母の誕生日

　３月５日は母の誕生日。まぁ、私の誕生日とも近いということで、この土日は妹といっしょに実家へ泊まってきた。

 

　きのう１４時ごろに実家に着くなり、激怒モードになる。 先週、母に送った化粧品、どこにいったかわからないという。受け取ったって電話で言ってたよ、といっても、そうだったかなとかいう。がっくり。２週連続で実家へ行くのは決まっていたけど、クレンジングがまったくなかったから、すぐに必要だろうと思って、自宅受け取りにしないで、実家へamazonから送ったのに。はああ。家にいるのに受け取れないという事実をつきつけられて、「もうだめやね」とか言ってしまう。せっかくお祝いに集まったのに。

 

　「きょう、宅急便がくるから受け取ってね。化粧品がいくからね」と、月曜日に会社から何度も電話したのに。午前中は買い物いかないで受け取ってねとか、昼休みに電話したときまだ届いていないというので、遅れてるのかな、悪いけど午後からも家にいてくれる？　と母に頼んで、会社から帰るときに電話したら受け取ったよって言ってたのに。そうだ、その日、自宅に帰ったら、留守電に父と母がかわるがわる「きょうは何時にくるの？」「心配しています」とか４件も入っていたのだった。たぶん、宅急便がくる、からいつのまにか千鶴がくる、ということになって待っていたようだ。

 

　そういう勘違いとか行き違いが日常茶飯事になってきている。

 

　父には先週法外な値段でトイレ修理をしたことを責め立てた。去年は二階のトイレ。あれだけ勝手に業者を呼ばないよう注意していたのに。それで、今回は両方のトイレに「トイレがつまっても業者を呼ばないこと！　すぐに娘に連絡すること！」という貼り紙を作っていって貼っておいた。

 

　ひとりだったらもう泊まらずに帰るところだけれど、妹がきていたし、せっかくケーキも早起きして買ってきてくれたから思いとどまる。

 

　電気圧力鍋がまたまた活躍。かぼちゃの煮物をセットして、妹と銀行へ行き、買い物をすませて帰ったら、完成していた。つづいてビーフシチューの準備。妹はサラダを作り、私は翌日の昼の塩やきそばの具材を切ったり、翌日の夜の分のイワシの甘露煮のイワシの下ごしらえをする。料理をしていると集中できて（親と話さなくていいから傷つけることもいわなくてすむからちょうどいい）気持ちが落ち着いてくる。

 

　１６時半くらいから父がお風呂に入り、続いて母が入り、１８時半くらいから夕ご飯。ケーキも食べて、母もとても機嫌がよかった。それからイワシを炊きながら、掃除スイッチが入って、布巾や台拭きをすべて手洗いし、急須やポットの茶しぶをとり、排水溝のにゅるにゅるもがんばって掃除した。妹もキッチンのごちゃごちゃを整理してくれた。それからゆっくりお風呂。イワシもうまくできたし、なんかやった感が漂う。

 

　両親が寝た後、妹とやっとひといき。このあいだの入試問題を妹が朗読（とちゅう、笑いながら）してくれたり、NHKラジオ第二らじるらぼの木曜日の錦見さんのコーナーの聴きのがしをきいたりする。それから私が書いた書評を読んで、「解説を読んでると歌がよく見えてくるよ、うまく書いてる」と言ってくれたのでほっとした。このごろ人と会わないから、ちょっと読んでみて、って言えるひとがいなくて弱ってたところだったんだ。助かる。

 

　寝る前は私のいつものクリーム三昧を妹にも味わわせる。確かにいい匂いがして眠くなるねぇ。でしょでしょー。

 

　今朝は朝食後、先週から残っていたいよかん４つをジャムにしようと圧力鍋にセットしたあと、ふたりでホームセンターに行き、キッチンマットやトイレットペーパーホルダー、三またコンセントなど便利グッズを買う。キッチンがかなりすっきりした。母は腹痛がするとかで体調がよくなくてずっと寝ていた。ふーむ。

 

　それで父と３人でお昼を食べて、ケーキの残りをたべ、ハーゲンダッツの新製品！を食べて帰路についた。帰り際にまた父を叱ってしまって、帰ってから猛省。帰宅してからはお墓参り。義母の月命日だったのだ。

 

　はー。土日が一番多忙。　夜は回転ずしにした。　明日の夜はやさしい気持ちで親に電話できますように。