日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

みなみけ べつばら

2009-06-28 15:19:00 | アニメ
タイトル通りです。書物関係は北海道では大体2日ほど遅れるのですが、23日の発売日にアニメ関係のショップに行ったら普通に売ってました。購入を躊躇する理由は無いので買って、早速視聴。以下にその感想を述べていきます。


ではいつもの如く「続きを読む」から。
【関連記事】
みなみけ おかえり総括











【オープニング】
一方的な感想は使うまい、とは思っているんだけど「べつばら」のオープニングに関してはこの一言しか出てこない。

「こりゃ、ひどい」
ただ「おかえり」のダイジェストを何の思想も持たずに並べているだけ。このオープニングと称するダイジェスト映像のせいで歌が全く印象に残っていない。これだったら変に新曲にしないで、「経験値速上々↑↑」のままで良かったんじゃないか?

【いただこう】
チアキが夕食で勇気を出してにんじんを食べるシーンを追加したのは良い。ただ余白ページの穴埋めカットにあった「妖精よ、我に勇気を」のセリフが無かったのはちょっと惜しい。でもこれはしょうがない事かな。

保坂に変に原作以上の事をやらせなかったのは利口。

それにしても保坂が速水に肉じゃが(のにんじん)食べさせようとしている姿は謎の赤い生体部品を埋め込もうと迫っているようにしか見えないぞ。

「べつばら」ではアイキャッチに扉絵イラストを挿入しているが、「べつばら」で取り上げた話にはいわゆる「扉絵オチ」は無かったのでした。

【かもしれない】
原作を無難にまとめているので、中身として言いたいことは特に無し。黒オーラ吉野はマコちゃん視点という事で納得できるし。

ただ吉野の顔が少し変になっているところがあった。

【やる気】
まず言いたいのはチアキの無意味なパンチラは不必要。パンツを見せるというのなら激しい動きの中の一環として見せる(近い例では「RD潜脳調査室」)か、「ここは見せる場面!」というところで見せる(原作「今日の5の2」や「みなみけ」がそれ)かどちらかじゃないとぜんぜん効果は無い。

見せるだけで視聴者サービスになっていると考えているならそれは考え直したほうが良い。「べつばら」の中で見せるにふさわしい場面があるとするなら、前の「かもしれない」だろう。男だけどな!

カナがチャイムの音を聞いて「たぶん藤岡」と言っているが、原作では来たのが本当に藤岡なのかははっきりと書かれていない(「見てごらん」の事を考えると藤岡ではない可能性もある)。ここはいわゆる「オチがぼかしてあるといいますか、読者にゆだねている部分」(「みなみけ」ふぁんぶっくでの太田雅彦監督の発言より)なので、続きである事を強調する為にあえてはっきり示したのでしょう。

【できること】
作画も一番安定してるし、話も原作をきっちり無難にこなしていた。最後を除いては。

保坂オチそのものについてとやかく言いたいわけじゃない。あの保坂オチを見て私が呟いた一言は「それだけ?」である。保坂は冒頭の時点で「オレである目印がバラだと彼女は気付くだろうか?」と疑問を呈している。にもかかわらず何の策も無く、バラを持って力無く笑っているだけ。それはもはや常にベストを尽くす男の姿にあらず!こんな保坂オチなど見たくなかった。今まで「おかえり」の保坂に色々がっかりさせられてきたが、今回のが一番がっかり。


総評
これは一言で済む。
「いつもの『おかえり』だね」
原作を無難にこなしてはいるけど、どこか足りない。作画が安定していない、保坂を使いこなせていないところもいつもの「おかえり」。
使いこなせていないんだから、無理して使う必要は無いと思うんだがなぁ。

オープニングは手抜き云々というよりセンスの問題だね、これは。

【おまけ】
INFORMATIONとして5の2OADのCMが入っていたが、これにはワクワクさせられた。旧作カット中心+新作カットちらほらくらいを予想しただけに全編新作カットの映像を見て、
「まだ、3ヶ月以上あるのにここまでできてるのか!」
と思わず呟いてしまった。
この告知映像だけでもこのDVD付限定版を買った価値があるというものですよ。

またあの元気に駆け回る5の2の8人、いや9人に会えると思うと今から楽しみでならない。無論即予約しましたよ。

戦国BASARA総括

2009-06-21 10:03:00 | アニメ
最後の最後まで熱かったし、笑わせてもらった。でもまだまだこれで終わった訳じゃない。こっちで放送するかどうかはわからないけど、2010年にまた今回のような楽しいバカアニメを期待していますぜ!

では総括。初回コメントや「期待値上げ下げ」の時にも書いたが、史実云々を気にせずにバカアニメとして割り切って見るなら、派手な演出にいかれまくったキャラクターなどなど見所は十分にあった。

絶対出るアニメを間違えているとしか思えない本多忠勝、とにかく「三人衆」って名前を使いたかっただけだろうって感じの三好三人衆、骨董品集めが趣味で爆弾にこだわり最期も爆死と妙に史実(爆死の話は史実ではないらしいが)リスペクトされた松永久秀には腹を抱えて笑わせてもらった。

徳川家康が一般的なイメージである「狸おやじ」ではなく、人質、三河武士といった少年期、青年期のイメージでのリスペクトというのは結構感心させられた。

第六天魔王が声も含めて予定調和すぎたのはちょっと残念かな。その分、速水VOICEで妖しさ全開の明智光秀や能登VOICEによるウザさ全開のお市など織田一党も見所満載ではあったが。

濃姫の父で美濃のマムシ斉藤道三の出番は欲しかったところだし、島津、大友といった九州の大名の出番があれだけだったのはちょっと物足りないし、毛利元就は日輪がどうこうよりもやはり三本の矢で戦って欲しかったし、武田猿飛佐助VS徳川服部半蔵なんてやれば本編そっちのけで楽しめそうな対戦だったろうし(上杉のかすがも悪くは無かったけどね)、せっかく出オチとはいえ直江兼次が出たのに、山本勘助が出なかった等、ネタ的にもっとやって欲しかったことは多いけど、まあそれは次に期待するか。

最後に森蘭丸がイメージと違っていて違和感が大きかったのだが、もしかして彼が将来秀吉になる?そしてラストに出てきた少女がねね?だとするとイメージが見事につながるのだが。