日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

武装錬金&ゴーストハント総括

2007-04-04 23:10:05 | アニメ
武装錬金
 これ、本当にジャンプで打ち切りになった漫画なのか?というのが一番。それだけスタッフの熱意を感じた。1話のときに「今期の安定株」と書いたが、まさにその勢いで最後まで来た。

 「魔法先生ネギま!」以来、作画崩壊のレッテルを貼られたXEBECだが「ネギま!?」と「武装錬金」を比較するとあの時の作画のまずさをXEBECにだけ責任を押し付けるのは酷なのかなぁと思う。(「ラブひな」の時だってキャラクターデザインがどうのという問題はあったが作画がどうのとはあまり言われて無かったはずだし)

ゴーストハント
 1話のときに「キャラクター的な焦点がぼやけてしまっている」と書いたが、役割が明確化してくるとキャラクターがちゃんと回りだしテンポも良くなった。

 これは化けたというよりスタートをミスったといって良いかな。原作(の原作はまだストックがあるらしいのですが)が尽きたことで、いささか打ち切りエンドみたいになったのは残念だけどストックが出来たらまたやってくれんかな。

 なるほど、ホラーってこうやれば良いのか。(今更何言ってんだか) 

4月期アニメ新番コメント

2007-04-04 05:44:03 | アニメ
 今年も4月に入り、新番組がどんどん始まってまいりました。では早速行ってみましょう。

天元突破グレンラガン
 前に書いた「冬の時代」的作品と言える。こういう作品は何よりもまず勢いが大事。
そういう意味でのつかみは成功と言えるんじゃないだろうか。あとはこの勢いがどこまで保てるのか。「上滑りしたかっこ良さ」や「処理できないテーマ性」で勢いを殺してしまった「エウレカセブン」の轍を踏まないことを祈る。GAINAXの地力に期待。
 
ゲゲゲの鬼太郎
 泉谷しげるの主題歌は意外とはまってた。もうみんな指摘してますけど鬼太郎の声、どう聞いてもコナン君にしか聞こえません。冒頭なんか意図的にやってるんじゃないかと疑いたくなったぞ。猫娘萌えキャラ化については取り立てて言う事無し。

 シリーズ構成の長谷川圭一、三条陸にはある程度安心感と期待感が持てる。長谷川圭一の「ウルトラマンネクサス」で見せた容赦の無さを三条陸が「ダイの大冒険」、「冒険王ビィト」の子供向け展開でうまく押さえ込めれば相乗効果も十分に期待できる。
 鬼太郎が自業自得だという理由で子供を囮に使う容赦の無さ、持っている能力を活かしたバトルと第1話を見る限りそれはうまく行っているように見える。あとはこのバランスがどこまで持つか。

 ま、とりあえず目玉の親父のCVが替わっていないのだけは良かった、良かった。

ハヤテのごとく!
 原作はサンデーを立ち読みした時に目にする程度。本編といい、中の文房具CMといい壮大なネタアニメという認識でいいのだろうか。若本ナレーションは狙いすぎてて、ちょっと引いたなぁ。

ミュータントタートルズ
 年1本くらいはこういうアメリカンなアニメがあっても良いよね。ありすぎると逆に嫌だけど。そう思わせてくれる位の出来ではありました。

アイドルマスターXENOGLOSSIA
 ゲームのほうはアーケード版をちょこっとやってた。XBOX360はもともと持ってないので(メックアサルト3が出るならハードごと買うけど)論外。キャラ名などは使っているが声優総入れ替え、舞台をサンライズお得意のロボット物に変えてのアニメ化。これはもうネタ以外の何物でもないな。
 
 美少女&ロボ見せ、世界説明、その裏の陰謀話といろんなことをやろうとしてそのどれもが半端でつかみが弱すぎる。「ゲームと違うけどこれはこれでOK!」と言えるほどのレベルではない。
 真面目にやってるのは分かるんだけど、どうも真面目さが上滑りしている印象を受ける。これなら完全パロディに徹して、設定周りを単純化した方が良かったんじゃないかなぁ?この辺をどう整理できるかで、化けるかこけるか変わってくる。

美少女戦麗舞(セレブ)パンシャーヌ
 来たよ、バカ特撮!言うべきことはこの一言に尽きる。特撮の安っぽさを隠そうともしてないし(そのくせハイビジョン製作)、狙ってバカやってるのはちょっとあざとさも感じるけど見ていて微笑ましい。でも、猫ひろしはちょっとなんだなぁ。




 次回は「武装錬金」と「ゴーストハント」の総括。