日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け

2019-12-28 06:35:00 | 映画
昨日見てきました。今回はIMAX3Dでの鑑賞。公開から一週間たってるが劇場はかなりの人入り。





ではいつものごとく感想は「続きを読む」から。










前作の感想で「次は新世代の物語になるのだろう」なんて書いたけど、冒頭でいきなりパルパティーン皇帝は生きていたとか言われたのにはちょっとずっこけた。結局旧世代の後始末かよ!

物語としてはレイとカイロ・レンとの話が軸になっていく。レイの出自に関してはそう来たか、という感じなんだけどパルパティーンの孫とベイダー(アナキン・スカイウォーカー)の孫が同年代というのはいささか計算狂ってないか?

前作で大局を見るべき指導者としての道を見出したはずのポーだが、そこに立たなければならなくなったのは最終決戦の直前。そこまではこう言っちゃなんだがお気楽な冒険野郎でしかなかった。

でもフィンに比べればポーはまだマシと言ってもいい。前作でもどういう方向へ向かうのか見えなかったが、それは今作でさらに拍車がかかった。どう考えても死んだとは思えない最後だった、かつての上官キャプテン・ファズマと決着をつけるわけでなし、恋愛フラグを立てたかのようなローズとの関係は匂わせる程度な上でジャナという元ストームトルーパー(すなわちフィンと同じ境遇)との関係を深めていく。レイを含めて三股かけてるようにしか見えないってのはどうなんだ。

あと前二作で小物っぷりをいかんなく発揮したハックス将軍はそれを貫けなかった最期だったね。中途半端に味方につこうとするから・・・。

とまあそんな感じで最後はレイとレンが手を取り合ってパルパティーンを倒し、何十年もかけてコツコツ集めた大艦隊をみんなでぶっ潰す。レンが消えてスカイウォーカーの系譜は絶えたが、その名はレイに受け継がれる。たしかに9作を〆るには相応しいとは思う。

でも最初に述べた通り前二作で影も形も見せなかった皇帝がいきなり復活って何なんだ、と。その辺の話の伏線は前作でもう少し入れられたと思うぞ。この三部作をまとめるなら名作続編の宿命と言うべき蛇足感からは逃れられなかったという事か。


ちょっと長くなって申し訳ない。