ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

自転車で、海へ!

2007-03-24 | weblog

      
                             ・・・ 高洲海浜公園 ・・・

「暑さ寒さも彼岸まで」 と言われますように、やっと寒さから解放されそうです。
今年は暖冬だったとはいえ、3月に入ってからの寒さのぶり返しは身に応えました。
とは言っても「○○は風引かぬ」諺通りの私ってどうなっているの?参っちゃうナァ。

彼岸の入りの日曜日。強風の中を、わが町の墓地公園までお墓参りに行ってきました。
息子はバイク事故で亡くなった友達のお墓を、ここを訪れる度に探し捲ります。
ものすごい速さで墓石が増え続けているので、父のお墓以外は、位置番号を覚えて
おかないと大変なんですが、それをしない○○もいるんですよね。
お中日には東京の祖父母のお墓をお参りし、親戚の家、2軒にも立ち寄ってきました。

母と一緒の移動は全て車だし、普段でも車で通勤の身。常に運動不足に悩まされます。
そうだ、チャリンコで走ってこよう!と思い立ち、お参りのあと、一人海へと突っ走りました。
ファウンテンテラスホテルの隣の総合公園を海の見える所までいき、さらに建築中の
パークシティグランデ新○○方面へ。ここはマンション、ホテル、介護付き有料老人施設、
商業施設棟などで出来た巨大な複合型施設。

     
                      
                   これはM不動産のHPから拝借の【完成予想イメージパース図】

川と海に囲まれた理想的な立地条件です。アァ~、きれいな所に引越ししたいなぁ。
車とちがい、自転車だと何でも目の前で見れるし写真も撮れるし~と喜んでいたら、
またまたデジカメの充電が不足気味でした。完成間近と言える位出来上っていましたね。

 
               ↑
ただ、外壁面がカラフルなのには驚きです。川に面しているのが左側、海側の建物は
ホテルになるのでしょうか?川側より低層で、真っ白い壁に何色もの明るい系統の色が
アクセントになっています。こういうのって、、、ま、好き好きですか。
商業施設はどんな風になるのかしら~とあれこれ想像しながら高洲海浜公園へと
チャリンコを走らせます。川べりの道はとても気持ちよく、堤防の向こうはもう海。

         

         「海が好き 海にうつった 空も好き」 
                      って、つい口ずさんでしまいました。

実はこれは去年の12月下旬の新聞記事でみつけた句をもじったものなんです。
小児がンと3年向き合い、迫ってくる死を目前に、両親と語り合いながら生き抜いた
山口県の有国遊雲君の最後の言葉「みんなありがとう。ぼくは往きます」
記事を読み、胸がいっぱいになりました。

  「よくなることは期待できない。死んでいくことがどういうことか考え始めよう」
  昨年6月、入院先のがんセンターの一室で、住職でもある父親が語りかけた時、
  遊雲君は黙って聞いていたという。
  右足首に腫れものができたのは小学6年生の時。
     「高校生の遊雲とは会えないかも
しれないな。」父親は彼に病名を告げ、そう言った。
     「つらいものから目をそらすのはまやかし。どんな状況でも今をいとおしく思って欲しかった」
     再発し、縁が切れるなら、と切断にのぞむも肺や骨盤に転移。この時ばかりは号泣した
     遊雲君だが、落ち着きを取り戻してこう呟いた。
     「出口と思ってドアを開けたら、まだ道がある」
     そんな彼に父はこうも言った。「父さんなら、やりたいことを全部するには300年かかる。
  間に合わなければ生まれ直すさ」
  創作が好きな遊雲君は病床でも物語を書いていたそうで、地元の清流を詠んだ句が
  国土交通省の河川愛護の標語に選ばれ、地元有志がその碑を建ててくれた。
  「これで一つ残せた」と、かれは喜んだ。
  その句が、これ。
 
              川 が 好 き
       川 に う つ っ た
            空 も 好 き

以上は記事を見ながら所々を選んで書いたのですが、このあとの記事も、せっかくだから
書いてしまいますね。(父とか両親のところは実名で書かれてい
ました。)

  抗がん剤は効かなくなりつつあったが、遊雲君は、抗がん剤の治験を選んだ。
  「支えてくれた人に何が返せるか。世の中の役に立ちたい」との思いからだ。
  11月。痛みを抑える治療に切り替わった。
  今月2日の未明。痛み止めが切れて目を覚ますと、母の手を握りしめた。
  「お母さん、ありがとう。みんなにもありがとうって言ってね」。
  その夜、「ぼくは往きます」と言い残し、3日午前、息を引き取った。
  両親は、「死は終わりでないと教わった。遊雲はいつも『今』の私たちの中にいる」。

しんみりとしてしまいましたが、彼の句、何回詠んでもいい句だなぁと思います。
死は終わりでない。宗教的に受け取られがちな言葉ですが、素直にそうかもしれない、
と、思えた、悲しいけど心が洗われるような記事。切り抜いて取っておいたのですが、
こんな所で思いがけずupできたことがとっても嬉しいです。

高洲海浜公園で東京湾を一望したあとは、川に沿って、行きつける所まで走り、
今川橋経由で家に戻りました。からだポカポカで気分は爽快なり。
こーいうことを継続できるといいんですけどね~!




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10 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
朝から涙・・・ (netton)
2007-03-24 07:34:08
暖かくなったし歩ける範囲は歩き。遠方は錆び色の自転車で出かけましょう。
・・・と意気込んだものの「車で送るよ」といわれたらなんなく意気込みは何処かに去って行きました。
遊雲くんは若くして世の中に残せるものがあったけど、この歳で残せるものがないのは寂しいなぁ~~
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じ~ん・・・ (カメリア)
2007-03-24 10:29:06
ただの自転車散歩に終わらないのがbiancaさんですね!さすが・・・
遊雲クンはきっと雲になって、家族やお友達を見ていますね。
動物の形になったり、茜色に染まったりして。
同じ街に住んでいるのに、この辺りは未知のゾーンです。
こんな風になっていたのですね。
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生まれ変わって☆ (かぐやひめ)
2007-03-24 12:41:21
ご両親の態度もりっぱですが、いい歳のおばさんでも、こんな風に感謝の言葉で逝けないと思います。
遊雲君こそまちがいなく千の風になって、うつくしい空を吹き渡っていますね。
春の風を受けて自転車ででかけたくなりました。
駐輪代を節約のため、部屋の中で鎮座しているのです
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Unknown (poppy)
2007-03-24 16:07:40
これからは自転車散歩にはもってこいの季節ですね
気持ちがいいし運動になるし
私も今度行ってみよ~~

川が好き 川に写った 空も好き、いい句が残せてほんとに良かったですね
子供に先立たれるほど辛い気持はないと思うのに
この両親の言葉に救われますね




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サイクリング (ネイビー)
2007-03-25 02:03:34
サイクリング、サイクリング、ヤッホーヤッホー!
biancaさんの軽快な声が聞こえてくると思いきや・・・
遊雲君の言葉が浮かんだのですね。
ブログを読ませてもらって私も涙が出ました。
住職でもあるお父さんが、14,5歳の我が子に「よくなることは期待できない。死んでいくことがどういうことか考え始めよう。」という言葉をどんな気持ちで言ったか、想像しただけで震えてしまいます。
わが身に置き換えてじっくり考えて見たいと思います。
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Unknown (bianca)
2007-03-25 22:59:03
nettonさん

楽なほうへとつい、なびいてしまうのは『人間だもの』
しょうがないですね。今まで寒さが言い訳でしたが、これから
まずは運動、次に時間があればにしようかな。
残せるもの・・・?うるせぇババァだったなぁ、じゃぁ
しょうがないし・・・精一杯今を生きる以外ないんですよね。


カメリアさん

海に行ってくるね、と、よく娘が言ってたんです。
この辺りで“行く”ような“海”らしい海ってあったっけ・・と
思っていましたが、自転車で走っていると海のまん前まで行けて
しまいました。Oh、太平洋だ!いえ、東京湾。いい眺めですよ!
遊雲君の雲も、きっと発見出来るでしょう。


かぐやひめさん

そろそろ春風を受けながらサイクリングする絶好の季節ですね。
ウチのマンションは数年前から駐輪代が自動引落しになってしまいました!
盗まれて無くなっても 当分は引落しされちゃうんです。
ちなみにウチは4台あるので、一台につき月100円と言えども、
以前はタダだったのにぃ・・と思うとせちがらいご時世になりましたね。
遊雲君のご両親はご立派です。本当に素晴らしいです。


poppyさん

今度走ってみて下さい!橋の昇りがきつい(これだけで!)けど、
poppyさんなら水泳で鍛えているから大丈夫
『おばさん』がひとり、海を眺めるの図、ってどう思われるか、とか
思わないでいられます。空も道も海も風も、皆に公平ですからね!


ネイビーさん

あの切り抜きは帰宅後に探したのですが、サイクリング中は
遊雲君の名前も忘れていましたが、句が自然と頭を
よぎりました。心に残る記事でしたね。
会った事もない遊雲君ですけど、彼の句は私の心に
しっかりと足跡を残しました。
あぁ・・・親業の難しさを感じているbiancaであります。
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感謝の気持、 (ミサ)
2007-03-26 12:10:37
つい忘れガチですが、本当に健康に感謝です。

これから、サイクリングには最高の季節ですね。
気持良さそうに、スイスイと、目に浮かびます。
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ミサさん (bianca)
2007-03-26 21:50:02
そうですね。当たり前のことが、当たり前ではなくなったら、
愕然としてしまうでしょう。まずはみんなの健康にサウージ!(乾杯)
次は葛西臨海公園まで、行けるかな・・?よしっ、
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有国遊雲君の記事 (ネイビー)
2007-03-27 00:21:25
2006年12月31日の朝日新聞の記事ネットから取り込みました。
この記事を読ませてもらって、本当に涙が出ました。
普通の親と違って、お父さんは住職さんだったから
遊雲君にしっかりと死と向き合うことを教えることが
出来たのですね。
でもこれってとっても残酷なことですよね。
私達だったら何となくごまかしたり、大丈夫治るわよとかうそを言ったり、死と向き合わせるようなことはしないでしょう。きっと?!
親として考えさせられる記事でした。
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ネイビーさん (bianca)
2007-03-28 18:12:29
ネットから取り込めたのですか?すご~い。
私も捜してみたのですが、探し方が下手なのか、見つけられませんでした。
でも、遊雲くん関連の記事を沢山見つけ、ビックリしました。
その時の相手の精神的な状態によっても告知すべきかどうか
変わってくるでしょう。住職という肩書きでも同じ人間の筈。
常に生と死を考える立場の方でも、「死んでいく」ということを、
子供と共に考え共に苦しもうとして実践した、その事に一種の感動を覚えました。想像しただけでも難しい苦痛な決断ではなかったか、と思わずにいられません。
再コメント 有難うございました。

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