ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

避暑地の出来事(3)

2007-08-26 | visit/drive

爽やかな一夜が明けました ・・・って、一体いつのこと?

そうなんです、まだ避暑地での2日目をupしていませんでした。
もういい、と言わず、あとちょっとだけ付き合ってください。
しっかし~、ず
いぶんと日が経ってしまいました。

夏の甲子園も、今年から東西対決ではないので、どうなるのかなぁ、
と思っていましたが、市船が第一日目で敗退。ガクッ。試合が進むにつれ、
西が優勢に。つい試合を東西としてとらえてしまうのは長年の習慣ですね。
佐賀北が大逆転の末、全国制覇とは
「がばい、すごか!」  ★がばい=very 
94年の佐賀商優勝の時をすぐに思い出しました。あの頃は、
殆ど見れなかった今年と違い、全試合に夢中でしたし、
何より佐賀商のピッチャーにでしたからね~。

21日はジスモンチのコンサートにも行ったし、
22日は三越まで
北大路 魯山人展へも行きました。どちらもとても がばい、すごか!

我がマンションは、と言うと、きょう26日は恒例の夏祭り二日目でした

                                 
      ~~さて、前回の続きと行きましょう~~  
                                               

夜中じゅう、雨が降り続いているような音がするので、朝まで眠れないかしら、と
思いましたがそれは余計な心配でした。
翌朝は水の流れ落ちる音は全く聞こえない代わりに蝉の大合唱で起こされました。
私たちの部屋は2階の、中庭を見下ろせる所なので、夜中に聞こえた雨の音が 
つくばいから流れる水の音だったと、中庭に出て初めてわかったんです。
個人宅のお庭のような小じんまりとした中庭ですが、ほどよく手入れがされています。
ここで文人達が、同じ水の音を聞き、同じ空気を吸い、爽快な居心地の中で、
想像力を高めていたのかと、同じ視点に立って思いを巡らせていると、
過ぎ去った年月が抱きしめたくなるほど
身近に感じられました。ォ~ィ、龍ちゃ~ん!

 

朝食はブッフェスタイルで、窓のない食堂で頂きました。
和洋どちらも揃っているし、欲しいものだけがそこにある、そんな朝食。
庭に面した部屋数には限りがありますからしょうがないんでしょうが、これで、
外の景色を眺めながらお食事をいただければ言う事ありません。
旅館の専用駐車場に車を置かせてもらったまま、チックアウトを済ませ、
お昼まで近所を歩く事に







眩しいほどの青空の下、テニスコートでは いい色に日焼けした方々が気持ちよく練習中。この会員制の軽井沢会テニスクラブのクラブハウスはウィリアム・メレル・ヴォーリスにより設計されました。
この先にある軽井沢集会堂も、向かいのユニオンチャーチも、同じくヴォーリスの設計。

東京でも山の上ホテルや明治学院礼拝堂、東洋英和女学院、南部坂教会、カザルスホールなど、いい感じの建物だなぁ、と思うとヴォーリスがかかわっているんですよね。高輪にある旧朝吹邸も然り。二年前の9月にお亡なりになった朝吹登水子さんのご実家ですが、今は東芝高輪倶楽部になっています。私にとっては一度是非訪れたいエリアです。
 
2年前には偶然、ユニオンチャーチでゴスペルコーラスを聴くことが出来ましたが、この日は日曜礼拝が終わり、人びとが教会前で談笑している最中でした。。こんなに外国人が住んでいるんだ、とびっくりするほど外人ばかり

入口前に置かれたコンテナにはズッキーニが沢山入っていました。「FREE ZUCCHINI」と書かれた紙を見ていたら、傍にいた男性が、「沢山取れすぎて困っているのでどうぞ持って行ってください」と言うので一つ頂きました。

そろそろお腹が減ってきたのか、娘は昨夜から目を付けていた
腸詰屋にさっさと入っていき、美味しそうなハーブソーセージのサンドイッチを調達。
ドイツ国旗が掲げられたこのお店は軽井沢に何軒もあります。店構えからして、絶対に覗きたくなる雰囲気でしょう?店前にはまだ、紫陽花の花が咲いていましたよ。

前回は万平ホテルでランチをしたので 今度はどこにしようかと、前夜に一生懸命!
調べて決めたお蕎麦屋が 長蛇の列だったので諦め、前日、旅館に向かって走っている時
に発見した、ブラジル国旗のはためいているお店に、入ってみようと言う事になりました。

結局ブラジル料理のフェイジョアーダをいただきましたが、まさか軽井沢でフェイジョアーダとは!
昨日に続き、レストラン選びは全くの想定外でした。
でもここのフェイジョアーダ、ブラジル人の奥さんが作っているだけあり旨い。
量は日本的で少ないけど、コウベという、フェイジョアーダに必ず付くキャベツの仲間の
野菜炒めが懐かしかったし、忘れかけているポルトガル語でセニョーラと少し会話もできました。
お店の名前はカリオカ。リオの人を意味します。因みにパウリスタとはサンパウロの人。
セニョーラが東京嫌いなので、軽井沢に来たそうで、お店を開けてから9年になるとのこと。
中南米に関係ある人は国旗を見て、まず一度はここに顔を出すようです。狭い店内には
ギターが2台置いてあります。夜にはカイピリーニャ片手にサンバセッションが始まるんでしょうか。


今回の旅行はゆっくりと計画を立て過ぎずに行こうということなので、
それぞれが一箇所だけ、行きたい所を決めたのです。
私はメルシャン美術館。
娘は(どうでもいいんだけど、と前置きしながら)プリンスのアウトレット。
パパは、今開催中の企画展を見たいと、
ルヴァン美術館
まずは旅館の駐車場まで歩き、車に乗り込み、中軽にある美術館へ向かいました。

ルヴァンは前回も訪れた場所ですが、神田駿河台にある、文化学院の系列の美術館。
文化学院、と聞いただけで、蔦に覆われたヨーロッパ調の古びた校舎が浮かびます。
創立時、教育に携わった教師陣の素晴らしさには涎がでそうなのですが、
その、創立時の駿河台校舎をほぼ再現したもの、それがこの美術館です。
Le Vent それは、~風~の記念碑。
創立者である西村伊作氏が、英国のコテージ風に設計した
自然で自由で芸術的な学校は、
「小さくて善いものを」「高価なものより美しいものを」と、
伊作氏が常に言っていた言葉を、教育現場でも受け継いでいます。
その文化学院の建物が解体されて、もうすぐ新校舎が竣工されるようですよ~。
あ~ぁ、惜しい!

現在、美術館では「風間 完 展」開催中。ウチの夫、彼の絵が好きなんですって。
新聞などの挿絵や本の表紙などで、どなたでも何度かは目にした事があると思います。
しっとりとした風景画に、色っぽいけど気品のある女性画。小さな作品群のどれも
とてもよかったです。美術館のHPで、今ならほかにも多くの絵を見る事ができますよ。 

 風間 完

解放的な雰囲気で 小さな木造の、ピアノのある美術館では 時折コンサートも開催。    ちょうど前日に、sapotosによるボサノバコンサートがあったのですって。
木村 純のギターと、三四朗のサックスによるボサノバはどんなだったかなぁ。



この軽井沢に、出入り口が自動ドアで開閉するように、壁を周囲に張り巡らして中を覗けない作りにした誰かさんの別荘があるんだか、あったんだか、でしたね。かえって怪しまれるぞぅ!
この世はまさに浮世。
無常なのです。執着したければ、まずは風に聞いたほうがいいかも。


 

            

西日を浴びながら、最後の目的地、プリンスのアウトレットへ、と、渋滞の道を進みました。
パーキングの入口のどこを入れば最も便利なのか、皆目見当がつきませんが、
選ぶ余裕もないほどでした。一歩足を踏み入れた途端、引き返したくなってしまった位、
軽井沢に来てまで・・・なんでぇ~って感じでした。
ちょっと見るにも広すぎ、娘が見たいお店がイーストだったりして、ウェストからイーストまでが
遠すぎです。それでも折角寄ったからと、あてもなく歩きまわり、ヘトヘト。
外はすっかり暗くなってしまい 次第に夕食のことが気になりだしました。
又、食事のことで、どうするか・・・決断の時がせまり、
咄嗟に、横川Pで、おぎのやの「峠の釜めし」を食べよう、とbiancaの一声で決定。

上信越自動車道へ入り、最初のパーキングが横川。
時間もPM8時となりました。ちょうどいい夕食の時間です。
やっと、夕食にありつける~♪
車から降り、さっそうとおぎのやの売店に向かうと・・・えぇ、、、っ!


 今回の旅行では見事にすべての "外食計画” がハズレとなってしまったので~す。
あじゃぱ~!