日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

10月期アニメ新番コメント第3回

2007-10-28 17:13:43 | アニメ
とりあえずこれで終わりかな。今回は2つが実写。

「ケータイ少女」
 まずドラマ部分を見ていて思ったのは「キャラ立てって大事だよね」って事かな。あとリンの処理が声だけだったのはちょっと残念かな。

 その後のドキュメンタリー風に関しては「所詮出来レースでしょ」となんか冷めた目で見てしまった。

「風魔の小次郎」
そーいえば、80年代くらいにこんな感じのドラマ、夕方あたりによくやってたよなぁ。そんな感じのなんか懐かしい気分。

 ところで、ハイビジョン製作だけどあまり大げさな特撮を使わない「ケータイ少女」とハイビジョン制作ではないけど、特撮をやっているこの「風魔の小次郎」とどちらが1話あたりの制作費が安いのだろう。

「獣神演武」
中華風世界で宿命に導かれた主人公が旅立つって、これはまたテンプレートどおりだなぁ。普通に夕方にやっていても問題ない感じ。

 そのためにいまいち引っ掛かるところに欠ける感じ。 

10月期アニメ新番コメント第2回

2007-10-14 11:14:17 | アニメ
引き続きアニメ新番コメント第2回です。(うち2つは実写だけど)
「レンタルマギカ」
原作未読。妖怪退治、幽霊退治はもうジャンルとして成り立つほど普遍的。会社形式での運営というのもそう珍しくも無い。

初回は中盤でやるような「典型的」な話のため、作品の雰囲気をつかむことはできるものの具体的な設定やら何やらを把握するところまでは至らなかった。

 基礎設定開示が終わり、話が安定期に入ればこのタイプの作品は結構好みなんで、面白く見ることが出来るようになるかもしれない。

「魔法先生ネギま!」
3度目は実写化。揃いも揃って低調な演技、端折りまくりの展開、ここまでくるともうツッコむ気も失せるわ。でも、これっていったい誰に見せるつもりなんだろう。

本物やぬいぐるみを使わず裏地にエンブレムのような形で仕込まれているカモ君の処理の仕方は結構面白いと思った。声を野沢雅子に変えた理由はよく分からんが。

生暖かく見守らせていただきます。

「キューティーハニー THE LIVE」
適度な安っぽさ(一応褒めてます)と下品に落ちない程度のお色気がなんか良い深夜特撮といった感じ。脚本もさすが井上氏、とっ散らかっている様でありながらもまとまりが良い。

初回はなかなか好印象。
「ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-」
ちょっと説明不足な側面といかにも狙ってますよというような媚の売り方にはちょっと「うん?」と思った。

コナミアニメはこういうところからいつも「そこそこ」くらいまで挽回していくので、もうちょっと様子見。

「みなみけ」
まったり系萌えアニメ。どたばたよりもどちらかというとこういうタイプのほうが好みだったりする。

10月期アニメ新番コメント第1回

2007-10-07 20:31:12 | アニメ
10月期のアニメ新番コメント第1弾です。

「ご愁傷様二ノ宮君」
 原作未読。まあ、いつも通りのどたばた萌えアニメ。当然こういうアニメに対する態度は「見続けるだろうけど、優先順位は低い」に尽きる。

「機動戦士ガンダム殺しのライセンス00」
ま、新ガンダムですが期待値は限りなく低い。1話は説明と顔見せに終始したって感じか。そのため少しばたばたしていた上にキャラクターをキャラクターとして成り立たせている性格付けというものがいまいち見えてこない。

そこら辺をどう解決していくか、テーマ性をどう処理していくか、その辺が今後の鍵か。
追記:00と聞くと「キカイダー00」を思い出す人も多いみたいですが、私は「キカイダー00」は見ていないのでどうしても00=殺しのライセンスになるんだよな。

「メイプルストーリー」
オンラインRPGってあまりやらないので、元のゲームは名前を聞いたことがある程度。真っ当な子供向けファンタジーってところか。取っ掛かりも少なく、化ける可能性はきわめて低い。とりあえず「仮面ライダー電王」と「ゲゲゲの鬼太郎」のつなぎとして見続ける、ということになりそう。



ヒロイック・エイジ、地球へ・・・SFアニメの王道

2007-10-06 22:15:01 | アニメ
「天元突破グレンラガン」が力押しで勢い任せでありながらもきっちりまとめたのに対して、「ヒロイック・エイジ」は終始落ち着いた静かな雰囲気で話をまとめ上げた。最終回1話前を最大の盛り上げどころに置き、最終話を事後処理&後日談に費やした余裕のあるシリーズ構成はうまいと言う他無い。

「地球へ・・・」、「ヒロイック・エイジ」の全体総括。

まず謝っておかなければならないのは「ヒロイック・エイジ」の初回コメントはちょっと言い過ぎたなぁという事。でもあそこに書いたことは言い過ぎではあるけど間違ってはいないと思う。

共に恒星間宇宙を舞台とした昨今では珍しいタイプの作品であった。「ヒロイック・エイジ」の初回コメントの時、「世界観を扱いきれるかどうかが分かれ目だ」と書いたが、両作とも丁寧に語るべきところを全て語りつくし、世界観をちゃんと扱いきった。ただ「地球へ・・」は少し引き延ばしとも思える部分はあったが。これは原作が新書本3冊程度の分量しかないのだから仕方が無かったのだろう。

私は相手の耳目を集めるだけ集めるような要素を突っ込むだけ突っ込んではいるけれど、終わってみて「で、あれは何だったの?」と言うような作品よりは多少取っ掛かりは悪くともすっきりと終わるような作品が好みなのだろう。そういう観点から見るとこれらの作品は私好みの作品と言えそうだ。そのような作品はつかみが弱くてあまり話題にならないのがちょっと残念な所ではあるが。

このような作品がもっと増えてくれることを切に願う。(「陰陽大戦記」、「ゾイドジェネシス」、「ゼーガペイン」なんかがそれに当たるか)

追記:「アイドルマスター XENOGLOSSIA」を絶賛している所が「ヒロイック・エイジ」を酷評しているのを見ると(逆も然り)、こういった対立は続くんだろうなぁと思う。

追記の追記:誤字訂正のついでにほんのちょっとだけ追加しました。