日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

ハレ晴れユカイ

2006-05-15 12:53:50 | アニメ
 一昨日の記事でこの「涼宮ハルヒの憂鬱」のEDをオリコン1位にしようという運動があることをお伝えした。
 この運動の成果かオリコンデイリーも15位→圏外→18位→2位→10位というよく分からん流れになっている。

 各所で品薄が伝えられ、私も札幌のゲーマーズに発売日に行った時はすでに品切れだったのに、昨日行くと本当に大量に入荷していました。
 あれを見てると、発売日における品薄はわざとやったんじゃないかという疑念がわいてくる。

 で、結局買ったわけです。我ながら煽られていると思いながら。
 
 曲自体の感想?悪くない曲だけど、EDの良く動くダンスと合わせることで映えるタイプ。フルコーラスになって良くなるってタイプでもない。音楽としての純粋な評価ならOPの「冒険でしょでしょ」のほうがいい曲。


小さき勇者たち GAMERA

2006-05-14 00:51:27 | 映画
 公開からずいぶん経ちましたが、本日見てきました。観客は私以外子供連れでした。数的にはそんなに居なかった訳ですが。

で、感想。

 少年とガメラの友情をメインとするジュブナイル作品という方向性は間違ってはいない。それはガメラだからこそできる事だと思う。ゴジラではそうは行かない。ゴジラは多くの場合、結果的に人間の味方になったとしても、人間とは住む世界の違う存在として描かれてきた。(そのため人間との交流にはミニラやベビーゴジラなど別のインターフェイスが必要となる)ガメラは初期こそゴジラと同様の人間とは相容れない怪獣として描かれていたが、後には子供の味方という場所に落ち着くことになる(金子修介監督の平成3部作は見ていないが)。

 では本作はどうだったのか。主人公がガメラとの交流を通じて成長していくというメインのストーリー自体に問題は無い。しかし、その脇を固めていくべきストーリーがどれもこれも消化不良に終わってしまっている。
 昔ガメラと出会っているという主人公の父親もこれといった活躍をする訳ではないし、手術のため入院する隣のお姉さんというおいしすぎるシチュエーションも完全に生かしきるというところに到達していない。こういった脇のストーリーをうまく刈り込んでその分をジュブナイル作品らしい子供の大活躍に振り向けるべきだったと思う。
 その上、後半には新怪獣ジーダスとの戦いが控えているのだからもっと描くべき話を絞る必要があったのではないか。

 そのジーダスとの戦闘だが、絵的にゴジラのような大破壊を期待するべきではない。最終決戦でさえ30~50メータークラスなのだから。具体的なイメージとしては「マグロ食ってる奴」の戦いを想像すると分かりやすいかもしれない。ジータスのデザインも悪くないし、サイズ相応の迫力のある絵を撮ろうという努力は認めるものの、樋口、川北といった領域にはまだ遠い。

 クライマックスとなる子供たちがガメラの成長に必要な石をリレーするシーンもなぜ子供たちがそうしなければならないのか、という理屈が全く表現できていないので説得力に欠けてしまっている。

 このクライマックスシーンを含めて全体的に「こういう絵を撮りたい」という感情が先にたって、「なぜこうなるのか」という理屈の部分に踏み込めていないように感じてしまうのは私だけだろうか。
 そして子供のガメラとして本物の亀を使ったのは最大の失敗かもしれない。どんなに人間がかわいく作っても本物には敵わない。ある段階を超えてしまうとどうしても人形を使わなくてはならない。その部分で違和感を感じてしまうのは避け得ない宿命といっても良い。

 やはりこの映画は昭和後期ガメラの正当なる後継者としてのファミリー映画だ。そう思ってみるならば決して外れではない。だが怪獣マニアが怪獣映画として見るならばそれ相応の肩透かしを食らうだろう。特に平成3部作が好きで、そんな感じを期待している人は止めておいた方が無難。 

アニメ雑感2

2006-05-13 07:34:50 | 雑感
 「涼宮ハルヒの憂鬱」のEDをオリコン1位にしようという運動がある。

 「ハッピー☆マテリアル」の時は買うつもりも無かったので、「あっしには関係ねぇ事でござんす」と言っていれば良かったのだが、今回は購入意志があるので(OPの「冒険でしょでしょ」は購入済)そうも言ってられない。
 
 確かにEDは良く動いているし、それに合わせた曲も悪くない。(そうでなければ購入意思など出るものか)だが、こういう運動に自発的に参加したと思われるのはしゃくだ。だからここではっきりと言っておく。私が「涼宮ハルヒの憂鬱」のEDを買うのは今回の運動とは無関係だ、と。だが、運動の成果自体は興味深く観察させていただく。
【4/26発売 新作CD】TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』OP曲平野綾 / 冒険でしょでしょ? 《初回盤》...【5/10発売 新作CD】TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』ED曲平野綾、茅原実里、後藤邑子 / ハレ晴レ...
 とりあえず楽天市場から在庫切れをおこしていない(5/13現在)アフェリエイトを設置しました。もし、曲自体に興味があるなり、運動に参加したいと言う方があればどうぞ。ここから買ったものがオリコンに反映されるかどうかは知らんが。

アニメ雑感1

2006-05-12 00:00:34 | 雑感
先日、前代未聞の理由で堀江由衣降板という話をしました。その代役が門脇舞ということで決まったようです。結局事務所的なバランスを取った配役に落ち着いたわけだ。(フリーの徳永愛を別にすれば大沢事務所、青二プロダクション、ぷろだくしょんバオバブで各2人ずつ分け合った)

 これを機に今回の一件の総括をしてみようと思う。

 「ぴくせる☆まりたん」側は送られてきた断り状を公開することで話題が先行し、各所で勝手に宣伝してくれた。(当然それはうちも含む)一種のスキャンダル戦術とでも言えよう。しかも「危なさ」を売り物のひとつにしている「ぴくせる☆まりたん」にはスキャンダル戦術のデメリットであるイメージダウンということを考えずとも良い。製作がわずかに遅れるという事があったにしても、総合的には+といえるのではないか。

 翻って降板を決めた堀江由衣、アーツビジョンはどうなのか。これもほとんど影響が無いといっても良いだろう。確かにイメージダウンは避けられまいが、その影響は極めて小さいものにとどまるだろう。これが「リーンの翼」降板だったら、それこそ致命的な影響をこうむる事になっただろう。(筆者はこの「リーンの翼」参加が今回の降板劇に大きな影響を与えたのではないかと考えている)今後直接政治に関わるような役での参加はやりにくくなるだろう。だが、現在の所そういった作品に出る必要性はあまり無い。
 アイドル声優としての旬が過ぎ、実力派に転じなければならないのならば政治に関わるような役ができない事は致命傷だが、アイドル声優である間はその影響はほとんど無い。しばらく耐えていれば、今回の一件は歴史の闇に葬られることだろう。それにこの作品に出れば相応のデメリットもある(左翼系に良く思われない)ということから考えても、致命的な影響があるとは思えない。

 かく考えると今回の一件、アーツビジョン-堀江由衣側に無視できるほどのわずかな犠牲を払わせることでホビージャパン-「ぴくせる☆まりたん」側は+の効果をあげられたと結論付けることができる。

 だがもし、代役が能登麻実子やこやまきみこ(「陸上防衛隊まおちゃん」のまおちゃん役)だったら事実はどうあれネタ認定していたところだ。

ご冥福をお祈りします

2006-05-08 10:30:01 | 雑感
初代「オバQ」曽我町子さん死去

 特撮の偉大な星がまたひとつ・・・。

 やはり私なんかは東映特撮での悪役イメージが強い。特にスーパー戦隊においては「魔女といったらこの人!」と言う決め打ちができる役者さんだっただけに惜しいなぁ。(「マジレンジャー」において「善」であっても魔女としての存在感を見せ付けてくれただけに)

 でも人口に膾炙しているのは「初代オバQ」なんだろうね。