日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

ミュークルドリーミー キャラクター紹介第2回 「月島まいら」

2021-01-28 06:10:00 | アニメ

【これまで】
亡き母との思い出にあふれた京都を離れて彼女について回ったのは「人気モデルの月島まいら」だった。

周りが作り上げた設定、モデルとしての姿だけを見て近づいてくる周囲、そして本当の自分の夢とのギャップ。登場した当初の彼女の姿はそれらを明るくそつなく振舞うことでその状況を仕方が無いものだと諦めているようにさえ見えた。

だが何の打算もなく素の自分を受け入れあまつさえ後押しさえしてくれたゆめちゃん、そしてぺこという運命の相方との出会いは確実に彼女を変えていった。

お笑い芸人を目指すとカミングアウトしたことでもう自分の素を隠す必要はもうない。そんな姿は以前よりもずっと楽しそうで、魅力的だ。だが肝心のお笑い芸人への道はまだまだ険しそうだ。

【影と厚み】
前回ゆめちゃんの事をバトルヒロインというより探索者だと紹介した。他のキャラクターはその力すら持たないのだから更に探索者的だと言える。これをマイナスとしてとらえる人も多いが、私はそうは思わない。これがあればこそ「ミュークルドリーミー」は他の変身美少女ものとは違う独特の魅力を出しているのだと思う。

話をまいらちゃんに戻そう。キャラクターの立ち位置としてはコメディーリリーフだが、それにとどまらない厚みをきちんと用意している。それが【これまで】の所で記した影の部分だ。影の部分を重くしすぎると闇となって、コメディリリーフとしてふさわしくなくなってしまうが、それもうまく回避している。

そういった影を物語の中で徐々に解消していくことで成長も描いている。モデルという職業を通じての様々なフックは彼女を話の導入や中心に据えていく。そんな彼女を全面的にフィーチャーした第28話が「神回」という呼び声が高いのも納得だ。

まいらちゃんは運動神経もそれほど良くないわ、勉強は赤点すれすれ、お笑いもウケないと魅力以外の能力値が高いわけじゃない。だからこそ物語の中で目立ち、輝いている。

ミュークルドリーミー キャラクター紹介第1回 「日向ゆめ」

2021-01-21 20:01:00 | アニメ
普段こういう特集記事は総括の後にやるんだけど、待ちきれずに第4クールの開始とともに始める事にしました。それだけこのアニメに入れ込んでるって事です。まずは主人公のゆめちゃんから。


【これまで】
中学入学とともにゆめちゃんはみゅーちゃんと出会い、いろいろなものを手に入れてきた。

夢に入る力、それに伴ってできた新しいおともだち、頼れる先輩、打ち込める部活にあこがれの人。

その上でパパとママは優しいし、小学校からのおともだちとは仲良し、お隣の幼なじみの男の子と少しぎくしゃくしたことはあったけど秘密を共有するようになってからは今まで以上の絆で結ばれている。

そんなほとんど何も失ってこなかった彼女の感じた「喪失への不安」が第4クール開幕の号砲となった。

【夢の中へ】
明るく元気でちょいおバカ、我欲に走る事もあるけど基本的には友達思いで頑張り屋さんと女児向けアニメの主人公像としてはよくあるセッティング。ふと考えてみたら2020年で13歳という事は2007年生まれ。つまり「ママは小学4年生」のみらいちゃん同じ年だって事だよ。そう考えて自分に愕然としたりする。

それはともかく、彼女が得た力は夢の中へ行く事とその夢の中でだけ行使できるもの。そして夢の中へ入ってドリームコスチュームに身を包んだからといって劇的に身体能力が向上するわけではない。

だから悪夢の原因を探しながら、ドリーミーメイトの力を借りつつ隙をうかがい、必殺の一撃を叩き込むスタイルを取らざるを得ない。その活動はバトルヒロインというよりむしろ探索者に近い。そして力を行使できない現実世界では恋に勉強に部活に頭を悩ませる普通の女の子でしかない。

そんな彼女に「ナイトメア・ハンター」の称号を与えるのは少し酷かもしれない。本来「ユメシンクロ」は戦うための力ではないのだから。

2021新年あいさつ

2021-01-01 09:35:00 | 雑感
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さてコロナ禍で明け暮れた昨年ですが、今年も色々大変なことになりそうです。でもそれを頑張って乗り越えていきたいなぁと。

その上でここの記事として載せる様な事(映画見たりとか)も変わらずにやれたらと思っとります。

あと「ミュークルドリーミー」については特集記事を考えています。