日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

今日の5の2ドラマCD第2巻

2009-02-28 08:55:58 | アニメ
今回も前巻と同様、ショートコント集合体の形式を取っている。

意外なことにこのドラマCDは脚本が鴻野貴光、杉原研二の二名で書かれている。(脚本家列伝の方は修正済み)

では、いつもの如く「続きを読む」から。



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タイトルの後ろのカッコは(脚本)(タイトルコールしているキャラ)の順

カゼヒキ(鴻野)(リョータ)
学級閉鎖というのは中学校時代に1度経験がある。そのときは別に代替授業なんて無かったような・・・。

ナツミの「やっぱ仲いいね!」とカズミの「グッモーニン~」がなかなかツボ。オチに「ヌキウチ」の「バカは風邪を引かないではなく、風邪を引いても気付かない」を持ってきたのも上手い。

ダガシヤ(杉原)(チカ)
「このライター、ロボットになるよ」って、ゴー○ドラ○タンですか?
それにしても「競馬に負けてばっかり」、「ラスベガスで10年貯めたお金を一晩で使い果たす」というカズミの親戚のおじさんは同一人物なのか?そもそもそんな人物は実在しているのか、カズミのハッタリではないかと色々疑問は尽きない。

リョータの方はまあそうなるわな。

アツメル(杉原)(ユウキ)
ユウキがアクセサリー、チカが消しゴム、メグミが四つ葉のクローバーとそれぞれ個性が出ていたのは面白い。リョータのこだわり丸石コレクションというのもなかなかに興味深い。ってか、リョータはそんな大切なものをチカにプレゼントしていたのか!

オチのカズミはさすがに深すぎて理解できない・・・。

モシモ(鴻野)(カズミ)
いかに怒っていたとはいえ、リョータがユウキをぽんぽん叩いていたところは違和感を覚えた。
これは秋のコメンタリーの中で「リョータは暴力に訴えるキャラじゃないね」という話が出ていたから、余計そう感じてしまうのかな。
違和感を感じた部分以外は聞きどころも多く、かなり楽しめた。以下はこの話の聞きどころ。

・ユウキとコウジの関係
リョータとチカの事を気にする前にお前らはどうなんだ、と逆に問い詰めたいぞ。カズミいわく、「これから」だそうだけど。

・空想のカズミ
リョータとカズミがお互いを名前で呼び合っているのが、なかなか新鮮。だが、これだってあり得るべき未来の一つ。
空想内のネタで、ツバサとナツミが二人の子供になっているのには笑った。ナツミの「おじちゃん、だあれ?」は微妙に怖い。

最後にコウジ、君の後ろに「きもちわるい」人の影が見えるよ。あとはそれに合わせて服を脱ぎ出せば完璧。

メガネ(杉原)(メグミ)
ええい、だめだ!だめだ!コンタクトなど許されるわけが無いだろう。そうでなくても影が薄いのに、自らのアイデンティティーを捨て去ろうとするとは何事か。原作のキャラ紹介のところでも言われているだろう。「コンタクトにはしてほしくない」って。

チカのメガネは「トショシツ」のアイキャッチ


で見ることが出来るけど、他のキャラのメガネ姿も絵で見てみたいな。ユウキやカズミはなんとなく想像できるけど、メガネをかけたナツミは想像出来ん・・・。本作中では出てこなかったけど、メガネコウジとメガネツバサも見てみたい。

オチでちゃんとメガネの魅力に気付いてくれたのは安心。

ところで、「桜場コンタクト」って何だ?しかもCMには「コハルちゃん」まで出てきたし。

ダイエット(鴻野)(ナツミ)
運動した以上に食べ過ぎてしまったのかと思ったら、そう来たか。オチの「マッチョ!」コールは

「神の舌技!神の舌技!」

「ブリーフ!ブリーフ!」を彷彿とさせる。思えばどちらも鴻野脚本。これも一つの特徴かな。

だけど、メグミはユウキがうらやむようなところに脂肪が付いているんだから、いいじゃないか。

グミチョコパイン(杉原)(リョータ)
私の昔の記憶だとグーは「グミ」ではなく「グリコ」、パーは「パイン」ではなく「パイナップル」だったはず。地方ごとに違うのかな。それとも「グリコ」は特定の会社名だから使えなかったのだろうか。(スタチャの「鉄人28号」は初代同様、江崎グリコがスポンサーについていたから遠慮なく使えそうだけど)

「グランドキャニオン7泊8日」はチカのリョータに対する遠まわしなおねだりという認識でよろしいですね?(←いや、小学生だから)

ダガシヤ2(杉原)(ツバサ)
高い物を少数買うか、安い物を大量に買うか?この辺はお菓子に限らず、色々な所で選択を迫られる話だ。それぞれメリット、デメリットがあるから一概にどちらがいいとは言えないけど、その選択によってそれぞれの人間性というのが垣間見える。

前回のライターに続いて、時計や分度器、電池までロボットに!駄菓子屋での話だから、なつかしアニメの玩具がそのまま陳列(しかも定価で)されているのかも。←マニア垂涎。

そうか、バナナはおやつに入らないのか。

バレンタイン(鴻野)(チカ)
タキシードで壮大にスベッた挙句、ユウキから毒入り手作りチョコをもらって悶絶(≒死亡)するコウジ、いきなり現れた6年生の女の子からチョコをもらうツバサ、そしてお約束のチカとリョータ。それぞれのバレンタイン模様はなかなかに興味深かった。

コメディ的なオチを持ってくるかと思ったら、順当ラブコメでしめたのはちょっと意外だったけど賢明な判断だったかな。





総合的には間延びを感じなかった分、1巻よりも面白く聞くことが出来た。二人の脚本家の持ち味が遺憾なく発揮されていて飽きることが無かったのも良い方向に働いたと思う。

侍戦隊シンケンジャー 第1話

2009-02-15 15:01:46 | アニメ
まずは一言。伊吹吾郎さんで「こちらにおわすのは」ってやるのは反則だよ!黒子はいるわ、レッドは白馬にまたがって戦いの場に赴くわと、いい意味であっけにとられちまった。こうなったらもう現代の町並みなんか映さずに、オール太秦ロケでいけばいいんじゃないか?

合体前のメカがかっこ良くも親しみをもてるようなデザインでもなく、和風戦隊なのにレッド以外はカタカナ武器だったりとアイテム関係へのこだわりが感じられないのはちょっと減点だなぁ。

だが、1話のつかみは上出来。この勢いを殺さずに、突っ走ってもらいたい。


余談:今後、時代劇ネタをどれだけ使ってくるのだろうか?

「みなみけ」「今日の5の2」脚本家列伝その4 あおしまたかしさん

2009-02-12 21:32:50 | アニメ
みなみけ(シリーズ構成)
1話「南さんちの三姉妹」
5話「海に行こうよ」
9話「三姉妹日和」
12話「クリスマスとかイブとか」
みなみけドラマCD
期間限定版DVD添付のサントラCD「ちょっとだけ続くみなみけ」

「今日の5の2」
6話「カンサツニッキ」「ユウダチ」「ジャンケン」「ナツマツリ」
9話「タイフウ」「ファッション」「ウトウト」「メシアガレ」
12話「ヤキイモ」「コンコン」「フクビキ」「アマアマ」「メリクリ」



これらはすべて原作から追加されたオチ。それ以外にも原作からの追加、変更は一番積極的に行なっている。

「みなみけ」では改変の多用に加えて、エピソードがシームレスにつながっていることが多いので見分けにくいが、オリジナルエピソードはこんな感じ。

「今すぐ給食をここに」(1話)

「きみ、なんで海にいるの?早く川へ帰りなさいよ」(5話)

「何でこんなにトウマは不機嫌そうなんだ?」(12話)

「る、留守ですか?」
「そのようだね」(12話)

「トウマがチアキの弟なら、あたしにとっても弟と同じじゃない」(12話)

「5の2」のオリジナルは「ユウダチ」「ジャンケン」「ナツマツリ」「タイフウ」「ファッション」「メシアガレ」「ヤキイモ」「コンコン」「フクビキ」「メリクリ」の10本と一番多い。

主な傾向としては

キャラ特性をつかんだタイプ(「ユウダチ」「ナツマツリ」「タイフウ」「ヤキイモ」「コンコン」「フクビキ」「メリクリ」)と、

「ユウキ推し」タイプ(「ファッション」「メシアガレ」)の二つ。その中に心理戦的な要素やあるあるネタ、ラブコメ要素なんかが入ったりする。あと「ユウキ推し」以外の話でもユウキの扱いは大きい。田中ハルカは校外のオリジナル(「ユウダチ」「ナツマツリ」「ヤキイモ」「フクビキ」「メリクリ」)では出番が無いが、校内は「メシアガレ」を除いて出番がある。そして出てきた時は準レギュラー的な扱いを受けている。

両方を通じて感じるのはいささかキャラの扱いやストーリーが類型的ではあるものの、キャラクターの特性を良くつかんでそれを生かしたストーリーを作る、といったところ。あと気になるのはパロディをはじめ、オタク系のネタが少し多いところ。(「おかわり」で良くこのネタ関係が槍玉に挙げられていたけど、「無印」だって結構多いんですよ、こういうネタ)


今までこうやって見てきたけど、やはり4人の脚本家のそれぞれの持ち味が組み合わさってそれをフルに活かす事で、あの「みなみけ」と「今日の5の2」が生まれたんだなぁと感じる。もし誰か一人でも欠けていたなら、こうはならなかったのではないか。




この「みなみけ」「5の2」ネタはネタ不足に陥りがちなこの時期の貴重なネタ元になってくれた。まだ音楽編だとかドラマCD2巻とか有るが、とりあえずこれで一区切りといたしましょう。あと過去記事もたまにいじるときがあるので、その辺も見ていただけると幸い。



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炎神戦隊ゴーオンジャー総括

2009-02-08 14:25:51 | アニメ
エピローグで出演声優顔出し、というのはなかなか珍しいんじゃないか?オチに関しては予想の範疇内。取り立ててどうこう言うほどでも無し。

で、総括。

いい意味でも悪い意味でも真っ当な子供向けだったな、というのが偽らざる印象。頭を空っぽにしてみる分にはいい感じだと思うが、それを超えるものではなかった。

この辺のバランスは難しいところだけどなぁ。

次回からは「侍戦隊シンケンジャー」。忍者ってのは有ったけど、侍ってのは初めてじゃないか?