一体なにを考えているのか・・・
他人が大切に作り上げてきた会社なり球団なりを、いとも簡単に買収?・・・
お金があれば何をやってもいいものか。
それを許すような日本の社会は余りにも情けない・・。
私は・・物を作る・・作り上げる・・そういう人が好きだ。
サンデープロジェクトだかスクランブルだかの番組で誰かがそんな内容を喋っている。
そうだ!そうだ!・・と心でうなずきながらも、「丸の内までちょっと行って来ま~す!」
丸の内仲通りでガーデニングショー2005が開催されているのを知り、
最終日の23日に、三越での「再興院展・90回の歩み展」を見に行くついでに、出かける事に。
この通りは私がお散歩するのに好きな場所の一つ。オフィス街がお洒落でシックな街に
変身してからどのくらい経っただろうか。
我が家から乗り換えなしで半時間で行けるのと、建物の中では大手の企業戦士が、
秒単位で仕事をこなしている・・そんな現実を少しも感じずにゆったりとした雰囲気を味わえる、
大人がお散歩するには最適な場所。(そんな演出だっておそらく企業戦士のなせる業?)
日曜日ともなると、さらにこの辺りは時間が止まったように静か。
このショーを教えてくださった「カメリア日記」 (10月20日)に素敵なガーデニングの写真が沢山あるので、私は気になる建物と彫刻をー今回はちゃんと娘のデジカメを借りてー撮って来た。
(カメリアさん、ありがとう!)
★重要文化財 明治生命館
1934年建築。ネオルネッサンス様式の最高傑作として高く評価されている。
歌舞伎座、ニコライ堂の修復、日本銀行小樽支店などで有名な岡田信一郎氏の設計。
近くの第一生命館ともども、GHQの会議場として使用されていたようだ。
新しいビルの方にはオペーク丸の内や、ティファニー、有名ブティック、北欧インテリアの
イルムス、そしてレストランなどが入っている。
★ 記念館の中の天井(中にティールームもあります)
★これらの現代彫刻は箱根の彫刻の森美術館からのもの
☆ ロイヤルコペンハーゲン ☆ ウエッジウッド
★丸の内八重洲ビル
大変な事に!古河ビルと三菱商事ビルと此処が、まとまってひとつのビルとなる
ビッグプロジェクトが出来上がっているのだ。やだ!やだ!やだ!
2006年に着工。2009年完成予定。ああお前もか!なんだか悲しくなっちゃうよ。
でも 地震大国日本はヨーロッパとはちがうんだよね。(でも、いや~だ!)
仲通りの両側に展開されているミニガーデンを見ながら日比谷方面へ向かっていくと、
晴海通りとの角地がすっぽり空洞になり、工事現場と化していた。
何が出来るのだろうか・・・近寄って建築計画のお知らせを読むと、
日比谷パークビルの建替え工事。
2007年には、そこに、「ザ ペニンシュラ 東京」がそびえているのだ。
明治生命ビルまで引き返し、その中のNINA'Sで軽食を頂き、今度は三越で日本画を鑑賞。
奥村土牛。それと知らずにいいなあと思って作家名を見ると彼の作品だったりするので、
自分の好みが何と無しに解ってくるような・・・。山種美術館はいいものを所蔵している。
好きな画家、横山 操はここにはなかった。
平山郁夫の長いタイトルの絵もよかった。これは武蔵野音楽大学蔵。
福井爽人の「星のオアシス」もよかった。若手でもいいのがあり、嬉しくなる
(三越の院展は今月30日(日)まで開催)
外に出るともう薄暗く、充実した1日があっという間に過去に吸い込まれていく。
中央通りを東京駅に向かって歩いて行くと、ライトアップされた島屋の建物に
目を奪われてしまった。これはケータイでパチリ。
そして、うちへのお土産は、三重県物産展で買ったおミカン一袋でありました!へへ・・・