日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

Solatorobo簡易感想その2「ツヴァイ2とソラトロボ」

2011-01-25 15:45:00 | 家庭用ゲーム
「ソラトロボ」をプレイしていて思い出したのは「ツヴァイ2」である。

もともと「ツヴァイ!!」、「ツヴァイ2」の世界であるグランヴァレンと「テイルコンチェルト」、「まもるくん」、「ソラトロボ」の世界であるリトルテイルブロンクスは浮遊世界という極めて大きな共通項を持つ。だが「ソラトロボ」と「ツヴァイ2」にはそれ以上に被っている部分が見える。

主人公の性格付けも似通っているし、話の本格的なスタートが「契約」だし、両方に「男の子だと思っていたキャラが実は女の子でした」イベントまである。また「ソラトロボ」は「テイルコンチェルト」からストーリー面で年齢層を引き上げたが、これも「ツヴァイ!!」から「ツヴァイ2」への流れに似通っている。

もちろん異なる部分もたくさんあるので、安直に「パクリだ!」などといってしまえば以前の記事で取り上げたような連中と同レベルになってしまう。だが、いろいろな意味で先を越されてしまったのは事実である。「ツヴァイ2」は2008年9月25日の発売。もしこれに先行する事ができていたなら「ツヴァイ2」の方に同様のことを言っただろう。

似通っている部分があるが故に「ツヴァイ2」はやっているのに「ソラトロボ」ができていないところも見えてくる。一番大きいのは前回取り上げた「テイルコンチェルト2」だったらできていたであろうことだ。前作の主人公(「ツヴァイ!!」のピピロとポックル)はきちんとメインシナリオに切り込んでくるし、設定の齟齬は「ツヴァイ2」の方が格段に少ない。

結局、ここでも「構想10年、製作3年」が足を引っ張ってしまっている。














注釈:
ちなみに前作である「テイルコンチェルト」は1998年4月16日、「ツヴァイ!!」は2001年12月20日で「テイルコンチェルト」の方が先行している。またお互い「浮遊世界」という点以外に共通項は無い。

ぜんぜん違うじゃん!

2011-01-14 17:22:00 | アニメ
(mixi日記に載せたものをサイトのリンクのみを変えてほぼそのまま再録しました)

外務省 第4回国際漫画賞発表 最優秀賞は中国の作家にhttp://animeanime.jp/news/archives/2011/01/4_31.html


最優秀賞をとった作品が

北京の大学寮に生活する女子大学生の前に未来からやってきた自分の息子が訪ねてきたことをきっかけに始まる物語で、SF仕立ての中に友情や恋愛、将来などの様々な問題を描いた。

という内容だそうだ。mixi日記で意外と多くの人が「これは『ママは小学4年生』のパクリだ!」って言っている。

「ママは小学4年生」は日本アニメ史上に残していい名作だと個人的に思っている私(DVD-BOXも所有)なのでちょっと興味を持った。

まずこの国際マンガ賞のHPにもうちょっと詳しい内容が載っているのでちょっと引用します。

少年の名はLiWei。
8歳の時に交通事故で母親の死を目の当たりにしたことがきっかけで、幼い少年のまま心を封じ込めてしまったLiWeiは、毎年誕生日になると祈りを捧げた。「お母さんに逢いたい・・・」
彼の切なる祈りが月の精に届き“30日間”、彼はXiao Tianの前に現れた。


一方「ママは小学4年生」こういうスタート
それは未来の出来事―若い母親が目を離した瞬間、テレビからスパークが奔り光に包まれた赤ちゃんが消えてしまった・・・・・・。そして現在―水木なつみがロンドンに引っ越してしまう前日、仕事の都合で両親が予定より一日早く旅立ってしまった。飼い犬のボビーもよそへ預けられていて、ひとりきりで一夜を過ごすことになってしまうなつみ。その夜、なつみが雷に怯えながらテレビを見ていると、急な停電が起こり光に包まれた赤ちゃんがテレビから出現した! (DVD―BOX添付のブックレットより1話のストーリーガイドを一部引用)

えっと、どこが「ママは小学4年生」のパクリなんでしょう?未来から自分の子供(子孫)がやってくるというのは時間SFの定番なんだけど。

中国って言うだけで細かい内容も調べもせずにパクリって言う発想は目糞鼻糞というレベルに過ぎないと思うんですが。それにこれって作者が中国人ってだけでベルギーの出版社からフランス語圏に向けた作品なんだけど。