南極物語

　 私と同世代の人なら子供の頃に見に行った人も多いであろう「南極物語」。それがディズニーの手でリメイクされて３月に日本で公開されるそうです。（全米では公開済み。週ごとの興行収入ではＴＯＰになったそうです）

　私も劇場で見て泣いたクチなんで興味はあるが、何でいまさらこれなんでしょ。ま、ディズニーの事だからそこそこ泣ける映画には仕上がったと思うんだけど、予告編を見ると「あぁ、そういう方向に持ってきたいのね」と感じてしまう部分と突っ込みたくなる部分があった。

　あの「ライオン・キング」のディズニーが今回は邦題に「南極物語」を認め、リメイクであることを認めたのにはなんかいわくがあるじゃないかと疑いたくなる。

以下は映画公式サイトへのリンクね。
http://www.disney.co.jp/movies/nankyoku/

　下の余談はネットで調べて拾ってきた話だから信憑性に関しては保障しません。（その上、かなり脚色しています）

余談１：この映画、実話を基にしたという触れ込み（オリジナル版を知っている人なら説明不要）な訳だが、とあるアメリカ人
「実話を基にしているって言うけど、そんな話聞いたこと無いぞ。」
と言ったそうな。

　そりゃあ、日本の南極観測隊の話なんて知っている訳無いよな。（だからこそこれをリメイクするのは日本人であるべきなのだ）それに実話を基にしたものをさらにひねったら、もう実話の部分は跡形もないと思うのだが。

余談２：とある掲示板での書き込み。（２の付くところじゃないよ）試写会だかプレミア上映だかへの期待を込めて
「高倉健、渡瀬恒彦主演のオリジナルはもちろん見てます」
と書き込まれていた。
　そのレス。
「南極物語ってもちろんというほど有名な映画なんですか？知らない・・・」

　いやぁ、隔世の感があるねぇ。

余談３：このリメイクされた「南極物語」はＣＧをふんだんに使い、空想上の動物なんかも出たりするそうです。（そんなことしたらそれこそ実話としてのうまみがなくなるじゃないか）

ショゴス？旧き者？（Ｈ．Ｐ．ラヴクラフト「狂気の山脈にて」）
物体Ｘ？（遊星から（より）の物体Ｘ）
エイリアンクイーン？プレデター？（エイリアンＶＳプレデター）
　まだまだ南極にいそうな生物はたくさんあるぜ。

轟轟戦隊ボウケンジャー第１話

　本来２話構成でやるべきものを、無理やり１話にまとめた感じ。そのため詰め込みすぎという印象を受ける。そのためにどういう方向性で進めたいのかまだ見えてこない。

　始まりとしては前２作に比べると落ちると言わざるを得ない。それをどう挽回していくか。　

魔法戦隊マジレンジャー総括

　変化球であった「デカレンジャー」の後を受け継ぎ、これまた大リーグボール級の変化球であった「仮面ライダー響鬼」の前。そこに「マジレンジャー」は真っ当なストレートを投げ込んできた。

　開始当初は「ハリー・ポッターが流行りだからってスーパー戦隊で、魔法はねぇよな。」とか「デカレンジャーと比べてどうの」などの声があったのは確か（筆者もデカレンジャーと比べてインパクトが弱いといっていた）だし、「響鬼」が異端としてはじまり、高い評価を受けたのもあって評価が低かった。だが、そんな声にぶれる事無く、正統派としての展開を続けた。

　結果、「響鬼」と「マジレンジャー」との評価は完全に逆転した。異端として始まり、それが破綻したため中途半端に正統派に戻ろうとした「響鬼」と正統派として展開を続けることができた「マジレンジャー」との評価が逆転するのは当然の結果と言えるだろう。

　結局、「マジレンジャー」は最後の最後まで正統派としての展開をまっとうできた。「先の展開が読めてしまう」などの正統派ならではの問題もあったが、迷う事無く１年間続けられたことに喝采を送りたい。

　これでスーパー戦隊は変化球の「デカレンジャー」と直球の「マジレンジャー」、２年続けて良作が出たわけだ。さてこの後を引き継ぐ「ボウケンジャー」はそれに続けるかどうか・・・。