【これまで】
豊かな自然の中で生き物に触れ、きれいな星空を見上げ、元気に駆け回って育ってきた。そんな娘が都会へとやってきた時、その心には小さな喪失と新環境への不安が渦巻いていた。それは悪夢となって姿を現す。
そんな悪夢を救ったのはゆめちゃんと山の中で拾って、お守りになって欲しいと願ったねねちゃんだった。
悪夢のゴールは同時に新しい生活へのスタートとなった。その騒がしくも楽しい生活を今駆け出したばかりだ。それは確実に彼女を変えていくことになるだろう。そのきっかけは彼女が冗談めかして言った「恋をする」ことなのかもしれない。
【脳筋プラスアルファ】
体力自慢のいわゆる脳筋だが、そこにとどまらず〈生物〉と〈天文〉という得意分野を持ち、ピアノ演奏という特技まで披露するというかなり贅沢なキャラだ。
ただ今のところそこら辺の得意分野を活かしてあげられる話をあまり用意できてないように感じられる。TRPGキャラクター的な視点でいえば、ニッチを狙いすぎて外してしまった感じか。そこら辺の不足を双子の弟や山梨推しなどのバックストーリーで補っている。
ときわちゃんに関してはもう少しやりたいことがあったのだけど、コロナ禍の遅延を調整するにあたって断念した部分があったんじゃないかと推測している。それができていたならもう少し違っていたんじゃないかな、と思うと少し残念に感じる。もし「みっくす」が世界観とキャラクターを引き継ぐならそこら辺にも期待したいところ。
最後にときわちゃんの変化の兆しについて少し。この娘は制服以外では基本的にスカートはかない娘だ。見た目にはおしゃれに興味がないように見えるが、まいらちゃんやねねちゃんの影響をうけて興味を持ち始めている。そこを進める強力な動機となりうるのはやはり「恋をする」ことなんだろうなと思う。