日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

1月期アニメ新番コメント「はなまる幼稚園」

2010-01-17 15:37:00 | アニメ
大怪獣バトルとか2月にはゴセイジャーとか控えているけど、とりあえず1月期唯一のアニメ新番。原作は当然未読。

こういう雰囲気のアニメは好きなので、ゆったりと見ていられる。AパートとBパートを明確に分割した構成もテンポがあって良い。杏の母親のネタは確かに少し痛い感じはするが、あっけらかんとしているのでセーフ。

今後余計な事さえしなければ、安心してみていられる作品になりそう。ただ水島精二監督という名前が余計な事をしそうな不安感をあおるんですが・・・

どうやら本気だった様です

2010-01-16 15:27:00 | 映画
以前「本気か、お前ら」ということで記事にした「特攻野郎Aチーム」の映画化の話ですが、紆余曲折の末予告編を公開したようです。
以下が詳細記事。
http://eiga.com/buzz/20100112/17/

とりあえず予告編を見た感じでは
「昔のイメージに沿って良く作ってるなぁ」
というのが第一印象。

で、早速こんなのを作っている方がいらっしゃいました。

とりあえず日本語吹き替えはこの路線でお願いします。ただ亡くなられた冨山敬さんは代役止む無しだし、ハンニバル役がリーアム・ニーソン(クワイ=ガン・ジン)という事で羽佐間道夫さんの代わりに津嘉山正種さんという変更ならOKだよ。



追記:
本物の予告編はYou Tubeなどで探してみてください。



「今日の5の2」総括補足(OAD込み)

2010-01-03 17:54:00 | アニメ
本来ならこれは昨年中に終わらせることを計画していた。だが考えてみれば一連の発端は昨年1月2日深夜の「ユビキリ」(注1)とその後に書いた「今日の5の2」総括ではなかったか。だとすればそれからちょうど1年になる今日をもって5の2の記事を〆るというのが適切ではないかと考えた。おそらくは取り留めのない長話になるだろうけど、よろしくお付き合いくださいませ。

Friendsの話
OAD製作の原動力はFriendsの存在が大きいと思う。だからこそOADでは各エピソードごとにエンディングを流したのだろう。

5の2のキャラとしてではなく、Friendsというガールズユニットとして歌うことでネタにしなかった。これぞ企画、演出の勝利。

とはいえ惜しむらくは1曲でいいから小学生アニメであるということを生かしたネタ曲が欲しかった。特にあれがスタチャの版権下にあると知ってしまうとねぇ。(注2)

原作を使い切る
こういう作品をアニメ化すると良く「あんなオリジナルをやるくらいだったら原作のこの話をやってほしかった」と言われる。

「みなみけ」すら「どうしたいだよ」(原作第52話)をアニメ化しなかったおかげで後の整合性に問題を出してしまった。(注3)そしてOVA5の2も「アメフリ」、「ウトウト」、「メルヘン」をアニメ化していないそうだ。(注4)

だがTVアニメ5の2には「あんなオリジナル」はあっても、「やるべき原作」はもうない。最後に残った限定復活の3話もOADとしてアニメ化され、文庫版のために書き下ろされた「今日のみなみけ」すらボイスドラマ化されたのだから。(注5)

そして全てがアニメオリジナルなのはドラマCDのみ。原作を使い切る、これはそう簡単にできることじゃない。原作に対する高い理解と愛情があってこそはじめてできることだと思う。

本当に1話はだめだったのか?
最終話の段階でも「1話でつかみに失敗した」とよく言われた。だが本当に1話は言うほどだめだったのだろうか?

1話を見返してみれば確かにテンポをつかみきれていないところはある。特に「ノリノリ」は作り手側がのっちゃったせいで逆にテンポを悪くしてしまっている。

だが今思えばライトエッチ要素をあえて加えなかった「ノリノリ」とOVA化されなかった「アメフリ」を1話に持ってきたことでTVアニメ5の2の方向性は完全に決定付けられたと思う。

そして私は1話が叩かれた最大の理由を5の2=ライトエッチという先入観がTVアニメが打ち出した新たな方向性への理解を妨げたからだとにらんでいる。(注6)

最後のあいさつ
最後まで余力を残さず駆け抜けたこの5の2という作品に今はただただ「ご苦労様」と声をかけたい。

2期を望むことはしない。でももしXEBECがもう一度子供向けホビーアニメという場所に戻って来ることがあるなら、そこにモブやゲストとして出てきて欲しい。(注7)

最後に本当にとりとめが無くなってしまっただらだら話に最後まで付き合っていただいてありがとうございました。

【関連記事】
「今日の5の2」総括
「今日の5の2」原作を読んでの印象
今日の5の2宝箱
(文字数が多すぎたので簡略化しました)
以下は注釈





注1:TVhでの放送日時

注2:http://www.starchild.co.jp/special/robot/#detail1
わかると思うけどトライダーG7じゃないよ。

注3:ただし無印単独では致命傷にならなかった。これを致命傷にしてしまったのは「おかわり」の第1話でいきなり「藤岡がトウマのことを男だと思っている」という話を出してしまった事。「どうしたいんだよ」自体は「おかえり」でようやくアニメ化されたが、遅きに失した感がある。

注4:未見ながらも私がOVAの評価を下げている最大の理由がこれだ。特に「アメフリ」と「ウトウト」は原作を100%再現するためには絶対飛ばしてはいけない話だと思う。

注5:OADの感想の中でこの「今日のみなみけ」をアニメ化すべしと言う声も聞かれたが、私はボイスドラマでよかったと思う。

異なったキャラクターデザインを並べてアニメとして動かすとどうしても違和感が出る。さりとてキャラクターデザインに統一すれば変えられたキャラクターへの違和感は消えないだろう。その点ボイスドラマなら脳内でキャラクターデザインをすり合わせられる。合同ライブのミニドラマみたいなら良いんだけどね。それに書き下ろしだから時間的余裕も無いだろうし。

注6:実はその辺のことについて語る機会を後に考えている。

注7:その時の監督は加戸さんか長澤さんかアミノさんでお願いします。