久しぶりに駒場の友人宅に出かけました。そのあいだ、私の方は母の入院や施設への入居、その後の入退院、それに家のリフォームなどがありました。彼女の方は初孫の誕生、息子さんの結婚など、それぞれ家庭の中での変化がありました。電話では何かとお話しているので、お互いのことはだいたいわかっています。年の差が一回り以上離れたご主人の体調のことなどで、このところ遠出が難しいのだけど、是非今度ランチでも一緒にしましょう、と言うので、駒場まで行くわよ、といいながら、なかなか実現しませんでした。今回の電話では、ご主人が骨折で入院中で長引きそうだとのこと。毎日夕方ごろ病院に行っているが、それまでの間なら大丈夫なので是非会いたいとのことでした。家に来てくれた方が落ち着いてお喋りできるし、この辺でいいならすぐ近くにレストランもあるし、というので、もちろんOKよ、と即答。やっとその日を迎えることができました。 駒場東大前で降りると、こんな案山子が!案山子コンクールですって?
まずはご自宅でお茶をいただきながら近況報告。子供が巣立って夫婦二人になったところで片方が入院すると、大きな家に一人っきりになってしまい、年齢的にも今後のことを考えてしまうようです。つい数年前まで、ご自分の母親の介護のことで大変だったのに、一つが終わるとまた一つが現れる。嬉しいニュースも、辛い出来事も、自分の行動や判断に関係なく廻ってくるものですね。
この奥に入っていきますと・・・
表側の巨大な建物を抜けると、昔はこうだったのかな、と思われる風景にかわりました。学生寮とかがあったのでしょうか?写真に写っていない、手前の建物の一部がレストランです。(レストランの正面は撮り忘れました。) 以前は何も飾っていなかったけど、という、壁面には大きな油彩画があちこちに掛けられていました。オーナーの趣味とか。それがなければかなりクールな内装ですが、とにかく天井がきもちいいほど高い!
メニューからピザともう一品、豚肉のなんちゃらかんちゃらを選び、サラダとコーヒーのセットにして二人で半々に頂きました。どちらもボリュームがあり、とても美味しかったです。レストラン「Capo Pellicano」のHP
お互いの若い頃のイメージがばっちり浮かぶ学生時代の友人とのおしゃべりは尽きません。子供たちも年齢が似通っているし、どちらも子供の小さい頃を知っているので、あの子がこうなったんだ、とか、美人だった友人もこうなるんだ、などなど、自分はさておいて、尽々幾年月の流れを目の当たりにしたことでした。老いるのは誰にも訪れる自然現象ですが、ちょうど今の私たちの年代あたりが特に、~もう元には戻れないという明白な諦め~を、痛烈に感じるのかもしれないな~と思っています。ブログを始めた10年近く前とは、悲しいかな、はっきりと違うのです。でも・・・はい。引きこもりませんからね!
さて。お食事は彼女の奢りでした!わざわざここまで来てくれたから、っていうのだけど、私にとっては、行きたい街に行けるのは楽しみの一つなんですよね。デザートは家で食べましょう、というので、またお邪魔して美味しいティラミスと紅茶をいただき、彼女が病院に行く時間までゆっくりお邪魔してしまいました。
帰りは日本民芸館の前を通り、一瞬入ろうか迷いましたが、閉館時間が迫っていたのでやめて駒場公園の中をお散歩しました。閉館ギリギリの日本近代文学館に、ユニークなカフェ「カフェ文壇》があることを知りましたが、あまりにも閉店時間が早い!又、途中の道端でカメさんを発見したり、と、一人歩きも楽しめる駒場界隈でした。(10/10のことでした) (7年前の駒場での記事はこれです。やっと見つけました~!テンプレートを変えるごとにレイアウトが崩れていくことがわかりました。もっと考えてテンプレートを選ぶべきでしたが、そんな事知らなかったので、だいたいが崩れたようです。涙) |