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ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

初めての岡山・広島 その1

2009-06-20 | visit/drive

幼なじみと行く、初めての一泊旅行。
来月 彼女に初孫が生まれる予定なので、その前に一緒に旅行にいかない?と声を掛けてくれたのです。
東京駅のJR東海に二人して申し込みにいったら、希望していたプランより更にお安い「期間限定!サプライズプラン」を見つけ、それに決めました。
岡山まで一泊限定、往復新幹線+ホテルで2.3万円。朝食なしですが、それでも激安でしょ?
どれだけ久しぶりの新幹線でしょう!結婚して以来、家族旅行ならありますが、友人とお泊まりをするなんてこと、いままであり得ないことでした。・・・と、記憶をさまよい、本当かどうか考えましたが、今までのブログ記事でも確かなかったですよね?(汗)

宿泊には岡山駅から直結の、利便性のあるホテルを選びましたが、岡山を下車せず、差額を車内で支払って広島まで行ってしまいました。生まれて初めて訪れる中国地方です。そうそう次回は期待できないので欲張りました。

広島では市電に乗り、まず「ひろしま美術館」へ向かいましたが、市電の中で、さも観光客然の会話をしていたら、隣りに居合わせた素敵な男性が、そこに行くには幾つ目の駅を下車するといいですよ、と話しかけてくれたのです。そこで色々お喋りしているなかで私たちの観光目的を尋ねられました。市の観光課の方のようでした!ひろしま美術館と、原爆ドーム、広島平和記念資料館、お好み焼き、そして時間が許せば厳島神社まで行く事を話しましたら、それは良い選択だと頷いておられました。イケメンって言葉を使いたくない雰囲気をもつ男性と、まさかの会話ができ、挨拶をして紙屋町(かみやちょう)西で下車。

昭和53年に開館したひろしま美術館は広島県庁やリーガロイヤルホテルなどのある広々した通りに面している、気持ちの良い美術館でした。開館年に創立100年を迎えた広島銀行が地域とともに歩んだ歴史の記念事業として設立したものだそうです。

          

ちょうど「絵画と写真の交差~印象派誕生の軌跡~」開催中で、絵画と写真の深い関わりを実際の作品を通して紹介、展示されてあり、興味深いものでした。
フランスで公式に写真術が公表されてから30年後に生まれた印象派にとって、写真が絵を描く基となっていたことがよくわかります。作品をみていて写真と絵画との差が微妙に感じられるのは、そのころの写真技術によるものなのでしょう。クールベも、モネも、写真をメディアとして利用していたのでしょうか。


 エミリオ・グレコ「ラウラ」            舟越保武「りんどう」       清水多嘉示「さわやか」

敷地中央の白いドーム型の建物が常設展会場で、4つの展示室から成り立っています。人がぼつぼつとしかいないので、心置きなく鑑賞できました。内容も充実し、存分に楽しめる美術館でした。第二展示室にある、ゴッホの「ドービニーの庭」がここの目玉でしょうか。美術館のパンフレットにも使われているんです。ピカソの「酒場の二人の女」やモネの「セーヌ川の朝」など沢山良い絵がありました。美術館のHPの中でも色々とご覧になれますよ!

        
          オディロン・ルドンの「ペガサス、岩上の馬」 (第二展示室)

 

美術館から、歩いて「みっちゃん」というお好み焼き屋へ行きました。お好み焼きのお店だけは、前日ネットで検索して3店舗をメモして来ましたが、その中で美術館に最も近いのがここだったのです。派手な店構えにびっくり!どう見てもbiancaなら遠慮するタイプの店なのですが、友人は「お好み焼きやってみんなこんな風なのよ!」と、私を、さも呆れたという目で見るではないですか。広島焼きは中にやきそばが入っているんですね。野菜もたっぷりで、お腹が空いていたとは言え、とっても美味しかったです!食べ切れない程大きい、と思っていたけど、残さずいただきました。

 

 

今度は八丁堀から市電で原爆ドーム前に向かいました。とうとうやって来ました。人類史上、初めて原子爆弾が落とされたことを、言葉なくその姿を通して語り続けているドーム前に!2009-1945=64年の歳月が流れ、初めて目にする痛ましいドームのすがたに、悲惨な歴史の重要な原告を見る思いでした。投下目標だった広島、小倉、新潟、長崎の各都市の中で唯一、連合国軍の捕虜収容所がないと思い、第一目標地にされてしまった広島。この原爆ドームの元は広島県産業奨励館だったとのこと。

                
                                     

学徒動員慰霊塔の下部には円鍔勝三(えんつばかつぞう)作の平和の女神像と無数の千羽鶴の束が。

被爆当日、市内で建物疎開作業を行っていた国民学校高等科以上の生徒約8,400人のうち、約6,300人が犠牲となり、また市内の各事業所に出ていた多くの学徒も犠牲者となったそうです。(webより)

 

  
        
  

元安川沿いに少し歩き、元安橋を渡ったところが平和記念公園です。遠足や修学旅行で訪れている学生たちが多く、外国人の若者の姿も目だちました。

   
       禎子さんがモデルの「原爆の子」像             原爆死没者慰霊碑

慰霊碑の前で祈りを捧げ、広島平和記念資料館を見学。当時の惨たらしい写真や遺品の数々、8時15分を指したままの時計、闘病生活の中で回復を祈りながら折り続けた禎子さんの折鶴などなど、どれもが強烈な平和へのメッセージとなって見るものの心を揺さぶります。市民ボランティアと見られる方が、一枚の写真の前で熱っぽく怒りをこめて語っていたのがとても印象に残りました。

    

もっとゆっくり見学したかったのですが、平和公園から「広島世界遺産航路」を利用して宮島まで渡る出航時刻が迫っていたので、又、元安橋のたもとにある乗り場まで戻りました。

  

  

         原爆ドームを通り過ぎ、一路宮島へ。(続く)

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GWは近場ドライブで

2009-05-12 | visit/drive

PCの画面が眩しくて、すぐに目を閉じたくなるこのごろです。
目っていうのは顔の真ん中にあるので、くしゃくしゃ状態だと
鬱陶しいし集中できません。
目も耳も足の痛みもふらつきも、症状があるから医者に行くのに、
何でも老化がその原因です、と言われる母のことを思い出し、
私もきっと母同様、「老化です」と言われるのがオチだな、と思いました。
あ~ぁ、母よりも早く老化が接近しているだなんて、
いやだぁ。もっとPCを奥深く楽しみたいのに・・・。

先日、電車の中で、ある男性が手に単行本ほどのサイズの機器を持って
それを指で操っていたのです。おそらく視力障害の方でしょう。
下を見ないで指を動かしていたのですから。
神々しいほどに感じられる指の動きに見とれてしまいました。
あれってなんだろう?彼のことをもっと見ていたかったのに・・・
下車駅が来てしまいました。


先日といっても、GW中のことなので今更のupなのですが、
母、姉と一緒に、はじめて音羽の鳩山会館に行ってきました。
色々な方のブログでこの会館の記事を拝見していましたが、
実際に行って見て感じるのは又格別の楽しさです。
駐車場があるとわかったので、足のふらつきが目立ってきた
母を連れて行く事ができました。首都高で、池袋方面に進むのを、
お喋りしていてアァ~~ッと思ったときには新宿近くまで
来ていたので大慌てで降り、とんだ遠回りをしてしまいました。




鳩山一郎氏の友人、岡田信一郎氏により設計された洋館は、大正13年に
完成し、近年になり完全に修復されて会館として生まれ変わったとのこと。
その庭園にはバラが美しく咲きはじめていましたから
今ごろはきっと満開のことかと思います。



上は重要な政治の舞台となったという第二応接室。
鳩の描かれているステンドグラスの数々が鳩山会館を象徴しています。
一郎氏の孫である民主党の由紀夫氏も総務大臣の邦夫氏もここで生まれ
育ったと思うと、そのような家を自由に見て回れるのが不思議でした。
庭園には朝倉文夫氏による鳩山和夫・春子夫妻像と、ズラブ・ツェレテリ
ロシア美術アカデミー総裁の作による鳩山一郎氏の銅像があり、
この邸宅の流れを常に見守っているように思えました。




小川三知の手によるステンドグラスは、日本画を志した方だけあり、
空白部分のとりかたが絵画的で、優しい色合い共々あたたかさを感じます。
彼の日本で初めての作品は慶応義塾大学50周年時に制作された図書館の
ステンドグラスですが、戦災で失われてしまい、後年 彼の教え子により
再現されたことを知りました。鳩山家は戦渦を受けず何よりでした。


 
二階で案内してくださった方が、わが街の方だと知りびっくり。
なんだかんだと話したがる人と一緒だと、思わぬことを知り得るもんですね!

 
GW後半から休暇に入る息子を迎えがてら、というより、これもドライブがてら、横須賀へも行きました。
横須賀の「ショッパーズプラザ」で待ち合わせましたが、ここのパーキングに入れるのに四苦八苦。信号を中心に三方から、たった一つの入口に向かって車が殺到する上、大渋滞なので何回青に変わっても動かない。何回目かの信号待ちでやっと中に入れるも、駐車場内で更に渋滞が続いていたのです。
息子が教えてくれた、海の前の横須賀バーガーの店で、3人でランチをしました。え~っ、ハンバーガー?と、乗り気でなかった私でしたがアボガド入りのを注文し、その美味しさにほっぺが落ちそうでした!写真は広げて運ばれてきたバーガーですが、これをパタンと重ねて袋にいれて頂きます。新聞でも評判になった、町起こしのために作られたヨコスカネイビーバーガーではありません。念のため。

食後、運転を息子とバトンタッチして市内を案内してもらい、
次は観音崎方面へとドライブです。

 

観音崎方面には、昨年私が母たちと訪れたことがある横須賀美術館があります。夫も、この街に来て一年以上経つ息子も、この美術館は初めてなので寄る事にしました。屋上広場では、うろこ雲が空一面に広がり、ゾクゾクするほどの美しさ。

企画展では「花ー美と生命のイメージ展」開催中でしたが、閉館までに全部見るのは時間的に無理なので、常設展と谷内六郎館だけにしました。
常設展では初めて目にする朝井閑右衛門の絵に引かれました。
全体的に良い絵が多く展示されていたし、会場内の広々した空間が実に気持ちよかったです。息子は谷内六郎の絵に心を奪われたようで、絵はがきを買っていました。

いつか、彼女(いるいないは別の話で~す)とのデートスポットにもいいんじゃないかな~とのおせっかいな思いも抱いてここに連れてきたのですが・・・今の職場を近々辞めるつもりだ、とぬかすではないですか!
寄りに寄ってこんな時期になぜ、ですよねぇ。自分の希望と異なる所に配属され、嫌気がさしてきたようです。
あぁ、せっかく慣れたのに・・
又もどってくるのかぁ。ガ~~ン!

観音崎を海沿いにずっと浦賀方面へ走って行ったあたりを、息子は眼を輝かせて、こんな所に住みたいな!と。
どうせ仕事も振り出しに戻るんだから好きな所に住んだらいいじゃない、と、おかんは言い放ちました。

 

  

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奥多摩ドライブ

2009-05-08 | visit/drive

連休中、久しぶりに義兄のお墓参りに行ってきました。
帰りの寄り道先は多摩川べりを奥多摩方面へ

家族連れや若い恋人同士が多かったけど、
走って歩いて呼吸しているだけで
リフレッシュできてしまうほどの清々しさ。

  





その日のお昼前頃に、じゃ行って見るか、で出かけたので、又、ここでのランチは無理でした。前回もこんな調子でお昼にありつけなかったのに、今回も45分以上待ちだったのであきらめました。
計画を立てることが苦手な人間との行動では予定が常に未定となります。そんな私もどちらかというと行き当りバッタリ人間かもしれないけど。
建物内のギャラリーを覗いて見ると、好きなガラス作家の作品も展示されていました。作家が誰かではなく、いいなと思って見ていると不思議と同じ作家だってこと、どなたでも思い当りますよね。谷道和博さんはまさにそんなガラス工芸作家の一人。西千葉の椿画廊という小さなギャラリーでの個展のときに購入したグラスを二つだけ持っています。
何気ないけどいいと思うもの。長く使っても飽きのこない
もの。色が綺麗で丈夫そうなもの。そしてそれほど高くないもの!
そう、それほど高くないものが、わが家では重要なポイントとなる。



ここでのランチを諦めてどこで昼食をしたか、というと、長崎ちゃんぽんのリンガーハットでした~。夫が大好きだし私もわりと好きなほうなので、奥多摩街道沿いで見つけ、すぐ入りました。

奥多摩は今までより奥の方までドライブし、森林浴を堪能しました。偶然よさそうな温泉旅館を見つけ、温泉だけなら千円で入れることがわかったので、次回は着替え持参での「お墓参り」といきましょう。


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明日館の桜

2009-04-05 | visit/drive

                  

有楽町線に乗って行った先は自由学園明日館(みょうにちかん)
羽仁吉一・もと子夫妻により、大正10年に創立された自由学園誕生の校舎です。

一度行かなきゃ、と思いながら何年も過ぎていました。
桜も見ごろで、日によっては夜桜見学日もあったようですが、私にとって明日館は何といってもかの有名な建築家フランク・ロイド・ライトの設計した建物なので、是非見たかったのです。
帝国ホテル設計のために来日していたライトに校舎の設計を依頼し、彼らの教育理念に共鳴したライトはそれに
快諾。
こうして出来上がった建物は、1997年には国の重要文化財となりました。

池袋は滅多に行かないのでよく知りません。地図をコピーした紙を見ながらも、ビルが多くてわかりにくかったです。沖縄出身の学生時代の後輩が、あの当時池袋に下宿していたっけ・・と、ふと思い出しました。一度泊めてもらったことがあるのですが、それがどっち方向だったか全く出せません。オリーブ(あだ名)どうしているかなぁ。

細い道に入って行くと、想像していたより小ぶりな建物があらわれました。 

 

建物はいたってシンプルですが、中は思った以上に素敵でした。入口を入ると一輪挿しの清楚なお花に自然と目が行きます。右側には会議室(写真右下)。

  

桜の花びらの映像が天井に映し出された大教室。

   

   
  
外から見て正面に位置するホールのガラス窓などには、この校舎の特徴である幾何学模様をとり入れています。
それはプレーリーハウス(草原様式)と呼ばれる一連のライト作品の意匠を象徴しているそうです。

毎朝の礼拝をする場所として使用されていたこのホールの壁面にある大きな壁画は、創立10周年の記念として「出エジプト記」の一節を生徒が描いたものだそうです。

5~6段の階段を昇ったところが食堂で、更に数段昇った所にある小部屋から上の写真を撮りました。私は喫茶付き見学券を購入していたので食堂で一休み。食堂だけでなく、ホールも喫茶に利用できるだなんて嬉しいではありませんか。

「建物は使ってこそ価値がある」との考えから、使いながら保存する「動態保存」のモデルとして運営されているのです。施設の貸し出しや講座なども行なっており、この日は俳句の会のメンバーが集まっていました。

   
 
食堂の照明がよかったですね。作品から設計する楽しさが感じられます。
そして気楽に座った小さなイス。これが温かみがあっていいかたちなんです。
生徒たちが座ったというこれらのイスのキュートさったら!味わいがあるでしょう?ショップで買えるとわかり嬉しくなりましたが、一脚5~6万円也。
孫が出来たら(って、誰も結婚さえしていないけどさ!)それぞれに買い与えようかしら、と思っちゃいました。

     

     

ゆっくり見すぎたせいか、最後に講堂に行ったときは時間切れで中を見れませんでした。17時までかと思っていたら16時閉館でした。この講堂は、生徒数の増加でホールが手狭になったため、遠藤新氏により設計されたとのことです。

帰りは隣りにあるギャラリーや婦人の友社を覗いたり、レトロな床やさんだか美容院に興味津々で写真をとったりしていたら、不審者と思ってか、中からでてきた二代目の方と言葉を交わしたり、偶然出くわしたメトロポリタンプラザビル内の「全国伝統的工芸品センター」でついつい時間を費やしてしまったりと、帰宅したのは夕食時。誰も帰宅していなかったので胸を撫で下ろしたbiancaでした。

            



 


 

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緑の回廊ツアー

2009-04-01 | visit/drive

千葉県知事の投票日の朝、松戸市のボランティアガイドさんの案内で、千葉大園芸学部の敷地を散策してきました。緑の回廊ツアーのことは2月12日に書きましたが、当日晴れてよかったです。  

桜の花の咲く広場で受付をしてから、戸定邸の裏から地続きになっている園芸学部の敷地内に入りました。地続きとは言っても、勿論があり、鍵を開けて入ります。
以前はこのあたり全部が戸定邸の敷地だったそうですが、明治42年(1909年)にこの敷地の一部を買い取り、県立園芸専門学校(現千葉大学園芸学部)が設立。2番目の赤星校長の時に県立から国立になったのだそうです。戸定邸を併せると総面積は17.2ヘクタールもの広さだとのことです。
園芸学部があるのは全国でこの大学だけだそうですから、園芸を極めようとする人が全国からあつまっているのでしょうかね?(学科としては、他にもあり。)

園芸学部の移転について、以前新聞に書かれていましたが、その後どうなっているのでしょう。反対運動等が起こったようですがガイドさんもそのあとのことは判らないと仰っていました。今年は100周年の記念すべき年なのです。

      
      
こんな中を説明を聞きながら歩くのですが、一部の敷地では(上の写真かも・・?)学生が実験的に植えたいものを植えていると言います。素晴らしい~!
「花に詳しくないので、質問されるとちょっと答えられないかもしれませんが・・」と、いかにも市民ボランティアらしいガイドさんですが、充分でした。

      

校舎が見えてきたとき、木肌剥き出しの大きな「ユリノキ」が天高く聳えていたのが今回のツアーで最も印象的でした。5月ごろには黄色い花が咲くそうですが、その時に是非又来てこの目で確かめて見たいです。別に疑っているわけではないですけどね。

           

現代的なガラス棟は温室ですが関係者以外は入れません。温室の前にはフランス庭園が作られ、イタリア式庭園やイギリス風景式庭園もあるのですが、実験的要素大なのと、この時期まだ寒いせいか、これが庭園?って感じでした。

   

地元の板倉カナエとかいう方の仲人をしたという与謝野晶子は、松戸のこの地を案内されたときに一気に60首もの歌を作ったといいます。それを「瑠璃光」という冊子にまとめられたとのことで、その幾つかをご紹介下さいました。メモをしたいので是非教えてくださいと頼んだのですが全部が書かれたプリント4枚を郵送して下さったんです!有難いことです。

    丘の上 雲母の色の江戸川の 見ゆるあたりの一むらの罌粟(ケシ)

    うすものの 女の友を待ちたえる 松戸の丘のひなげしの花

    時は午 路の上には日かげちり 畑の土にひなげしのちる

    くれなゐの 形の外の目に見えぬ 愛欲の火の昇るひなげし

このあたり一面がきっとヒナゲシ畑だったのでしょう。ひなげしを歌っているのが圧倒的で、一度の訪問で60もの歌ができちゃうだなんて、さすが歌人だ~。

      

約一時間ほどのツアーのあと、又、戸定邸の方へ戻りました。お茶室の近くの満開の枝垂れ桜が見事!その下でオカリナの音色をうっとりと聴き、駐車場のところで例の将軍コーヒーをいただいて来ました。隣りに座っていた地元のおばさんが話しかけてきたので世間ばなしをしていたのですが、何故だか、そこの売店で買ったという茹で卵をいただいちゃいました。歩いて10分ほどのところに住んでいるので、お散歩ついでにここまでよく来るのだと言っていましただけあり、売店の人とは顔馴染みのようでした。

                     
          
         
         
                  散策マップ
         

        もう四月ですが、3月中の話題となってしまいました。
       

 

 

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桜はこれから

2009-03-27 | visit/drive

 
桜の開花時期に併せて開催されるこの展示会。
帰りに千鳥が淵などの桜見物が楽しみで、毎年のように母を誘い麹町まで行っていますが、今年は初日に行ってきました。

桜の開花情報によると、27日から4月4日ごろが見ごろだとのことでしたが、初日はまだ蕾が多く、来週が満開かしら、と思っています。
 
・・と、いつものように遅れ気味でのブログupですから、桜は待ってくれずにどんどん花を咲かせているでしょうね。で、取り急ぎupすることにしました。

このZ彦展での楽しみは、展示品を見るほか、4階でJ学院の校庭を見ながらお菓子とお茶をいただくことです。

              
    

    
今回は桜餅♪ 葉ごといただくのに、楊枝では切りにくかったですが(コツがあるのでしょうか?)おいしかったぁ!
もう一つの楽しみは、展示物と共に飾られているお花を見ること。

      
    
     
 
                
商品である籠に生けてある花々の可憐で可愛いことったら・・。
つい幾つもパチリと撮ってしまいました。もちろんお断りして、ですが。
 

  

帰り道に千鳥が淵周辺を走ってきましたが、満開まではあともう少しでした。
人出が少なかったので車で走るには良い按配。もう一度、行けるかなぁ。
千鳥が淵沿いで石焼きいもやさんを見かけましたが、その屋台のところに「お金のない人、クイズを当てておいもをもらおう」なんて張り紙がしてありましたよ。いいですね、こういうのって。ぽかぽかした気分になりますね~。

この一年間、ラジオで「チャロの英語実力講座」を聴いていました。今日が最終回。
初めて英語講座を年度を通して続けることが出来ました。偉いっ!ネットを通して一週間分までの放送を聞く事が出来たので、万が一聞き逃しても大丈夫だったからなのです。
英語はなかなか覚えないのですが、ストーリーにグングン引きつけられ、毎回が楽しみでした。もう、待っていられず、日本語訳を読んじゃったりして、アハハ・・意味ないですね。

小犬のチャロは、NYで迷子になり、ドレッドという野良犬に助けられました。
チャロは是非ともドレッドにこの日本の桜を見せたかったのです。

「Dread・・・these are the cherry blossoms that I told you about.
  Aren't they beautiful?」と、最後の章で、日本に帰ってきたチャロが心の中で言う場面があります。私もドレッドに是非日本のサクラを見せてあげたかった!今年のサクラを見上げるとき、ドレッドの声がどこからか聞こえてきそうです。

(チャロのこの講座は4月から再放送されるとのことです。)

 


千鳥が淵 2009・03・26


 

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春の足音

2009-02-12 | visit/drive

母を誘い向かった先は、松戸にある「戸定邸」。
何年も前に、新聞に藤の花が見ごろだと書かれていたので、誰かを連れて行くときの下調べを兼ねて一人で行ってきましたが、なんと鉢物が並んでいただけなのでガッカリしたことがあります。今回は駐車場の横に売店があり、「徳川将軍珈琲」なるものがありました。帰りにでも、と思ったら市民ボランティアの松戸シティガイドさんたちが運営しているようで、もうすぐ店じまいをする時間だとのこと。で、先にいただいてみることにしました。最後の将軍、徳川慶喜が外国人を接待した際、フランス料理やコーヒーでもてなして相手に喜んでもらい外交をうまく進めようとしたにちがいない、と、ひ孫で徳川慶喜家の4代目当主でもある徳川慶頼氏は語っていますが、そのときのコーヒーを現代に再現することにしたとのこと。寒空の下、紙コップでしたが結構美味しく頂きました。 

 
                              建物入り口にある一本の梅の花が、ご覧のように満開の姿で私たちを迎えてくれました。戸定邸とは、水戸藩最後の藩主、徳川昭武の別邸で、明治17年に建設されています。1951年にこの邸宅と敷地は昭武の子、武定から松戸市に寄贈され、1991年になって戸定が丘歴史公園として一般公開されたそうです。明治期の旧大名の別邸としては貴重なもので、国指定重要文化財ともなっています。又、戸定とは古く中世からの地名だとのこと。           

       

 
 
 
庭園の彼方には江戸川が流れ、お天気次第で正面に富士山が見えるのです。広々した畳のうえで富士山をみながらゴロンとしてみたくなりました。敷地内の奥には梅園もあるようですが、今にも雨が降りそうな雲行きだったし、年々寒さに弱くなる母と一緒なので行きませんでした。松戸シティーガイドさんのお話では、桜の時期には「緑の回廊・千葉大園芸学部庭園ツアー」なるものが行われるそうで、3月28日(土)と29日(日)の各10時と13時を予定。ツアー会費は200円。戸定が丘歴史公園内受付に15分前に集合とのことです。土曜日は松雲亭においてお茶、日曜日には将軍珈琲による接待(有料)があるそうですよ。戸定邸の真後ろが千葉大園芸学部なので、園芸好きには楽しい企画ではないでしょうか。私も予定にいれようかなぁ。

今月に入り、母とは葛西臨海公園へ水仙を見にも行っているんですよ。あの日はお天気は良かったのですが、風が強い寒い日で、サッと見てすぐに中にあるホテルでお茶をして帰宅。写真も母の写っているのを除き、二枚しか撮りませんでした。
   
   

先週末にやはり母を誘って姉と共に佐倉方面へドライブした時、お洒落なレストランに寄ってきましたのでご紹介しますね。家で昼食をすませた後のドライブでしたからカフェだけ頂いたのですが、このお店、実は伯母が、とっても美味しかったと言って教えてくれたイタリアンのお店なのです。近場まで行って道がわからなくなり、3度も通行人に聞いてしまいましたが、どなたも知っていてすぐに教えてくれました。なのに何故3回も道を尋ねたかって?地図を見て道を尋ねた人がドライバーである私じゃなかったからもありますが、、まぁ行って見ればわかるでしょう。
お店に着いたら・・そこはもう“春”のような雰囲気でした。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中は広々してお客は居ず、夜に向けてテーブルセッティングをしている最中でした。あれっ、ティータイムってないのかな、と思いましたが、デザートセットでいいですね、と言われたのでそれを頼んでみました。そのあと、ランチタイム最後のお客さんとみ受けられる数人が奥の方から出てきました。

このあたりは以前訪れた「佐倉・草ぶえの丘」よりも手前に位置するので、わざわざ食事だけを目的に出かけるにはちょっと遠すぎです。今度は川村美術館や、ローズガーデンに行ったついでに寄ってみたいですね。
もちろんお味次第では、わざわざ出掛けたくなることだってあるでしょうけど。下にお店のHPをリンクしました。HPの中にある「レタスクラブネット」でレシピの動画が見れますよ。

    
   ◆リストランテ・カステッロ
 

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週刊新潮は明日・・

2008-08-30 | visit/drive

                           
先週のある晴れた日に、母と姉とで左の灯台の近くにある、横須賀美術館まで行ってきました。
ここは横須賀市政100周年を記念して去年の4月に開館したばかりの超モダンな美術館です。建物の三方を観音崎公園の緑に囲まれ、まん前は海という素晴らしいロケーション。お盆休みにはどこへも行けなかったので、せめてドライブを、と、広尾にある「アクアパッツァ」の姉妹店「アクアマーレ」が入っているこの美術館を選びました。先月、三浦海岸まで行ったばかりなので道はわかりやすく、首都高は少し渋滞していましたがそれ以外は割とスイスイ行きました。
この美術館別館には谷内六郎館もあるんです。今回はそことレストランがメインでした。

・・・週刊新潮はあした発売になります・・・

こう言っているテレビCMの子供の声が、谷内氏の絵を見ていると聞こえてくるのは、きっと私だけではないでしょう?なんと彼は、昭和31年に週刊新潮が創刊されてから、昭和56年1月に59才で亡くなるまでの25年間、表紙絵を描き続けていたのですね。懐かしい情景で溢れた絵の数々ですが、現在展示されているのは、1965年度の表紙絵52点。殆どの絵が厚紙に水彩で描かれたもので、絵の横に「表紙のことば」が添えてあります。これらのことばが又読んでいて楽しいんですよ・・♪物質的な豊かさがどうでもよくなってしまう感覚を覚えます。
この別館は広くない上すいていたので母にはちょうどよかったです。というか、もう本館のライオネル・ファイニンガー展へ行く気力は無いようでした。    

「階段の靴音」。 この絵は印刷物の中で見た絵ですが、素敵です。観音崎に谷内氏のアトリエがあったので、灯台の絵が多いのは頷けます。この観音崎灯台は明治2年にフランス人技師のヴェルニーによって点灯されたわが国で初めての洋式灯台だそうですよ。

姉は子供が小さい頃、この辺の岩場によく来て子供を遊ばせた、と言っていましたが、母と一緒だと海へ降りたり灯台に上ったり、と、動き回るのは無理なんです。小さな美術館を見てレストランに行くだけでもう精一杯。
着いた時には満員だったレストランも一時半すぎには空いてきました。下のメニューにコーヒーが付いているお手軽ランチコースにしてみました。


 
 
   海に向かって一面ガラス張りの店内から外を見ると、前の芝生広場で
   大勢の子供たちが泥んこあそびをしているではありませんか。
    あたかも泥んこ風呂に浸かったかのような真っ黒な子供もいるし、一体これは何?
    面白そうなので食事が運ばれる前にデジカメを持って外に飛び出しました。

     
   端のほうでなにやらやっていた子たちが一斉に横一列に並び、合図と共に泥団子を
   海の方へ投げ始めました。あ~~っ、きれいな芝生が泥だらけになって行くぅ~~!
   
  
     
   子供たちの親も、少し離れた場所から子の姿をカメラやビデオに納めていました。
      担当者のような方にお聞きすると、これは美術館主催のイベントだとのこと。
     泥遊びも出来ない今の子供には、イベントに参加して体験する、って手が
      あるんですね。私も泥にゴシゴシからだ中をなすり付けたくなりましたよ。
気持ち良さそう~~だし、もしかしたら美容効果もあり、かも!
えっ、泥んこオバサンなんて、きも悪いって?

     

 

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海の日

2008-07-22 | visit/drive

 三連休最後の21日は海の日。
「横浜開港記念みなと祭」のフィナーレを飾る国際花火大会の入場券を昨年同様
いただいたのですが、去年行ったからもういいわ、と私、
断ったはいいけど、この連休が
予定未定のまま終わりそうな不安が命中しそうでした。
子供はそれぞれ旅行などに出かけたので、自由を満喫出来る3日間のはずが、平日と
ちっとも変わりないなんてイヤだ~。
私の代わりに友人と花火大会に行った夫。
帰宅したのは午前さまでしたから、朝起き
れないのは明白。それで、母と姉に声を掛け、海へむかって走ってきました。

首都高湾岸道路~神奈川線~横横道路(横浜・横須賀)で衣笠まで行ったら、
そこから更に三浦縦貫道路が続き、三崎のほうまで簡単に行けるんです。最後の有料
道路である、4.7kmの長さの通称「横須賀三浦はまゆうライン」。このラインを走りきると、
右は葉山、逗子、鎌倉で、左は三浦三崎、横須賀につながりますが、目的の右側が
大渋滞だったので左に走り続けたら三浦海岸に出たということです。
湘南リゾートラインと三浦大根地区との差がこの「渋滞」に現れているってことですか?                                                        でもいいもん。スイカ畑やとうもろこし畑、お花畑が一面に広がっているほうを選らばざるを得ませんでしたが、渋滞より断然、マシ。ストレス発散ドライブですもん。
道端のあちこちでスイカやメロン、とうもろこし、ナス、トマトなどが売っています。車を止めて、私たちもそれぞれに小ぶりのスイカやメロンを買いました。売店のうしろは一面の畑。三浦半島の中心部って、とても緑豊かなんですね。油壷や三崎港方面への道も混んでいそうなので、とにかくすいている方を選んで走りつづけたら、海岸沿いに出ました。さぁ、待ちに待ったティータイム+レストタイムです。どこにしよう、と走りながら見渡してもジョナサンなどチェーン店が多く、小洒落たカフェが見当たらない!逗子、葉山との差はこんなところにも現れているのかぁ。失礼、失礼。こっちが知らないだけなのかもです。ネットで調べてこなかったのですから。

                                   
しかし、ごった返すリゾート地より落ち着いた広い海岸線、その上空を、高く低く、カモメが何羽も行き来し、カラフルなウインドサーフィンの帆が海面をゆらゆら漂うさまは真っ盛りの夏の現場そのものです。
もう三浦海岸でいい。最高だ~。娘はオクマの海辺にいるけど・・・この際、沖縄の海とは比較しませ~ん。
海岸線が終わりそうで、あせって入ったところはペコちゃんで名高いチェーン店。わはは・・久しぶりだねペコちゃ~ん。みんなでアタマ撫で撫でして中へ入りました。

     

窓の真下にディモルフォセカの植え込みがぎっしりでカワイイ。この花を入れるとなると、
道路の街路樹が入らないのです。難しいね、写真って。
さて、注文したのは周りにつられてフルーツソフトクリームあんみつでしたよ。

   

                 「おねえちゃん、海にはいろうよ~!」
            「でもさ、だれも泳いでいないね。サーファーばかりだよ。」

      とでも言っているんでしょうか。わが子の小さい頃をつい思い浮かべてしまいました。

   

その日が海の日だと気がついたのは帰る頃でした。
そうだ、「海の日」は誰かさんのバースデーだ、と、思い出しました。
いや、ハッピーマンデー制度になったから日にちがずれているかも。
でもでも、言わせて貰おうっと。
“ Happy Birthday, Mr.Bean!”

ドライブの帰りには弟家族のいる磯子の実家に寄ることにしました。
この実家で20年以上を子育てしながら過した姉ですから、横横道路の港南台ICから
実家までの道案内を買って出たのに、あれっ?え~っ?何でないの~?の連続。
10年ひと昔なんですよね。あちこちの目印となるものが見当たらず、道路も広がり、
新しいマンションは増え、その様変わりは、頭で描いていた地図にないんですもの。
あ、ここは「栗木」よね、もう分った、大丈夫、と言ったあともキョト~ンとしっ放し。
                                                       磯子の家では子供は出払っていて二人のみ。
ちょうど弟はジムから帰ってきたばかりでした。
この家も三連休は自宅組だったようです。
庭で趣味の野菜作りを楽しんでいる弟が、もう時期も終わりで、少ししかないけど、と、畑からナスとネギを取ってきてくれました。
お昼過ぎからのドライブでしたが、帰宅まで6時間も掛からなかったんですよ。首都高湾岸線もスイスイで、気分転換に絶好のドライブ日和と相成りました。

いただいたばかりの私の好物、信州産の大きなズッキーニも一緒に並べてハイッ、チーズ。
ビンに入っていた竹富島の星砂を、少しは涼んでいただこうと広げてこれは、マクロでパチリ。
それにしても毎日暑いですね。だから夏なんですけど。
                                       
                       

 

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雨の鎌倉

2008-06-15 | visit/drive

  
                                                               長谷寺

雨になるとは前日から分っていたけど、迷った末、「雨天決行!」にしました。
地元の友人たちと鎌倉に出かけるのは今回で3度目。前回行ったのは5年前?それとも?記憶はかなり曖昧です。最初に行った時は北鎌倉の明月院とその周辺。二度目は極楽寺と成就院周辺でしたが、成就院の紫陽花がことのほか印象的だったので又行きたいね、と毎年のように話していたのです。鎌倉に到着するころには雨が上っているかもしれない、との憶測ははずれました。鎌倉駅から江ノ電に乗り換え、まず長谷寺へ。
高徳院の大仏も近いからか、修学旅行で来ている多くの小学生も中高年にまじって、賑わっていました。紫陽花の咲くこの時期は、ロープを巡らせた入口の前に、「○○分待ち」
の立て札があるようですが、当日は「待ち時間なし」。雨さまさまです。
紫色の小ぶりな紫陽花の名は「小町」。なんだかセントポーリアにも似ていますね。他にも初めて聞く名前のものも多かったのですが、傘さしてデジカメも持っているので、花の名前は頭の中にだけとどめることにしました。結果としては、その殆どを忘れたんですけどね。

 
 

眺望散策路の周辺には、40種類以上、約2500株の紫陽花の群生を楽しむことができ、さらに眺望も素晴らしいので拝観料300円は頷けました。もし混んでいたら写真を撮る人で前に進まず大変なんでしょうね。
このあとは、江ノ電に乗らずに歩きで成就院へと向かいました。線路沿いの道を歩いていたら、レストランかな、と思うような古民家を見つけたんです。そこに入るには線路を横切るしかないので、渡って確かめました。ワタベ食堂(仮)と書いてあったけど“食堂”はないでしょう。お腹も減ってきたことだし、予定していた浄妙寺にあるレストランまで行くには持たない気がしたので入ろうとしましたが、門の前の黒板メニューを見ると、メインがどれも肉のようなのです。お肉がだめな友人がいるので今回はパスとなりました。
このあと、リサイクルショップを見つけて中に入り、予期せぬ買物をしてしまいました。お店の人に先ほどのレストランのことを聞いたら、以前はフレンチレストランだったそうで、今はフレンチに限らずやっているとのこと。又、この近辺の食事処を訊ねたら、権五郎さん(御霊神社のこと)のほうの横道にお蕎麦屋がある、というので行ったのですが定休日。ついていないなぁ。

 

しばらく行くと、「星の井」と「虚空蔵堂」に出くわし、そこから成就院の紫陽花が見えてきました。
成就院の紫陽花、といっても、お寺の前から下へ続く参道が紫陽花でギッシリなので、境内に入らなくて楽しめます。なぁんて言ったら、成就院さんに怒られそうですか勿論ちゃんとお参りします。はい。上方から見下ろすと、その先端は由比ガ浜の海が広がり、最高の眺めです。紫陽花の種類も多く、私の好きな紫陽花(左上から三番目)が、ここでも沢山見られました。






  

 ・・・・・ 「和尚のおはなし」 ・・・・・

まもなくアジサイの花がいろずきはじめます。
野山に人知れず咲く花・街中に咲く花、どんな花たちでも わたくしたちのこころを和せてくれます。

四十年前、高野山に登り一時期を過ごした時、五月になると、杉木立の間、お堂の側、そこかしこにあるシャクナゲの木にピンクの花がいっせいに開き、千年の古都が急にはなやぎます。

この印象は今でも五月の風を感じると思い出されます。

インドのカシミール地方を旅した時、氷河の間に顔をのぞかせ、短い季節に花を咲かす高山植物にも息をのんだものです。

高野山・京都から鎌倉にもどり、わたくしは説法をする事も大切ですが、お出でになられた方が、清々としたこころでお帰りになれる寺にしたいと考えました。

本山・大覚寺が生け花・嵯峨御流の総司所であり、生け花はこころのお花を開くことが真髄であると学んだ影響があります。

由比ガ浜を望む参道のアジサイは、そんな目的で植えてきました。
毎年、肥料を届けて下さる方、毎朝、参道を掃除して下さる方、遠くからアジサイ時にお参り下さる方、お花のご縁で色々と仏縁がひろがっています。

仏教の教えに布施行があります。境内・参道の花たちは、しゃべることはできませんが、お出での方に楽しんでいただければ、これはお花の布施行なのかなと考えたりします。       
                   山主

(成就院HP より拝借いたしました

 

雨が強く降ったり小降りになったりの一日でしたが、ここ、成就院の参道を歩いている時はしばらく止んでくれました。下りながらbiancaの耳に聴こえてくるのは何故だか、こんな曲
(思い出のある曲のひとつですが、今聴いてもいい曲だなぁ。少しも古く感じないんです。)

  

再び江ノ電に乗り、七里ガ浜の海岸のまん前にあるイタリアンに行くことにしました。駅のパンフレットの中で紹介されていたのです。数十分待ちでしたがせっかく来たので待ちました。が、ここで時間を費やし過ぎでした。お味はともかく、各プレートの運ばれるのが遅い。何かを聞こうものなら、「ちょっとお待ちください」で、このお野菜の名は?の問い一つにも即答できない。スープにスプーンがないので言うと、スミマセンのひと言もない。もう、「尋ねる」ことは、時間のロスになるからやめよう、と話し合いました。帰りにお勘定を別々にできますか?と言うと、又、「お待ちください」。散々待たせた挙句、「出来ません」だったのです。お店の名前もお料理の画像も、残念ですが出すのをやめます。食事場所にはついていない日でした。
鎌倉駅にもどり、バスで浄妙寺に着いた時はすでに4時半。オーダーストップの時間でした。が、入口で出会ったお寺の方が上の方にある「石釜ガーデンテラス」へ連絡してくれたのです。「急がないでゆっくりと登って行ってくださいね。」とのお言葉がとても嬉しかった!

  

お寺の中にあるこのレストランのお庭では四季折々のお花が咲いているとのことで、楽しみにしていましたがすでに閉店の支度をしていた時でしたから、コールドドリンクを頂くだけで精一杯。せっかく来ていただいたのに申し訳ない、と、美味しいクグロフを少しサービスして下さったんです。お土産にそれぞれ好みの石釜パンを購入。私が選んだのは上の写真のライ麦パンです。

帰りは小町通りを散策しましたが、以前入ったお店がマンションになっていたり、焼きたてのお煎餅屋さんがなかったり、と古都鎌倉も少しずつ変化しているようです。鎌倉らしさを失わずに、良く変わっていって欲しいですね。

14日午前に発生した「岩手・宮城内陸地震」には本当に吃驚しました。
  この所、事件と自然災害が交互に頻繁に起き過ぎますよね。その全てが
  ひとごとではなく、いつ自分達の上に降りかかるかもしれない、そんな気が
     してとてもやり切れません。
書き出した日のままでupします。新鮮味がなくてごめんなさい。
  頭の中身が・・文が・・冴えず、ただ時間だけが過ぎて行きました・・・。
  
            
         長谷寺の夏つばき
                      

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