日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

10月期新番コメント第1回「ホビーアニメ」

2012-10-17 21:15:00 | アニメ
10月期のアニメ新番も大体出揃いました。今回はいくつかテーマに分けた方がコメントしやすいのでそういうやり方で行きます。

まずは夕方枠のバンダイが主軸となったホビーアニメが3つ。どれもセガやタカラトミーあたりとの対決姿勢を明確に打ち出している感じ。

超速変形ジャイロゼッター
CMを見る限りトイとしての出来はトランスフォーマーと比べるのが可哀想になってくるくらいにチャチに感じる。スクウェア・エニックスのゲームがメインらしいので単純な比較は無意味なのかもしれないが。

アニメの方はそっち方面への媚びが少し露骨。あと気になるのが微妙なリアリティとそれに対する説明不足。3話にして「この物語はフィクションです」なんて注釈が入るくらいだし。これが夕方アニメじゃなくて日本の名だたる自動車メーカーが協力としてクレジットされていなきゃ良かったんだけどね。

あとトランスフォーマーのように自然に変形するのではなく、バンクを使うのだからもう少し気合の入ったものを見せてもらいたかった。

あと「総監督:高松信司」と言うことは最後の敵は三次元人ですか?(マイトガインはスーパーロボット大戦にいつ参戦するんですか?)

獣旋バトルモンスーノ
相手となるのは爆丸か。海外市場狙いという側面も多分にあるのかもしれない。

監督は日本人だがシリーズ構成は横文字。明らかにアメリカ~ンな感じのアニメ。確かに昔こんなアメリカ~ンなアニメよくやってたから、私にとっては「懐かしい!」って感じだけど今の子供に受けるのかどうかは非常に疑問。

アイカツ!
完全に「プリティーリズム」狙い。
CGアイドルのレベルはお世辞にも高いとは言えないし、「きらりん☆レボリューション」みたいな頭のねじが2、3本とんでるんじゃないかというシナリオの突拍子さもない。「プリティーリズム」をもう切っている事を考えると、これは切っても良さそう。

みなみけ おまたせ

2012-10-07 20:50:00 | アニメ
みなみけ10巻限定版に付属のOAD「みなみけ おまたせ」の感想行ってみましょうか。
スタッフは事前公表のとおり川口敬一郎監督、鴻野貴光脚本。そのほか注目は1期から3期まで担当した蛯名恭範(えびなやすのり)音響監督と音楽の三澤康広さんが変わらなかった事。

オープニング
気になる点は曲が「べつばら」と同じな事、全体的に動きが少ない事。「べつばら」のダイジェストに比べればかなり良いですけどね。一番の注目点は↓

ミユキちゃん。ドラマCDではすでに登場済みだけど、映像化されたのは初めて。本編登場はないのに。

これ以降はいつものごとく「続きを読む」から。

【関連記事】
「みなみけ」総括・前編
「みなみけ」総括・後編
「みなみけ」総括 補足
みなみけ おかえり総括
「みなみけ」「今日の5の2」脚本家列伝その1 鴻野貴光さん
みなみけ べつばら
みなみけ8巻限定版
「みなみけ」「今日の5の2」「ゆるゆり」脚本家列伝追補編その4 鴻野貴光さん
みなみけ9巻限定版














魔法の言葉
マコちゃんの魔法少女ネタは鴻野さんのアイディアというより川口監督のアイディアという感じがする。間男は間違いなく鴻野さんのネタだろうけど。鴻野脚本だけあってタケルの扱いがうまい。その他にも多くのセリフやシチュエーションが追加されているが、どれも違和感がなく鴻野脚本の手堅さを改めて見た気がした。その中でも内田の「トリックオア諭吉さん」は受けた。

アイキャッチのSDトウマがなかなか可愛い。

フンイキ
ハルカのコタツ、おみくじ、内田のモチなど原作ネタがふんだんに使われている。「イマコイ」の映画の話は普通なら「うまい!」と言う所なんだけど、「ただいま」が控えていて原作135話「マジな」がアニメ化されていない段階でやっちゃったのはどうなのかなぁ。

やはりハルカとチアキの監視がなければカナにまともなカレーは作れんか。

気まぐれ
ハルカの下着ネタはあまり大きな意味を感じなかったけど、「べつばら」の無意味なパンツに比べれば格段の出来。中学組の追加は髪をしばったリコがなかなか良い。後藤さんの声がちゃんと聞こえるぞ!でもコンタクトはだめだろ、本体なんだから。
「コールスローの歌」はカレーの歌の演出を無理にねじ込んだ感じがしていまいちだったなぁ。止め絵効果線保坂はいい感じだったけど。

暑いからね
吉野が服の下に水着を着ていたという新事実!その他は内田イベントの追加はあったが基本的に原作どおり。鴻野脚本なら内田が下着忘れたネタを入れると思ったが、そこまでの余裕はなかったか。

どことなく
相変わらずヒトミちゃんの声がルビーにしか聞こえない。変に保坂オチにしなかったのは良いけど、何でエンディング後においたのか意味不明になってしまっている。

まとめ
アイキャッチのSDキャラによるショートコントは川口監督流かな。作画、演出などは大部分「おかえり」を踏襲して、一部に無印を加えた感じ。鴻野脚本はいつも通りの安定した出来。今のままでも十分に及第点だけど、「ただいま」はもう一ランク上を目指して欲しい。