日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

ミュークルドリーミー エピソード紹介 第2話「ユメシンクロで仮入部」 

2021-06-23 05:41:00 | アニメ
【あらすじ】
ゆめちゃんは夢のなかで再びお空の上の女王さまに出会います。そこで女王さまからみゅーちゃんのことを秘密にすることとドリーミーストーンを集める事を頼まれます。そして宝石箱のようなドリーミーボックスを託され、これをドリーミーストーンでいっぱいにしたらあなたの夢を一つだけかなえてあげますとも。ゆめちゃんはこのお願いを快く引き受け、中学生活へと新たな一歩を踏み出します。

学校では早速部活動の紹介が行われます。様々な部活が紹介される中でゆめちゃんはすでにチア部に入ることを決めていたのですが、テニス部の杉山先輩との出会いにより迷いが生じます。

どうすればいいのか悩んでいる時、みゅーちゃんが「夢の中で試してみればいい」とアドバイスしてくれたのです。かくしてゆめちゃんはその悩みを解決するために夢の世界へと向かうのでした。

【戦うだけじゃないユメシンクロの力】
この第2話は主人公である日向ゆめという女の子が自分の世界をどうとらえているか、この物語において重要となっていく要素がいろいろ詰まった基礎となる話だ。

どちらの部活に入るのか夢の中で試してみる。このように戦うためじゃなく、自分の行く道を決めるために力を使う事ができる。それがこの物語の大きな特徴の一つ。

ゆめちゃんはテニス部員になることで自分がダメダメな理由で入ろうとしていたと感じてチア部を選ぶのだが、そっちだって好きなマンガに影響されてのことだから、大して変わらない気もする。それでもかまわない。みゅーちゃんの言う通り、「理由は何だって、入ってから頑張ればいい」のだから。

この2話はその杉山先輩が書道部の部長の頭をポンポンしている場面をゆめちゃんが目撃し、ショックを受けるところで幕となるのだが、これもまた「ミュークルドリーミー」のシリーズを象徴するシーンである。

すべての事情を知った上で改めて見ても、あれはカップル事案だよね。

ミュークルドリーミー エピソード紹介その1「概略(1~26話)」 

2021-06-15 05:44:00 | アニメ
これより「ミュークルドリーミー」特集記事はエピソード紹介にも入っていく。方針としてはまず大まかな構成を追いかけて、そこから特定のエピソードを深掘りしていこうかなと考えております。


【1~14話:日向ゆめの世界】
さまざまな出会いや事件を通して描き出されるのは日向ゆめという女の子が自分の世界をどうとらえ、広げていったかだ。

12話でゆに達の視点で描かれた物語が展開され、その事情の一端も明らかとなる。そしてときわちゃんの登場でその世界の広がりは一段落する。

【15話~20話:日向ゆめの物語】
15話で視点となる感情がぐらつき始め、世界への認識が途端に不安定となる。そこで迷い、苦悩する事でゆめちゃんは「主人公」かつ物語の中心となる「主役」になる。

20話でそれらの苦悩は一応の解決をみる。ただそこから視点の二重構造も始まる。

【21話~26話:視点の二重構造、そして後半戦へ】
朝陽君の元にれいくんがやってきて、ゆめちゃんたちがそれを知らないという認識のずれが25話までの特徴となる。ただ21~23話は単発のエピソードで占められており、その影響は限定的なものにとどまる。

そのずれは25話で一応解消されるが、その時はすでにもう一組の幼なじみの物語も始まろうとしていた。





あくまで個人的な分析による大まかな構成だが、これに加えてキャラクターものとしてのあれやこれやが加わるのだから、前半だけで分量的には結構重い感じがする。それだけにコロナ禍による遅延が大きな影響を与えたのではないかと考えている。

参考までにこれまでのお話をまとめたおさらい。

第1回


第2回