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いつでも君のこと好きだったよ

大阪・関西万博のこと(5)息子とふたりで行く場合

2025-06-11 21:45:32 | 日記
 このあいだの日曜日、息子と万博に行ってきた。

 ボランティア以外で行くのは3回目。

 東ゲートで40分ほど待ち、入場。並ぶの嫌だとか言われつつ。並ぶのが万博、と思いながらも今回は極力並ばなくていいプランを考える。

 息子は中国文化に興味があるので、まずは中国パビリオンをめざす。歩いている途中でカナダパビリオン前でイベントをやっていて(万博のパビリオン外でもいろいろやっているのだ)、カナダ人の関係者の人が話をしていたのを立ち止まって聞く。海上保安庁のマスコット2匹、みゃくみゃく、カナダパビリオンのビーバーのマスコット、隣のポルトガルのマスコット、あとキティちゃんの下半身が人魚みたいなマスコットがずらりと並んでいた。ゆるきゃら勢ぞろいと言った感じ。

 どうぞ写真をといわれて撮る。撮っていたら、みんなでWAVEを作りましょう!と誘われて、カナダ人やゆるきゃらたちや観客含めてみんなで手をつないで大きな輪を作ってなんどかWAVEをやった。「楽しいやん」と、ちょっと機嫌がなおる息子。

 それから中国パビリオンがすいていて20分ほど待ったら入場できた。チェコパビリオンの屋上から何度か見ていて、気になっていた。竹に刻まれた漢字。インパクトがある。

 

 ネットでは中国パビリオンは外観はいいけど内容はいまひとつという人がいたけれど、価値観は違うから。自分でちゃんと見てみないと、と思う。並びながら、あの漢字の意味はなんやろと言ったら、息子がスマホで調べてあれは論語で意味は・・・とひとつひとつ教えてくれる。便利だ。ちっとも退屈しない。

 中国パビリオンはすごくよかった。万博のパビリオンのイメージどおり。五千年の歴史を辿る展示物や四季の中国の暮らし。展示の仕方も3Dで、指先で自由に陶器の裏側とか内側とかひっくりかえしたりして見ることができる。書物の展示もページをめくってみれるよう工夫してある。

 展示物1つに対して一人が楽しめる形式なので、大勢の客には向かない展示方法かもしれないけれど、興味のあるひとは立ち止まって隅々まで観ることができていいなぁと思った。

 あと、自分で好きな言葉や漢字を提示して、中国人の職人さんに古い書体で墨で書いてもらうコーナーがあって、そこには人がたくさん並んでいた。私たちは書いてもらわなかったけれど、子供もいて、とてもいい思い出になるだろうなと思った。

 それからやはりチェコパビリオンには行かなくちゃと思って、チェコへ行く。レストランが空いていたので並ぶ。5番目くらいだったので20分くらいで入れた。ラッキー。時間は11時30分。

 燻製ポークのクネドリーキと鴨のローストのクネドリーキ、デザートからはパンを練乳のうすいようなソースに浸したデュカ・バンズとリンゴジュース、ジンジャエールを注文した。

  

 ををを~ この味、チェコの味だねぇ。クネドリーキはジャガイモで作った豚まんの皮のようななかにポークとか鴨のローストが挟んであるもの。添えられた紫色のキャベツも酢っぱくておいしかった。

 お腹も心も満たされてチェコパビリオンに並んで入る。屋上からの風景を見た後、雨が降る前に大屋根リングに上ろうということでのぼる。

 リングに上ったら、下を万博の巡回バスが通っていくのが見えた。バス好きの息子はカメラを向けながら階段を降りていく。いまのぼったところなのに~
階段を降りたところでは、「檜皮屋根葺き替え」の実演と体験というのをやっていた。みなさんも檀上へどうぞといわれ、私も息子も檀上へ。竹の釘をつかって檜皮を留めていく作業の体験を息子はやらせてもらってまんざらでもなさそうだった。

 

 そのあと、隣の建物で誘われるまま「鯰おさめ」の神楽を観たりする。

 そして、アジェルバイジャンパビリオンのレストランでケーキセットを食べ(アジェルバイジャンのケーキは売り切れで日本のケーキだったけれど)、インドネシアの前でやっていたダンスに加わり、ベルギーパビリオンを見て、マルタパビリオン前でフティーラという温かいハンバーガーのようなサンドイッチのようなものをテイクアウトして、雨を避けながら食べた。

 
 

 フティーラはおいしいときいていて食べたかったので。ベーコンと卵、ツナと卵をひとつずつ。作り立てのほかほかでおいしかった。ベーコンのほうが作っている最中で、待っているあいだ、マルタの人が日本語で「どこのパビリオンがよかった?」とか「きょうはまだ空いているほうだよ」とかにこやかに話しかけてくれたのもよかった。

    そのあとコモンズA(小さい国が集まったパビリオン)をめぐる。トリニダード・トバゴの大きなお鍋みたいな楽器で音を鳴らしたり。思ったより深い音だった。

 夕暮れのことはこのあいだ書いたとおり。夕暮れをみたあと、ポルトガルパビリオンでシャンとして帰った。海との共存。ここはいつも自然から問いをつきつけられる気持ちになる。楽しむだけの万博ではない。大切なものを確かめるためのイベントでもあることを心に刻んで帰路につくのだった。

 今回は体験型の万博を楽しんだ感じ。並んでいるといろんな音楽も聞こえてくる。広場で吹奏楽の演奏をしていたり、サウジアラビアの楽器の演奏があったり、アジェルバイジャンの音楽って初めて聴いた。そのたびに、息子はスマホで曲名とか作曲家のことを調べて教えてくれる。その国の花のこととかも。

 30分とか多くても40分くらい並んだりしたけれど、へえとかふうん、そうなんやとか、解説をきいていたらすぐに時間が経った。

 万博は誰と行ってもそれぞれに楽しみかたがあるんだなと思った。

 
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