じて、久々に故郷デンマークへと戻ったヤコブ。面談を無事終えたヤコブは、ヨルゲンから週末に行われる娘アナの結婚式に強引に招待され、断り切れずに出席することに。ところが、そこに待っていたのは思いがけない人との再会、そしてさらなる衝撃的な事実だった。あまりのことに激しく動揺するヤコブだったが…。
上記映画データベースの記述と下記ウィキぺディアの項が本作に関してある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
週末の深夜映画としてオランダ国営テレビ放送で放映されたものをオランダ語の字幕で見た。 主演のミキルセンをボンド映画で観たときはこれはいい役者かもしれないと感じたのがここにきて実証された。 彼の他ははじめて見る俳優ばかりだったので先入観なく話に入りミキルセンについてまわる不思議な雰囲気と本作での役柄が一層この役者の資質を立ち上がらせて彼に対する興味が深まった。
人は誰でも死んでいくし、先日報道されたように自分でミイラになると家族を部屋から締め出してそのまま30年間、白骨化した一方、日本一の長寿として顕彰も年金も受給され続けてていた例もあるように、自決してそうなれば本人も本望であったものを本作の資産家のような普通の死もあり、それが我々に起こることの蓋然性は自分でミイラになるよりはるかに高いのであって、その間にある主人公の屈託が我々を打つのだ。 けれどそれもかなり勝手な部分もあり、他人の死に無理やりつきあわさせられるどこかプーチンを思わせるミキルセンの虚無が死んでいくもののに対照して我々をひきつけるだ。 本作中での様々な登場人物の眼のアップが口ほどにものを言っている。