ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

忘れない

2012-03-11 | news

東日本大震災から今日でちょうど一年が経った。
午後、窓の外から市のアナウンスが聞こえたので耳をそばだてた。
聞き取りにくかったが、もう少しで「その時刻」となる。黙祷の時刻を知らせていたのだろう。
テレビでの被災地生中継番組をつけたまま、画面の中の人々と共に黙祷した。
今日初めて知った震災当日のあるエピソードに、あの日が昨日のようによみがえった。
一年のあいだ、すこしずつ情報が整理されてはきたが、首都圏直下型の予想等を聞くにつけ明日は我が身の恐怖から逃れられないでいる。ただただ運命に従う以外はない被災者の姿は明日の我が身であるかもしれない、と心から感じること、あの日、抱いた気持ちをずっとずっと忘れずにいること。、防ぎようがない天災の前で人は知恵を出し合い手を携えて助け合うしかないだろう。

今日の天声人語、以下の部分が脳裏に深く刻まれた。

▼被災地ばかりでなく日本全体にとって、「3.11以前」はもはや戻れぬ対岸になってしまった。振り向けば橋は消えて、隔てる川の流れは深い。だれもが心細い肩を寄せ合いながら「絆」という焚火に心の手をかざしてきた一年だったように思う。

同時に、1月17日の朝日新聞で読んだ記事を思い出した。
17年前、阪神大震災を体験した13才の少女は、結婚して陸前高田市に移り住み、昨年3月に、逃げ込んだ市民会館で津波に飲みこまれ29才の若さで
逝った。それも妊娠3ヶ月だった。
彼女、朋さんが一昨年2月に陸前高田市で開催された福祉の講演会で、突然の指名にもかかわらず落ち着いた声で朗読した詩が「最後だとわかっていたなら」だった。

2001年の同時多発テロの時、追悼集会でも朗読され、世界中で有名になったこの詩は米国人女性、ノーマ・コーネット・マレックがわが子を亡くした時に書いたとのことだが、ノーマももはやこの世にはいない

 

「最後だとわかっていたなら

(作・ノーマ コーネット マレック / 訳・佐川 睦)

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても
分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための 
ほんのちょっとの時間を
どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも
いつまでも 大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう そうすれば
もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

 


“If I Knew It Would Be the Last Time”

If I knew it would be the last time
That I’d see you fall asleep,
I would tuck you in more tightly
And pray the Lord, your soul to keep.

If I knew it would be the last time
That I see you walk out the door,
I would give you a hug and kiss
And call you back for one more.

If I knew it would be the last time
I’d hear your voice lifted up in praise,
I would video tape each action and word,
So I could play them back for one more.

For surely there’s always tomorrow
To make up for an oversight,
And we always get a second chance
To make everything right.

There will always be another day
To say our “I love you’s”,
And certainly there’s another chance
To say our “Anything I can do’s?”

But just in case I might be wrong,
And today is all I get,
I’d like to say how much I love you
And I hope we never forget,

Tomorrow is not promised to anyone,
Young or old alike,
And today may be the last chance
You get to hold your loved one tight.

So if you’re waiting for tomorrow,
Why not do it today?
For if tomorrow never comes,
You’ll surely regret one day,

That you didn’t take that extra time
For a smile, a hug, or a kiss
And you were too busy to grant someone,
What turned out to be their one last wish.

So hold your loved ones close today,
And whisper in their ear,
That you love them very much and
You’ll always hold them dear.

 


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