日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

「今日の5の2」TVアニメキャラ紹介(増補編)開始予告

2009-10-29 18:05:00 | アニメ
OADでTVアニメ版「今日の5の2」は一段落ついた形になる。

OAD(と「今日のみなみけ」)でキャラクターにまた新しいポテンシャルが加わっていたし、以前書き損ねた事もある。これをキャラ紹介編の書き換えで対応しようかと思った。けれど記事は埋もれているし、完成品を書き換えるのは結構面倒。

それなら新規記事を立ち上げた方が楽だし、生産的。だからここで改めて増補編を開始する事にします。

各キャラ別に細かく書いていくんで、5~6回くらいを予定しています。

10月期アニメ、特撮新番コメント

2009-10-18 13:09:00 | アニメ
さて10月も半ばを過ぎましたが、新番コメントをやっていきましょう。

新・三銃士
NHK教育が久々に放つ人形劇。古典だから話としては無難だし、安心感はある。アトス、アラミス、ポルトスに声優をかためたのは利口。三谷脚本だからそうそう大外しする事は無いんじゃないかな。

JIN-仁-
原作は立ち読みレベルだけど、一通り目を通している。ここでは珍しく一般ドラマを取り扱う。

ドラマの仁はどうも線の細い印象を受ける。もう少し体格的にがっしりとしたイメージを持ってたんだけど。

仁の過去話として病気の恋人の話は必要だったのかなぁ?この話が冒頭の足を引っ張っちゃったように思えるんだよなぁ。

むしろ現代と幕末とのギャップに戸惑うような話や坂本竜馬や勝海舟、緒方洪庵といった歴史上の人物との出会いをしっかりやった方が良かったんじゃないかと。原作では仁と現代との関わりが徐々に希薄になっていくのを考えると。

まあこの辺は作り手の狙い所と私の期待との差と言いましょうか。

あにゃまる探偵キルミンずぅ
あぁ、河森正治がどんどん遠いところへ・・・。

そうはいっても意味がまるでわからん外国語(タイ語らしい)のOP、EDを除けば正統派の少女向け変身もの。

これは変にオタ媚びせずにこのまま正統派で行って欲しいもの。







「夏のあらし!」2期、「グイン・サーガ」、「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」にはコメントを入れません。

今期は実写系が強い、というよりアニメが弱いなぁ。4月期に向けて雌伏に入ったのかな?

今日の5の2宝箱

2009-10-12 11:01:00 | アニメ
あ~、やっと届いたよ。この連休中に届かなかったら買っちまおうと思ったくらいだ。

いかにネット通販とはいえ予約ならやっぱり発売日かその翌日くらいには着いて欲しいもんだ。

と、愚痴はこのくらいにして早速感想をば。いつもどおり「続きを読む」から

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まず言いたいのは「これが普通のオープニングだよなぁ」って事だ。ただダイジェストを並べただけのものをオープニングと称してほしくない。あと、田中ハルカOPに正式進出!

【ムシムシ】
まず何よりもCGで無駄にリアルに書き込まれたダンゴムシ。先駆者だけあって、やはりCGを使わせたらXEBECは上手い。変形も合体も男の浪漫!(ロボットアニメ的な意味で)

大量のダンゴムシを見て無言で気絶するメグミ。このシーンもそうだけど、この回のメグミはいいところをことごとくもってくなぁ。ナツミのアレは男女関わらず結構経験者が多いのでは?(私もやったことあり)

諸君、忍者が水蜘蛛を足に履いて川を歩いたというのは伝説にすぎないのだよ。(「忍たま乱太郎」でやってた)

全般的にごった煮的だが、テンポが良いので飽きずに楽しめた。

【ヒラヒラ】
ここでの感想は原作を無難にこなしているで済んでしまう。扉絵オチは蛇足といえば蛇足なんで、入れなかったことで作品価値を減じることはないと思う。

カレーの妖精は鴻野さんが継続して「みなみけ」を読んでいたという事の証とも言えるだろう。あれを鴻野さん始め無印スタッフならどう料理するだろうか?

【ビシビシ】
鴻野脚本はここで本領発揮!ストーリーの流れこそ原作通りだけど、雪合戦と保健室のエピソードを見事に膨らませている。まさか「ヌキウチ」でちょこっとだけ登場した保健の先生をキャラクターとして完全に立たせてしまうとは。

エロ方面も徹底強化されているが、そういうことを意識させないキャラデザも相まって下品さを感じさせる事は無かった。この辺は演出の上手さだろうな。

【イマサラ】
「ビシビシ」が脚本の上手さを発揮した回ならば、こちらは演出の上手さを発揮した回。脚本として膨らませる事はほとんどしてないけど、シュールな原作をノスタルジックあふれる雰囲気に持っていったのは演出の功績。

「モシモ」でもそうだったが、コウジの後ろにはやはり「きもちわるい」男の影が見える。

【おまけ】
「べつばら」の告知映像でお風呂の映像を見て、これをやるのなら「テレビ」にも何かネタを仕込んでくるだろうと予測して何パターンか考えたうち、一番意外性があってやったら面白いだろうなと思ったネタが来た。「先生と二宮君」といえば車オチだけどそれが無かったのはちょっと残念。

バスタオル一枚でテレビを見てるチカを見て思い出したのはこのくだり。
「ちなみにハルカは風呂上りに部屋を裸で歩き回ったりするタイプだぞ」(みなみけドラマCD「決まり手は」)

【今日のみなみけ】
冒頭のドッジボールはちょっとしか出ていなかったチアキをメインにおいて、バランスを取っている。トウマ並の化け物と呼ばれたナツミ、この二人の対決はぜひ実現してほしい。メガネはあだ名の天才チアキ様にしてはキレが悪いなぁ。

チアキ以外の小学生に対してはボスの威厳を持つカナ。しかもすごく良い事言ってる。チカの複雑な感情描写は演技も相まってすごく良い感じ。

でもリョータ、その場に藤岡が居なくて本当によかったな!

この他にも「みなみけ」、「今日の5の2」両方からネタを持ってきている。会話のテンポもすごく良い。おかげでみなみけ三姉妹がマンガ以上に溶け込んでいる。

14分半ほどだが、全然長さや間延びを感じなかった。

総評:
エンディングを各話ごとに入れたことがテンポをそいでしまうか?と思ったけどそれほどでもなかった。TV版と同じだから手抜きと言えばそうなんだけど、季節ごとのエンディングは「今日の5の2」の象徴だからね。

作っている側の情熱が画面や音声を通じてビシビシ伝わってくる。これは「べつばら」で全く感じなかったものだ。

作り手側がしっかり原作を理解したうえで、新たなものを積み上げる。これが「今日の5の2」だ。「いつもの」が褒め言葉になるってなんて素晴らしい事なんだろう!

戦場のヴァルキュリア総括

2009-10-03 14:20:00 | アニメ
最終回で何とかなるとは思ってなかったけど、やっぱり何ともならなかったか。

戦争物にしては世界や戦術、戦略をきちんと描けていない、(製作者側がメインにおいたという)恋愛や三角関係を描いたというには感情の流れ等に気を使っている様子が無い、メカ萌え作品というにはメカ描写に力が入っている訳でもない(エーデルワイス号なんか最終決戦ではその存在すら抹消されてたからな)。

こうなってしまえば残る道はデタラメファンタジーしかない。だがデタラメファンタジーというにはシナリオや演出が開き直っている訳でない。

故に総括としてはこれに尽きる。
「結局何にもなれなかった作品」

以下、ちょっと追記


追記1:この作品は脚本家同士の連絡がまるで取れていないのではないか?と思わせるほどにキャラクターの使い方や感情の流れが各話ごとにぶつ切りだった。

単発ギャグ物ではなく一連のストーリーとして構成する場合、このようなぶつ切りは致命傷となる。

追記2:ファンタジー的な要因で産業革命が引き起こされた、大国にはさまれた小国が舞台である、主人公(ウェルキン)の父親がかつての戦争で英雄と呼ばれたなど多くの部分が「空の軌跡」と被る事に気付いた。

だからといって安直に「パクリだ!」なんて言うつもりは無いですが。