ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

避暑地の出来事(1)

2007-08-18 | visit/drive

軽井沢から帰ってきたら、あまりの暑さに閉口してしまいました。
体温が気温について いかん!のであります。
パソコンには最低限しか近寄らなかったので、盆休の小旅行をアップするのが大幅に
遅くなりました。そうこうしている内に、私は 悲しいかな、年令が一つアップしちゃったし、
終戦記念日も過ぎた16日早朝、寝ながらにして震度4の地震に揺さぶられたにも拘らず
睡魔に勝てずに寝続けていました。
同日から平常通り、仕事が始まりましたが、なんと、こんどは息子がこの間、旅行に行った
ばかりのペルーで、M7.9の大地震が発生。8万人の被災者と500人を超える死者が出て
しまったのです。
更に追い討ちをかけるように、この日本列島では74年振りに最高気温が40.9℃に更新され、
熱中症で十人以上が亡くなるし、円急騰、株価下落とは、いったい今、地球に何が起き
ようとしているのでしょうか?

あぁ・・、きょうは何とか、熱風ではなく、少しばかり外からの冷風を肌身に感じることが出来、
大急ぎでパソコンを開け、打ち捲っているところです。
ではでは、この辺で、簡単に、手短に!?

   biancaの “        ” を、ちょっと書かせて頂きま~す。

朝の9時半に家を出発して、関越~上信越自動車道の佐久I.C.に着いた時はすでに12時半を回っていました。碓氷軽井沢は、きっと込み合っている、と思い、私が行きたかったメルシャン美術館を先に目指そうと決めていました。この美術館にはレストラン「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」が入っている、と、メルシャンのHPで知ったので、今回は特別、奮発しちゃおう!と楽しみだったのに・・・。予約のお客さんでその日のランチ数は終了!だったんですよ~!出血サービスでご馳走してあげよう、と思うとこれなんだから。
えっ内心ホッとしたでしょう、ですって?オ~ホホホッ・・・ 
     じゃぁないですよっ。

メルシャン美術館は1995年に、メルシャン創立60周年を機に、ウィスキー蒸留所の敷地内に開館。入口はご覧のようにシンプルですがお洒落な雰囲気でしょう?中にはツタの絡まる樽貯蔵庫や蒸留所、ミュージアムショップ、レストラン、メルシャンプラザ、そして美術館が点在し、半日をゆっくりと過したいくらい、気持ちの良い場所でしたよ。
                     
レストランは残念無念でしたが、
軽食の出来るカフェもあったので、そこでそれぞれが好きなプレートを注文し、中庭でいただくことにしました。さすが避暑地。外の気温は25度ほどでしょうか。快適指数はサイコー。

近くで小さな子が上半身はだかで芝生を駆け回っていましたが、その光景の愛らしいこと・・!
何回もひそかにシャッターを下ろしてしまいましたが撮りたい写真が一枚も撮れません。子供ってなんてすばしっこいんでしょう。まるで子リスのよう。     

                             

こんな光景を見ていると、小さい頃の我が子の姿を
つい思い浮かべてしまい、一瞬にして過ぎ去る「時」
の裾にギュッとしがみついていたくなりますね。
ゆっくりと昼食をとったあと、美術館へ向かいました。
説明によると、この美術館、ルーブル美術館改修を
手掛けた建築家、ジャン=ミシェル・ヴィルモットによ
り、ウィスキーの樽貯蔵庫を改修して作られた、との
ことです。

ルノアールの「読書する女」も とても好きでしたし、
ミレーの「鵞鳥番の少女」もよかったなぁ。
ゴッホもシャガールもありましたよ。全体に小ぶりな
絵が多いのですが、落ち着いた色合いの絵が多く、
小さな美術館の中で見る巨匠たちの絵は輝いて
いました。

 

手前の木陰には、この子のお姉ちゃんとお母さんがゆったりとした風情で佇んでいましたが、そのうちお姉ちゃんもいっしょに遊び始めました。

「全ては、バルビゾン派から始まった。」
と、パンフレットに書かれているように、ミレー、コロー、をはじめ、ルノアールやセザンヌなど、19世紀後半の画家達の作品48点が展観。そのうちの31点の絵に千住 博さんの《解説》が付いているんです。例えば、このポスターに使われているモネの「睡蓮」には、こんな風に。
          
モネが描きたかったのは睡蓮でもなければ逆さに映る木立でもありませんでした。
モネは、空気、光、温度を何とかしてそこに表そうとしたのです。
モネは「偉大な目」と言われましたが、その目でとらえていたのは形態ではなく五感で感じる感性だったのです。

         
一つ一つの絵を、「フ~ン、そう捉えているのか、千住さんは」 と思いながら鑑賞しましたが、画家の解説はさすが。私も同感したことを、的確な言葉で表現しているんです。

ミュージアムショップではすてきなバースデーカードを見つけたので4枚購入。
これが、あっという間になくなっちゃうんですよ。娘も何やら色々と目移りしながらも購入していましたね。ハーブの薫り高いハンドクリームが特に気に入ったらしく、懐かしい香りがするよ、一緒に使おうよ、とか言うんだから。その意味って?

さて、次はメルシャンプラザでウィスキーとワインの試飲です。蒸留所の見学は時間が決められて
いるので、その時間が来るまで、こんなすごいウィスキーの原酒を試飲。軽井沢ヴィンテージ
31年(1975年)は700mlで58,800円ですって。樽出し原酒ワンショット1,500円。値段も味も強烈!
フラフラしちゃ困るので氷を入れ水割りにしました。もったいないけど強すぎるんですもん。

 
        

ツタに覆われた蒸留所はどこを取っても絵になります。
案内人の説明よりもその光景についキョロキョロしてしまい
ましたが、「軽井沢ウイスキー」の樽熟成にこの蔦が欠かせ
ないものだと知りました。外部の温度の変化から原酒を
守り、自然な呼吸を助け、育んでいるのだそうです。

きょうは、つるや旅館まで辿り付けませんでした。
またあしたでも、時間が許せば 続きをアップしますね。