日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

TV中途感想その5「ベイブレードバースト」

2016-05-23 22:50:00 | アニメ
異世界に飛ばされるわけでも、(現在の所は)妙な陰謀のにおいがするわけでもない。演出的なものはあるが過度に不可思議な力が発揮されるわけでもなく、ベイそのものに壮大ないわれが有るわけでも無い。加えてヒロインポジション、ライバルポジションの女の子も出てこない。何せクラスメートの女の子が一人出てきたくらいであとは妹と母親だからなぁ。

そんなだから当面の目標というのが、陰謀のにおいのしない大会に勝ち抜く事とクラブのメンバーを5人集めることというまさに近年のキッズ、ホビー系としては珍しいほどに何もない。これをどこまで続けることができるのか?シリーズ構成が「ライジンオー」の園田英樹ということでその辺のスタッフの手腕に期待。

TV中途感想その4「12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~」

2016-05-23 22:25:00 | アニメ
はっきり言ってしまえば、とんでもなく美化されたリョータととんでもなく美化されたコウジがお姫様方を守ってくれるという感じ。美化されるにあたって削り取られた負の部分はデザインレベルで差をつけられたキャラクターたちに押し付けられた。女子の方はメインとなるお姫様方と自称・恋愛マスター、障害物としてのイヤミな子だけ。こう見ていくと男女共メインに中間層が存在していない。

そのせいでどうも世界がより狭いように感じられてしまう。男女共にもう少しキャラクターの幅があれば世界が広がるんだが。ま、それが少女マンガ的アプローチなのかもしれないけど。

あと、お姫様方がモノローグで「12歳」を連呼するのがなんかわざとらしい感じがしてなぁ。

TV中途感想その3「ハイスクール・フリート(はいふり)」

2016-05-20 10:45:00 | アニメ
ここからは4月期新番アニメで。

「はいふり」から「ハイスクール・フリート」へというサプライズ(といっていいのか?)からはじまったが、どうもそれ以降萌えとミリタリーの間で立ち位置がフラフラしたまま進行している感じ。

「ガールズ&パンツァー」がいろいろな意味(アニメ単体の評価、萌え+ミリタリーのバランス取り、町おこし)で成功できたのは「戦車道は戦争じゃない」という良い意味での開き直りが奏功したと思う。だが本作は残念なことにそのバランス取りに成功しているとは思えない。

だからこの作品の現在までの印象としては「ガールズ&パンツァー」よりも「艦これ」や同じ吉田玲子シリーズ構成の「戦場のヴァルキュリア」に近い感じ。

TV中途感想その2「マスケティアーズ パリの4銃士」

2016-05-16 22:00:00 | アニメ
アニメじゃないけど一応アニメカテゴリで。

子供向けではできないような男女の描写とか、剣とマスケット銃を併用した戦いとか、色々と興味を引かれる。その中でも一番興味深いのは17世紀フランスという時代背景から出てくるキーワードの数々だ。

新大陸で奴隷を使った農場を経営して一旗揚げようという冒険家、サヴォア公爵を巡るスペインとフランスの駆け引き、ローマカトリックとプロテスタントの対立、そして新教国であるスウェーデンと同盟を結ぼうとするフランスのリシュリュー枢機卿。こんなのがフレーバーとしてゴロゴロと出てこられたら「Europa Universalis」のプレイヤーとしてはテンション上がりまくり。

イングランドの話を出してこないのは、やはり制作がBBCだからなのかな?

メインの吹き替えは文句ないんだけど(これについては後で注釈というか訂正)、「国王の母」のゲストはちょっと弱かったなぁ。史実人物でなければそうは思わなかったのだけれど。









訂正:以前、中村悠一がアトスって書いちゃったけど実際はアラミスでした。

TV中途感想その1「サンダーバード ARE GO」

2016-05-14 21:37:00 | アニメ
気が付けばもう5月も半ば。もう4月期の新番コメントなんて時期でもない。

そんなわけで今回取り上げるのは4月期の新番ですらない「サンダーバード ARE GO」だ。これも新番コメントしようと思ってたんだけどねぇ。完全に時機を逸しちゃったからなぁ。でもそれが故に見えて来たものもある。ではここから感想の始まり。






プラスポイントとしては

・CGアニメーションとミニチュアワークの配合の妙。
・ケーヨとジェフ・トレイシーの行方不明の件によってフッドとインターナショナル・レスキューとの間に明確な因縁が生まれたこと。

というところがあげられるんだけど、

・ジェフ・トレイシーの行方不明によりまとめ役を欠いてしまった上に、キャラクターの頭身が上がり兄弟の年齢をはっきりさせすぎてしまったせいでインターナショナル・レスキューがただの子供の集団に見えてしまった。発進の時に「サンダーバード ARE GO!」と掛け声を掛けるのもそれを助長してしまっている。

・16話に至るまでせっかく河森正治がデザインをしたサンダーバードSの出番なし。ケーヨも目立った活躍ができているわけではない。

というマイナスポイントが大きいんだよなぁ。あとこれは番組編成上の問題だけど大相撲とかで番組がつぶれて次が3週間後とかが多発したのはなぁ。少し前にHTBの深夜に「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」をやってた時も似たような事態が発生してなんだかなぁと思っちゃったんだよね。