日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

こういう言い方をすると何だけど・・・

2011-10-31 21:45:00 | 家庭用ゲーム
13年ぶりのフルリメイク『リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語』PSPで来春発売
http://www.inside-games.jp/article/2011/10/31/52442.html

工画堂スタジオが道を踏み外すきっかけとなったゲームがフルリメイクでPSPで発売ですか。

>立ち絵、イベント絵、背景など全てのグラフィックを新規に描き下ろし、大幅なシナリオの追加
ここら辺はいいとして、

>声優陣の一新
これはどうなんだろ。

ファルコムに続いて工画堂(発売元はサイバーフロントだけど)もPSPへ本格移行ですか・・・。PSP導入を本格検討しなきゃならない時期に来ているということか?












どうでもいい話だけど、ラザルスはさすがにカットされるよな・・・(シュヴァルツシルトを知らない人には何のことやらさっぱりでしょうが)

今更のようにこんな記事に反応してみる(日々是雑感編)

2011-10-26 23:01:00 | アニメ
この記事はmixi日記と私のブログ「日々是雑感」との連動記事になります。途中までは同じですが、後半部はまったく違うアプローチから書いていきます。

AKBアニメの豪華スタッフにアニメファンため息
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20111021-00021821-r25&vos=nr25mn0000001

サテライト製作でAKB48のアニメということになればそこそこ大きなプロジェクトになるだろう。それを考えると「原案・総監督:河森正治」というのは別段驚くほどのこともない。(これはキングレコード(スターチャイルド)の大月プロデューサーも同様)

「WORKING!」の平池芳正監督と「あの花」の岡田麿里シリーズ構成と書くとすごく豪華なように見えるけど、Wikipediaで調べてみるとこれって「スケッチブック~full color’s」のコンビなんだね。

「スケッチブック」は未見だからどうこう言える立場ではないけど、これってほんとに豪華スタッフって言えるのかなぁ。マスコミ側がそういう誘導を行っているのは見えてくるけど。どうせなら「あの花」と「アイドルマスター XENOGLOSSIA」の長井監督を呼んでくるくらいのことをすればいいのに。
---------(ここまで同一)---------
ちょっと興味を持って調べて、監督とシリーズ構成が「スケッチブック」のコンビだと知ったときにはなぁんだと思っちゃいました。

マスコミやら某巨大掲示板やらの空騒ぎは良くある話。アニメ関係で言うなら「今日の5の2」なんかはまさにそうだった。こういうことは少し落ち着いて視点を変えればまったく違う見方が出来ることも多い。この件もちょっと視点を変えて冷静に眺めると「何だ、たいした事無いじゃん」としか思えなくなってしまった。

最後にこの件から見えてきた事にについてのちょっとしたネタ。

とあるホビーアニメのメインスタッフとして
監督:アミノテツロ
シリーズ構成:杉原研二
が起用された。さてあなたはこのスタッフを見てどう思うでしょう?
これも見方一つで感じ方が大きく変化すると思う。(あえて例示はしません。気になる方は「「みなみけ」「今日の5の2」「ゆるゆり」脚本家列伝追補編その3 杉原研二さん」を参考にしてください)



「みなみけ」「今日の5の2」「ゆるゆり」脚本家列伝追補編その4 鴻野貴光さん

2011-10-20 21:13:00 | アニメ

以前の脚本家列伝はこちら
ゆるゆり
第4話「夏の大収穫祭」
第8話「エイプリルフール」
第12話「みんなでポカポカ合宿へ」

みなみけ
原作第9巻限定版に付属のドラマCD(11/4発売予定)

脚本家列伝で保坂回とかクセが強いとか書いてきたが、最近それは表面でしかなく、「ネタをぎりぎりまで詰め込んでそれをテンポとコンビネーションで魅せる」事こそ持ち味ではないか思うようになった。それを確信したのが4話「夏の大収穫祭」だった。まず、飛ばされた短冊(注1)は最後までいかせたし、

「水着をあらかじめ着てきた!」


「パンツ忘れてくるようなお間抜けな真似してないでしょうね」「そんなドジしないよ」


言ってる自分が「あ、忘れた」(注2)



「浴衣だからセーフだし」


「あれ、綾乃下着は?」


鼻血


マイヨ・プラート化
というコンビネーションには「なにかのシーンを見せるなら見せるなりの必然性が無いと、逆につまらない」(今日の5の2 おふぃしゃるふぁんぶっく)という発想(注3)が見事に現れていて思わず唸ってしまった。

ところで京子さん、この場面の笑いにほさか入ってるんですが。

8話で一番重要なのは千鶴登場のはず

なのにエイプリルフールネタを最後まで引っ張った(注4)。

12話もみなみけ最終話以上にネタを詰め込んで、それをテンポで振り回した。

思えば「みなみけ」でもあの保坂オチを生み出したのは原作第25話「はい おみやげ」を事前の展開を忘れさせるくらいにしっかりやったからだし、「今日の5の2」ではシリーズ構成として原作を巧みに入れ替え、原作の外枠をほとんど壊さずに「今日の5の2」という作品を生まれ変わらせた。時にネタがオーバーフロウを起こして間延びを感じてしまうことはあるが、構成力の確かさは見えたので今後とも注目していきたい。ともかくみなみけ9巻限定版のドラマCD期待してますよ!






3話でキャベツを見たときに「次は切る所が見たいね」と思ったら最終話でやってくれました!この辺は脚本かコンテか演出(太田監督)かなんにせよえぐるよなぁ。












注1:場面ごとに短冊を飛ばす演出も見事だった。
注2:どこぞの女子小学生は

「スカートはかないから関係ない」とまったく意に介しませんでしたが。
注3:この考えには私も全面的に賛同するところ
注4:ただ、

この辺のフォローがなかったのは惜しい。


10月期アニメ新番コメント

2011-10-09 21:24:00 | アニメ
さて新番組も大体出揃ったので新番コメント行きますか。

WORKING’!!
前シリーズは早い段階で話の基本ラインを決めたおかげで最初の印象よりはかなり上回った感じ。今回スタッフは変わったようだけど安定した話を見せてくれることを期待。

Fate/Zero
Fateって多少話題になっているから聞いたことはあるけど、触れたことが無いのよね。キャラの語りのほとんどが設定説明、というこの手の設定先行型作品でやりがちな話作りをしちまった。今後派手なバトルとか生の感情のぶつかり合いとかを見せてくれるのなら良いのだけれど。

君と僕。
初見の印象はともかく退屈。つまらない日常を本当にそのまま切り取っただけにしか思えない。これは腐女子向けとか男しかいないとかいう問題以前。最大の要因はハイテンションに話を引っ張るキャラ(「みなみけ」ならカナ、「ゆるゆり」なら京子)がいないことだろうな。そういったキャラが一人出てくるだけで劇的に化ける可能性はあるんだけど。

餓狼<GARO>~MAKAISENKI~
前の時ってなんか見なくなっちゃったんだよな。だから説明されていない部分はわからないけど話には付いていける。1話のゲストキャラに竹中直人を起用してそれがあまりにもはまりすぎなのには思わず笑い。

機動戦士ガンダムAGE
初回を見た印象はとにかく狙いどころが中途半端。無理して「ガンダムっぽい」話作りをしたという感じ。これをどう転がしていくか見守っていこう。

ファイブレイン~神のパズル
サンライズ続きます。基本1話完結型で毎回何らかのパズルを解かせていくという趣向なのかな。データ放送を活用したパズルモードは面白い試みだと思うけど、純粋にアニメを楽しみたいと思うならかなり邪魔かも。


「みなみけ」「今日の5の2」「ゆるゆり」脚本家列伝追補編その3 杉原研二さん

2011-10-03 22:50:00 | アニメ

以前の脚本家列伝はこちら
「ゆるゆり」
第3話「うち来る!?・・・いくいくっ!」
第7話「くり済ませり」
第10話「修学旅行というが、私たちはいったい何を学び修めたのだろう」

以前脚本家列伝を書いたとき、この方だけは目立った仕事というのが見えなかった。だから他にどんな仕事をしていたのだろう、とググってみた。そしたら、
「ギャラクシーエンジェル」
「はじめの一歩」
「キャプテン翼」(2001年アニメ版。これには大笑いした)
「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」
「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」(注)
「爆転シュート ベイブレード」(注)
目に付いた感じであげただけでんな感じ(ここに書いていない作品もあります)にあちこちの作品でサブライター(時には1話だけのスポット脚本として)参加していたようです。

「みなみけ」「今日の5の2」以降も「屍鬼」のシリーズ構成、「S.A~スペシャル・エー」、「アキカン!」(シリーズ構成は子安秀明さん)、「C」、「ジュエルペットサンシャイン」への脚本参加など、さまざまなジャンルで活躍しています。

「ゆるゆり」では、

「一人暮らしはじめました」の3話

クリスマスとお正月の7話

2年生組の修学旅行を描いた10話とすでに引き出された魅力を活かした話を担当している。さまざまなジャンルの作品でサブライターとして活躍してきた杉原さんらしいと言えるのではなかろうか。

「今日の5の2」では「ウチアイ」「ホンヤ」「カミガタ」「コオリ」といったあるあるネタを良くやっていたけどこの京都殺人案内もその範疇に入ってくるのかな。

あとオタク向け、というよりおっさん向けの非常にマニアックなネタがたまに入り込むことがある。この前の「ジュエルペットサンシャイン」における「フラッシュダンス」パロ(注2)なんかはその典型例。カモの「小林」も渡り鳥=小林旭から名付けられたって噂もあるくらいだからね。「ゆるゆり」でも・・・

魔女っ子ミラクるん3電子の要塞ってスーパーマンかよ!(注3)

あとこれ、間違いなく太田監督のトラウマ・・・










注:こういった玩具販促型アニメへの脚本参加経験というのは「今日の5の2」的に非常に大きいと思う。

注2:あれは「フラッシュダンス」のパロディもさることながら、あの手のミュージカル映画の要素を30分アニメ(しかもジュエルペット)の枠に押し込んだ手腕がすばらしかった。「クローンウォーズ」の「7人の傭兵」に匹敵する出来栄えといっていいと思う。


注3:ここら辺はコンテ、演出、原画なども絡むので断定的には言えない。だが、脚本による指定の可能性は高いと思う。