日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

トランスフォーマー ダークサイド・ムーン

2011-08-21 20:26:00 | 映画
タイトル通り見てきました。公開から結構経っているのでお客の入りは少なめ。客層はバランスが取れている感じ。




ではいつものごとく感想は「続きを読む」から。







アポロ計画はなかなか良かったけど、チェルノブイリを絡ませたのは時期がちょっと悪すぎだなぁ。

人間とオートボットとの信頼関係を崩す話とかスペースブリッジを使ってサイバトロン星を地球に呼び寄せるとかアイディアは良かったと思う。

ただトランスフォーマー側の話をセンチネルプライムに集約しすぎてしまった。おかげでスタースクリームはただの太鼓もちに成り下がってサムに倒されてしまうし、ショックウェーブも操っているワーム型機械生命のほうが目立っているし、メガトロン様にいたってはヒロインにはっぱをかけられてセンチネルを攻撃したけどオプティマスに一刀両断にされる始末。ディセプティコン側で存在感を確保できたのは人間側のドラマにある程度関与できたサウンドウェーブくらいのもの。

オートボットもオプティマスプライムやバンブルビーは良いとしてもアイアンハイドは見せ場も無くあっという間に倒されるし、ラチェットなんか「え、いたの?」ってレベル。

人間側はドラマがサムに集約されてはいるものの、戦闘担当のレノックス、コメディーリリーフ(および諜報)担当のシモンズとドラマに関われなくとも役割分担がしっかりしているので埋没してしまうようなことはなかった。

こう考えていくと「マンネリ」という評は致し方ないのかな、と思う。

あと余談だけど「米軍ばんざいのプロパガンダ映画」なんて評を良く見る。前作の「リベンジ」は話が世界各国に広がったから分からない訳ではないけど、本作は最後の戦闘もシカゴにおける市街戦だし基本的にアメリカの外には出ていない。この程度でプロパガンダ映画って言われたら米軍の出てくるアクション映画はみんなプロパガンダになっちゃうよ。