日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

おとぎ銃士赤ずきん総括

2007-03-31 21:09:39 | アニメ
 1話まるまるエピローグにかけられたのは幸運だったのか、グダグダを証明したものなのか。温泉話というのが実にこの作品らしい。

 最後は別れで〆るよりも、2つの世界の存在が日常として認識されていく方が「おとぎ銃士赤ずきん」 という作品の雰囲気にあっていたと思う。

 では、全体の総括。「深夜33時アニメ」などと揶揄されるような対象の不明瞭さが結局最後まで足を引っ張ってしまったように思う。オタク向けアニメと言うには子供向けのような展開の強引さや作画の低調ぶりが足を引っ張り、子供向けと言うにはオタクネタの露骨さが足を引っ張った感がある。しかし、その不明瞭さが妙な魅力を醸し出していたのもまた事実。ノリとしてもコメディとシリアスが乖離してしまっているような印象を受けた。

 まとめとしては「悪い部分も多々有るのだけれど、どことなく不思議な魅力がある作品」という事になろうか。これって「アムドライバー」も「極上生徒会」もそんな感じなんだよな。コナミ提供アニメの特徴なのか。(もっと言うなら「超星神シリーズ」もそんな感じ)

 とはいえ先の2作品に比べれば過不足の少ないまとめになっていて、完成度と言う面では上回っていると言える。その分魅力は少し劣るか。

「ウルトラマンメビウス」は長くなるので後で。

ネギま!?総括

2007-03-28 23:52:03 | アニメ
 第1話評価の時に「プロが作った二次創作」という表現をしたが、結局それは最後まで変わることが無かった。

 「魔法先生ネギま!」という土台の上で小ネタやったりドタバタしたりするのは見ていて面白いものではあるのだが、結局それだけ。それ以上のものにはなりえなかった。だが、こうならざるを得なかった事情というのは少し考えてみる必要があるだろう。

 「魔法先生ネギま!」を初めてみた時、私は「誰かがこれをアニメ化する事を考えるだろうけど、難しいだろこれは」と正直思った。31人というどう考えてもオーバーフロウを起こすヒロインの数。その上での少年漫画的バトル展開。漫画連載であっても絞り込みを行わなければどこかで崩壊することは目に見えている。期間がさらに限定されるアニメだとなおさらである。

 原作では連載の中でキャラクターの立ち位置をはっきりさせ、本流と脇に明確に分岐させることで31人というキャラクターの数を捌いている。その結果、キャラクターに登場頻度の差が出るのは当然と言える。

 だがアニメではこの捌く作業のためには尺が圧倒的に足りない。2クールならなおさらである。その上、企画側はアニメ製作に更なる負担を強いたと私は見る。

 31人にそれぞれ違う声優を当てる。これは商業的には正しい選択だと思う。結果、原作でさえ放棄した31人を均等に扱うという方針に立たざるを得なくしてしまったと私は思う。原作が放棄したことをやろうと言うのだから、二次創作になっていくのは仕方の無いことだし、多すぎるキャラクターは予想通りオーバーフロウを招いた。

 それなら徹底的にギャグに走れば良かったものを変にシリアスな展開まで入れてしまうものだから、崩壊はさらに加速されギャグ面まで精彩を欠いてしまった。

 ここまでグダグダと書いてきて結局は「魔法先生ネギま!」のアニメ化は極めて難しいと言う最初見た時の印象を証明してしまったという結論に落ち着く。3期を望む声も多いが、今のままではおそらく同じことの繰り返しになるだろう。   

アニメ「ケータイ少女」

2007-03-21 09:35:40 | アニメ
 「ケータイ少女PC」を終らせた(イベントに多少の取りこぼしはあるが、全キャラクリア)のでYahoo!動画で公開されたアニメ「ケータイ少女」を見た。

 中身としては登場したキャラクターの1シチュエーションを切り取っているだけのショートアニメ。でもそれにしたって正味4分はやはり短い!10分程度、最低でも6分、7分程度あればもう少し心情面を語ったりすることができるだろうにと言う側面が見られたのは少し残念かな。
 OPとEDをカットすればその程度の時間を確保できるのに・・・(だがこのアニメで一番面白いのがOPとEDだったりする)

 そのほかの部分に関しては取り立てて言うべきほどのことも無い。まあ、完全に「ケータイ少女」と言う作品を知っている人向け。知らない人への導入としては不向き。


多少改稿、追記しました。