「ミュークルドリーミー」第45話の悪夢のお城に入るくだりがTRPGあるあるネタすぎて笑っちまった。それを解決する手法がちょっと強引すぎる感はあってもなかなか面白かった。それを「新クトゥルフ神話TRPG」を使えばこんな風に再現できるのではないかというのをリプレイ風に紹介したい。
少し長くなりますがお付き合いください。
凡例
ドリーミーメイトとそのパートナーは同一のプレイヤーによってプレイされると仮定している。略称はこのようになる。
P1:ゆめ/みゅー
P2:まいら/ぺこ
P3:ことこ/すう
P4:ときわ/ねね
P5:朝陽/れい
キャラ台詞のみの場合はキャラの名称のみ、行動宣言や思考のみの場合はプレイヤー番号のみで示す。キャラ台詞と行動宣言の両方を含む場合はプレイヤー番号の後にかっこ付きでキャラ名を入れる。
実際の発言と想定しているものは「」で表記する。()内の物はキーパーや当該プレイヤーの思考であると想定している。
行動や処理の根拠となる「新クトゥルフ神話TRPG」の記述ページは*で示す。
あと関西人ではないので、似非関西弁になってしまっていたらごめんなさい。
本文
キーパー:「じゃあ、頂上のお城みたいな岩の前についたよ。洞窟みたいな入り口があって奥へと続いてるみたい」(まあ、ここまで来たんだから入ってくれるだろ)
P5(朝陽):「ここか~、と言いながら中を覗き込みます」
他のプレイヤーも中を覗き込むことに同意する。そしてキーパーはもう少し詳しく入り口付近の描写を行う。
れい:「何が出てもおかしくないニュアンスだね」
ことこ:「大丈夫かしら」
P1:(あたしたちはハイキングで前に見ることができなかった頂上の岩山を見に来ただけだよね。だから危なそうな洞窟に入る積極的な理由はなにもないはず。それなら幼なじみに懸念を示すのは変じゃないよね)
ゆめ:「え~、朝陽入るの?やめようよ~」
キーパー:(えっ、ゆめちゃんそう来るの?これはまずいな)
P5:(ゆめが反対するのに無理して入るのは朝陽のキャラじゃない。れいもマドモアゼルを危険にさらすのを是とはしないだろう。とすれば答えは一つ)
朝陽:「そうだな、やめようか」
キーパー:(やっぱりそうなるか~。でも無理強いはできないしなぁ)
ことこ:「安全に帰るのが大前提よね」
ときわ:「安全大事」
キーパー:(この流れになってくよねぇ。これからどうしようか)
P2:(完全にキーパー困っとるな。でもうちのキャラではこの流れを変えるためのきっかけを与えるくらいのことしかできん。これでどや)
まいら:「ぺこっち、そのリンゴどこから出してん」
ぺこ:「わいのポシェットからや」
P2:(うちにできるのはここまでや。あと、しっかりな)
キーパー:(サンキュー)「ぺこくんが持ったリンゴが急に浮かび上がったかと思うと、奥の方へとむけて飛び去ろうとしているよ」(これで少なくとも中に入って欲しいという意思表示はできたろう)
ぺこ:「ぺこのおやつ~」
P4(ときわ):「任せろっ!と言って、そのリンゴをつかみます」
キーパー:(ダイス・ロールをさせない手もあるが、それではときわちゃんの行動を無にしてしまう。もし成功したとしても中に入るという主張はよりしやすいだろう)「難易度イクストリームのDEX判定をお願いします」*P.78、P.190~191、P.201
P4:「DEX判定はわかりますけど、なぜイクストリームなんですか?」
キーパー:「これは何か魔術的な力によるものだという事はわかりますよね?つまりこれはPOWとDEXの対抗ロールになります。そして相手方のPOWは90以上を想定しています。したがって難易度はイクストリームになります」*P.78~79
P4:「わかりました。ダイス・ロールします」
結果は失敗。
キーパー:「つかめなかったけどここからどうします?プッシュ・ロールのために何か追加の行動をとります?」*P.80
P4:(ここでプッシュ・ロールのリスクを背負うよりは失敗を認めて素直に入った方がいいぞ)「何もしません」*P.81
キーパー:「OK、リンゴはてんころりんと転がりながら奥へと向かっていったよ」
P4(ときわ):「こいつ逃げるぞ、待て待て~、と言って奥へと入っていきます」
ときわちゃんにつられて他のキャラクターたちも奥へと入っていった。
3/17:加筆、修正しました。
4/13:ほんのちょっと加筆しました。
少し長くなりますがお付き合いください。
凡例
ドリーミーメイトとそのパートナーは同一のプレイヤーによってプレイされると仮定している。略称はこのようになる。
P1:ゆめ/みゅー
P2:まいら/ぺこ
P3:ことこ/すう
P4:ときわ/ねね
P5:朝陽/れい
キャラ台詞のみの場合はキャラの名称のみ、行動宣言や思考のみの場合はプレイヤー番号のみで示す。キャラ台詞と行動宣言の両方を含む場合はプレイヤー番号の後にかっこ付きでキャラ名を入れる。
実際の発言と想定しているものは「」で表記する。()内の物はキーパーや当該プレイヤーの思考であると想定している。
行動や処理の根拠となる「新クトゥルフ神話TRPG」の記述ページは*で示す。
あと関西人ではないので、似非関西弁になってしまっていたらごめんなさい。
本文
キーパー:「じゃあ、頂上のお城みたいな岩の前についたよ。洞窟みたいな入り口があって奥へと続いてるみたい」(まあ、ここまで来たんだから入ってくれるだろ)
P5(朝陽):「ここか~、と言いながら中を覗き込みます」
他のプレイヤーも中を覗き込むことに同意する。そしてキーパーはもう少し詳しく入り口付近の描写を行う。
れい:「何が出てもおかしくないニュアンスだね」
ことこ:「大丈夫かしら」
P1:(あたしたちはハイキングで前に見ることができなかった頂上の岩山を見に来ただけだよね。だから危なそうな洞窟に入る積極的な理由はなにもないはず。それなら幼なじみに懸念を示すのは変じゃないよね)
ゆめ:「え~、朝陽入るの?やめようよ~」
キーパー:(えっ、ゆめちゃんそう来るの?これはまずいな)
P5:(ゆめが反対するのに無理して入るのは朝陽のキャラじゃない。れいもマドモアゼルを危険にさらすのを是とはしないだろう。とすれば答えは一つ)
朝陽:「そうだな、やめようか」
キーパー:(やっぱりそうなるか~。でも無理強いはできないしなぁ)
ことこ:「安全に帰るのが大前提よね」
ときわ:「安全大事」
キーパー:(この流れになってくよねぇ。これからどうしようか)
P2:(完全にキーパー困っとるな。でもうちのキャラではこの流れを変えるためのきっかけを与えるくらいのことしかできん。これでどや)
まいら:「ぺこっち、そのリンゴどこから出してん」
ぺこ:「わいのポシェットからや」
P2:(うちにできるのはここまでや。あと、しっかりな)
キーパー:(サンキュー)「ぺこくんが持ったリンゴが急に浮かび上がったかと思うと、奥の方へとむけて飛び去ろうとしているよ」(これで少なくとも中に入って欲しいという意思表示はできたろう)
ぺこ:「ぺこのおやつ~」
P4(ときわ):「任せろっ!と言って、そのリンゴをつかみます」
キーパー:(ダイス・ロールをさせない手もあるが、それではときわちゃんの行動を無にしてしまう。もし成功したとしても中に入るという主張はよりしやすいだろう)「難易度イクストリームのDEX判定をお願いします」*P.78、P.190~191、P.201
P4:「DEX判定はわかりますけど、なぜイクストリームなんですか?」
キーパー:「これは何か魔術的な力によるものだという事はわかりますよね?つまりこれはPOWとDEXの対抗ロールになります。そして相手方のPOWは90以上を想定しています。したがって難易度はイクストリームになります」*P.78~79
P4:「わかりました。ダイス・ロールします」
結果は失敗。
キーパー:「つかめなかったけどここからどうします?プッシュ・ロールのために何か追加の行動をとります?」*P.80
P4:(ここでプッシュ・ロールのリスクを背負うよりは失敗を認めて素直に入った方がいいぞ)「何もしません」*P.81
キーパー:「OK、リンゴはてんころりんと転がりながら奥へと向かっていったよ」
P4(ときわ):「こいつ逃げるぞ、待て待て~、と言って奥へと入っていきます」
ときわちゃんにつられて他のキャラクターたちも奥へと入っていった。
3/17:加筆、修正しました。
4/13:ほんのちょっと加筆しました。