ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

エリック・カール展へ

2008-05-11 | art/exhibit/museum

  

絵本の魔術師 エリック・カール展
こんどこそ招待券をちゃんとバッグにいれて、銀座に用事のついでに寄ってきました。
一週間に二度も銀座に行ったことになりますが、この展覧会が5月12日までなので
中途半端のまま、upします。ま、このくらいが丁度いいのかも知れませんね。
今回は予想を上回り、楽しく面白く、エリック・カールの世界に巻き込まれてきました。
“はらぺこあおむし”という絵本をご存知でしょうか?可愛らしい絵だこと、と思っていた
のが、それがコラージュ(切り絵)によるもので、その紙がティッシュなんです。更にティッ
シュを様々な色で着色し、何段もある引き出しに、色別に収納し、絵を作成する
都度、その引き出しから紙を選んで、下絵を見ながら切り抜いていく・・・そんな一連
の工程が会場内の映像で見る事ができたので、この人の絵本が全てその手法で作
られているんだ、と分ったのです。
上のHPでも制作過程を見る事ができますよ。エリックさんってとっても温かい人!
「パパ、お月さまとって!」という絵本は、娘にそうせがまれた事から生まれたのですって。
お月さまに向かって長い長いハシゴが伸びている絵がとても印象的。
そんなエピソードを聞くと、ますますエリックさんが可愛くてたまらなくなりました。

「エリック・カールから日本の子供たちへ」のメッセージが先月の新聞に載って
いました。読みながら、とても優しい気持ちになっている自分に気が付き、この感覚を
忘れたくない、と、その時は思ったのですが・・・優しさと易しさの違いほどに簡単では
ない気がしました。

     創造することを楽しんで

      日本の子どもたちに伝えたいことはたくさんあります。
     創造することを楽しんで下さい。どんな絵も完璧に
     仕上がることはありませんが、それでいいんです。
      この展覧会は、学びの場であり、楽しみの場でもあります。
     たくさんの色を楽しんで、家に帰ったとき、いい経験をしたと
     思ってくれたらうれしいです。
      もうひとつ、世界中に伝えたいのは、お互いに優しくなろう
     ということ。簡単に聞こえるけど、とても重要なことです。


 


街を歩けば話題の山

2008-05-11 | music

GW中、銀座に用事があり京葉線を東京駅で下車。いつも東京国際フォーラムの中を抜けて行くのだけどこの時期のフォーラム周辺は例年同様、クラシックの祭典《ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008》で大賑わい。今年のテーマは「シューベルトとウィーン」。時間が合えばミニコンサートの一つでも聴いてみたい、とチケット売り場に寄ったが、当日券はほぼ完売状態。すごいな、日本って。音楽でも美術でも国民の中にすっかり浸透しているんだ、それとも情報過多の時代の産物的現象なんだろうか?だれもかれもがワサワサと出かけ、何でもかんでもに首を突っ込んでいる。
ワハハ・・それってbianca、あなたでしょう、だって?  Oh, yes!何にでも,とまでは行かないけど、歩いていて
興味のあるものに出合うとワクワクするのは事実だし、だからこんな時代でもウツにならず逞しく?乗り越えられるというものだ。とゆーか、ただ単純なだけか。
フォーラム地下2階の展示ホールの“グラーベン広場”には、八角形の舞台が設置してあり、無料コンサートが行われていたが、ここには有料コンサートのチケットを持っている人しか入場できないとのこと。
 地下一階から下の階を見下ろしながらしばらく聴き耳を立てていた。

          グラーベン広場は19世紀の初めに、気晴らしや、出会いに
          恰好な散歩道としてシューベルトも親しんだ場所。

        

銀座へ行く前に丸の内周辺を散歩でも、と歩いていたら、以前ブログに書いたことのある
「建物」の解体あとに、来年竣工予定の新しいビルが空高くその姿の一部を見せていた。
ビルの名前は、え~と・・・三菱商事ビル、古河ビル、丸の内八重洲ビル!
それが
丸の内パークビルと言う名前で今風の高層ビルに生まれ変わる。好きだった丸の内
八重洲ビルより詰まんないビルを作ったら承知しないぞ~、と言いたけどもうこんなに
出来上がっている。来年の6月末頃に完成するらしい。ビルを囲んでいる塀には子供が
描いた絵が飾ってあったし、仲通りの建設現場でも、壁が草花で埋め尽くされている。
どういう仕組みになっていてこう言う風に出来るんだろう。

  
      
       
     

丸ビルまで歩いてからUターンし、有楽町イトシア前で、ディランの「I’m  not  there」
どうしよう、と思いながら通り過ぎ、銀座中央通りへ。祭日はホコテンなので堂々と車道の
真ん中を歩ける。と、どこからか、気になる音楽が流れていた。Y楽器店前からだ。店頭で
セールのCDを流しており、それがジャズ特集だったから首を突っ込んだ。
同じ曲を繰り返し流している。その曲はどのCDなのか、と何人もが店員に尋ねており
どんどん売れている。へぇ~聞いた事ないな、このサックス奏者は。モダンジャズと違うし、と
思ったが曲は聞いた事がある。でも全く思い出せない。KOZという名前だけ頭に入れ、
目的の「エリック・カール展」を見に行くべく招待券を探したら、ない!バックの中もポケット
の中も、どこにも見当たらない。ガ~ン!きっと家のテーブルの上に置きっぱなしなんだ。
どうしよう、と悩んだが、入場料を払ってまで見なくてもいいかぁ、と、この日はやめにして
Y楽器でプレゼント用のCDを物色することにした。さっきの曲がまだ聴こえ、売れ続けてる。
うまいなぁ。一番の売れ筋の1曲だけを流してお客の心を掴んじゃっているんだもの。
一曲以外はつまらないかもしれないのにね。これもキャッチセールスというもんだ。

 

帰宅してからKOZでweb検索したところ、スムースジャズという
種類のジャズのサックス奏者、デイヴ・コズということが判った。
流れていた曲名は
Careless Whisper」。
(ちょっと刺激的かも なので、良かったら「最小化」にして
曲だけ聴いてね)
WHAM!のカバー曲だったんだ!って、ワムもコズも知らなかった
が、娘に聞いたら、「ワムは超有名よ」とのこと。「ママだって知
っているよ。ラストクリスマスもワムの歌だし。」で、それもwebで
探してすぐに判った。なんだ、これなら知っているわい。

 GW最後の日に、又銀座まで用事で出かけた時、Y楽器店の
ジャズCDセールも最終日だった。その日もワゴンの周囲には大勢
の人が集まっていたのでつい面白くて近くで覗いていたが、売れてる売れてる!よく売れてる!さすが銀座中央通りだけある。
かかっていた曲はジャズ好きなら、いや、特にジャズ好きでなくても
知らない人はいない曲、「Take Five」。
こんな風に、街から聴こえてきた曲につられて買ってしまった体験、
実はあるんですねぇ、それが。もうブログに書いたかなぁ、思い出せ
ないけど、書いた気もするし書かないきもする。あ~ぁ、呆けてきて困ったな。

東京駅八重洲口を出て大通りを渡ろうとした時、向こう側から聴こえてきた歌が、まさしく
私が一生懸命探していた歌であり、誰だか判らなかった、その歌手のものだったんだ。
つられた、ってより、捜し求めていたものだったから、こんな偶然ってあるんだ、と嬉しくて
有頂天になり、勿論すぐ購入してしまった。
場所によっては、古い音楽でもこんなに売れるもんなんだ、ということを目の当たりにした
銀座だった。