日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

ゲーム軍人名士録「ロバート・フォスター」

2013-06-24 10:00:00 | ゲーム総合

登場作品:スターランサー
所属:同盟軍(イギリス)
初登場時の階級:大佐

プロフィール
士官学校をクラス首席で卒業。その経歴はファイター・パイロットに始まり、最終的には艦隊内で最大の艦の艦長まで務めるほどであった。さまざまな輝かしい経歴と共に多くの将校や乗組員からの信頼されるほどであったが、実戦での指揮を望む彼は巧みに昇進を避けてきた。

今度の戦争の開戦時には予備役に編入されていたが、二人の息子が戦死した後に現役復帰。空母リライアント(35年前、彼はこの艦で初の実戦に参加した)の艦長となる。リライアントを母艦とする志願パイロットを中心に編成された第45義勇飛行隊はパイロット不足が同盟軍の問題であることを認識していた彼の発案によるものである。

リライアントと第45義勇飛行隊(後にタイガー隊と改称)はさまざまな作戦に参加し多くの実績を上げてきた。

だが2161年6月24日、圧倒的不利の状況下でリライアントは友軍艦艇を守るために敵空母艦隊をひきつける役目を負う。その際フォスターは総員を退艦させ、単独で空母ヴォルガに体当たり攻撃を敢行。その攻撃によりヴォルガは破壊され、フォスター艦長はリライアントと運命を共にした。

コメント
「宇宙戦艦ヤマト2199」を見て、「スターランサー」を思い出した。ここは休止していたゲーム軍人名士録を再開するにはいい機会だと考えた。

「スターランサー」から誰を取り上げようかと考えた時に真っ先に思いついたのがこのフォスター艦長だった。(ネタとして「ヤマト」のムカイ艦長という手もあった)

最期の体当たり攻撃はムービーで描かれるのだが、私の見てきた海外ゲームの中では屈指の名場面といえる。



ゲーム軍人名士録「ジャック・ガーナー」

2010-07-20 22:45:00 | ゲーム総合

登場作品:ヘジモニア
所属:地球連邦軍→太陽系連合国 リージョン・オブ・アイアン
初登場時の階級:大尉

プロフィール
彼の出生はロサンゼルスで病院の前に捨てられていた事以外何もわかっていない。彼は州の施設で育てらた後、地球連邦士官学校に入学。全フライト科目でトップの成績をおさめるなどパイロットとしての才能を開花させる。

地球連邦軍の士官として順調にキャリアを積んでいたが、その最中に火星共和国との戦争が勃発する。

(地球編の場合)
戦争終盤で少佐に昇進し、指揮する軍団は「リージョン・オブ・アイアン」と呼ばれるようになる。

彼の活躍もあり地球連邦は勝利し、太陽系連合国が成立する。連合国成立後ワームホールを利用した超光速航行が実用化され、リージョン・オブ・アイアンは外宇宙開発の中心的存在となる。

植民活動は順調に進んでいたが、地球の植民惑星はカリアク人の奇襲を受け混乱に陥る。その混乱を建て直し植民惑星を奪還した功績をたたえられガーナー少佐は統一宇宙軍の司令に任命され、太陽系外における最高の軍事指導者となる。

(火星編の場合)
火星との戦争の中盤でトリトン強襲の指揮を執りトリトン基地を壊滅させる。その後は地球防衛の任に当たるが、火星軍の突撃作戦の前に防衛線は破られ地球連邦は降伏する。

地球連邦の敗北後はトリトン基地壊滅の件で告訴され、火星より尋問を受けていた。太陽系連合国成立後は連合軍の軍人として多少のわだかまりを持ったまま任務に就いていたが、開発中の恒星系で事故に遭う。それを救出したのがかつての敵であり現在はリージョン・オブ・アイアンの指揮官であるニリア・コーティリアリだった。

救出されて以降はリージョン・オブ・アイアンに加わりニリア・コーティリアリの指揮下で任務に就くことになる。

パーソナリティ
実直な軍人で上官の命令は絶対と考えていて、その命令にはためらわずに従う。火星編においてトリトン基地を壊滅させたのはその結果といえよう。だがその分弱い部分も持っており地球連邦敗北後、火星共和国に逮捕され尋問を受けたときは自殺まで考えたと述べている。その時に実直な軍人ではない部分に気が付き自殺を踏みとどまっている。

科学に対して無頓着なところはあるが、自身はそのことがキャリアに影響することはないと考えている。しかし太陽系内外における任務はその考えを少しずつ変えているようである。

ゲーム軍人名士録「イアン・ドレサリ」

2010-07-08 20:43:00 | ゲーム総合
登場作品 メックウォーリア4 ヴェンジェンス
所属 ケンタレスIV レジスタンス(ダヴィオン軍)
初登場時の階級 少尉

プロフィール
ケンタレスIVの支配者だったエリック・ドレサリ大公の息子。だが家名を汚すことを恐れた父親により追放される。(ゲーム上からは細かい事情についてうかがい知ることはできない)

その後、クラン戦役に参加。細かい戦歴は明らかではないが、少なくとも第1ダヴィオン親衛連隊の一員としてポートアーサー奪還戦に参加している。

クラン戦役で名誉を勝ち取り、ケンタレスIVへ戻ってみると父大公はカトリーナ・シュタイナーに反抗した大公への見せしめとして家族もろとも殺されてしまっていた。そしてケンタレスIVもシュタイナーの占領下におかれていた。

復讐を誓った彼は叔父であるピーター・ドレサリと共にシュタイナー占領軍と戦う決意をする。当初はピーターの指揮下で戦っていたが、ピーターの死後はレジスタンスの指導者となる。

首都を奪還し王宮を制圧する直前に彼は大きな決断に迫られることとなる。


コメント
バトルテック世界では軍隊における階級と実質的な権限が整合しないことがある。「家柄」が現代より重要視されるせいだ。イアン・ドレサリはその顕著な例と言える。

イアン・ドレサリは「大公の息子」であるが故にレジスタンスの指導者となった。少尉だから実際に指揮するのはメック小隊(ランス)のみにすぎない。





ゲーム軍人名士録「マーク・バノン」

2010-06-08 22:22:00 | ゲーム総合
登場作品:ワールド イン コンフリクト
所属:アメリカ軍
初登場時の階級:大尉

プロフィール
実の父親はすでに亡くなっており、母ハリエットは元海兵隊員だったアール(セリフのニュアンスから見るとバノンの実の父親とは知り合い同士だったと思われる)と再婚する。ソ連軍の南フランス強襲に対する反撃作戦で実戦に初参加、機甲中隊の指揮を執る。

南フランスでは指揮官であったソーヤー大佐の指示に従わずに持ち場を離れたためにフランス軍のサバティエ少佐を死に追いやり、続くムルマンスクにおける作戦では白旗を掲げた民間人を敵兵士と誤認して攻撃し、殺害してしまう。

このたび重なる失態にソーヤー大佐はニューヨークにおける作戦後、彼をシアトルの第5補給大隊への転属を命じる。その一週間後、ソ連軍はシアトルに奇襲をかける。その混乱の中で抵抗戦の指揮を執らざるを得なくなってしまう。シアトルからの撤退最中にソーヤー大佐と再会してそれ以後は大佐の指揮下でチャーリー中隊を率いる。

戦いの中で軍人としての自信を少しずつ取り戻してきた彼はカスケードフォールの戦いで重要な防衛線の一端を任される。この戦いの最終段階、彼はソーヤー大佐の反対を押し切り、ソ連軍主力を戦術核攻撃の中心にひきつけるための囮として自ら爆心地に残る。

最後の通信でバノン大尉はソーヤー大佐に自らの失態をわび、ソーヤー大佐もそれを許した。その直後戦術核は発射され、カスケードフォールの町はソ連軍主力とチャーリー中隊もろとも灰燼に帰した。

パーソナリティ
南フランスではサバティエ少佐に夕飯まで生き残れるかどうかもわからない血の気の多い男と言われる。口数も多く、余計なことをしゃべるなとソーヤー大佐に叱責されている。そんな意気込みすぎた行動がヨーロッパでの失敗につながっている。この辺の行動は義理の父親に対する反感があったようだ。

シアトル撤退戦の時はヨーロッパでの失敗に懲りたのか消極的過ぎる行動が目に付く。この頃の彼は下のものには威張り散らし、上(ソーヤー大佐)には言い訳やごまかしをするような無能な人物としての典型的な描かれ方をしている。

死の直前でようやくその辺のバランスが取れて着実に任務をこなせる人物となった。


ゲーム軍人名士録「トーマス・コンリン」

2010-05-05 21:50:00 | ゲーム総合

登場作品:メダルオブオナー パシフィックアサルト
所属:アメリカ海兵隊
初登場時の階級:二等兵

プロフィール
オレゴン州出身。愛称はトム、もしくはトミー。サンディエゴの訓練所に入る前は配達する卵を割らないようにすることが一番の心配事だったらしい。両親ともに健在。

訓練終了後はハワイ沖に停泊していた戦艦アリゾナへ赴任することになっていたが、折悪しく日本軍の真珠湾攻撃に巻き込まれることになる。

その後彼はマキン環礁、ガダルカナル、タラワと最前線で戦い続けた。

訓練所で自動火器の扱いをほめられると名前に絡めて教官からトミーガンの愛称を頂くこともある。戦場ではトンプソンなど短機関銃を使う事が多い。タラワでは戦線を離脱したフランク・ミノソのBARを引き継ぐ。また爆薬を扱うことも多い。初見で戦闘機を扱い、空母と駆逐艦を撃沈した事もある。

コメント
ゲーム軍人名士録の栄えある第1回はメダルオブオナー パシフィックアサルトの主人公、トーマス・コンリン二等兵を取り上げる。二等兵とは言うものの実際二等兵であった時期はサンディエゴの新兵訓練所と真珠湾の時だけのようだ。ゲームクリア後にもらえる勲章での解説を見ると真珠湾終了後には一等兵に、タラワ上陸前は伍長、タラワ戦の終了後は軍曹に昇進している。

教官の訓練、母親の心配、父親への手紙、仲間との友情と「普通の兵士」の一般的なテンプレートをものの見事に踏襲している。もともと「メダル オブ オナー」というシリーズそのものが「一兵士の視点で描く第二次世界大戦」というのをコンセプトにしているのだから当然か。(もちろんゲーム的な誇張はあるが)