日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

天元突破グレンラガン総括

2007-09-30 11:17:00 | アニメ
 勢いを殺さず、それでいてきっちりと話をまとめ上げたのには感心する事しきり。それにしてもアンチスパイラル役の上川さんノリまくりだなぁ。

では全体の総括。

「こういう作品は勢いが大事。この勢いをどこまで保てるか」と最初の時に書いたが、結局最後までもってしまった。

全てを奔流に流し込み、相手を圧倒していく。静かな雰囲気で終始するような作品も良いけど、こういう作品も貴重だなぁと思う。

アイドルマスター XENOGLOSSIA総括

2007-09-27 23:07:08 | アニメ
 で、結局アウリンって何?そこから生まれたというiDOLって何?主人公たちの所属している組織やその敵対組織はいったい何を目的に行動していたの?「やっと俺の番が回ってきた」とか「最後まで足掻いてやる」とか言ってた人はいったい何がしたかったの?

 それらの疑問点をすっ飛ばして、後日談に時間をかけるのかと思いきや主人公以外はほぼスルー。最低限の事をまとめるのに汲々としていた最終回でした。

最初の時にも複雑になりそうな設定周りをどう整理するかで決まってくると書いたが、それらはあらかた放置され大風呂敷を広げた上でのみょうちくりんな愛憎劇に終始してしまった。

愛憎劇に終始するのであれば、やはり最初に書いたように設定は単純化すべきだっただろう。

全体の総括としては最初の時に述べた「いろんなことをやろうとしているけれどそのどれもが半端」という言葉に帰結する。



うーん、これはどうなのかな

2007-09-22 23:58:31 | アニメ
「地球へ・・・」の総括でもしようと思ったんだが、これは「ヒロイック・エイジ」と絡めたほうが良い総括が出来るんじゃないかと思ったんで総括は後回しにします。

 だもんで、今回ネタにするのがこれ。

大胆MAPスペシャル 人気アニメキャラクターの声をやっている人の顔を全部見せちゃうよ!ベスト50

全体の感想としてはこの手の番組にありがちの声優を色物か珍獣かのような扱いをするお笑い芸人(と言いたくも無い)連中のろくに予備知識を持ち合わせていないトークにいささかうんざり。この手のランキング番組なら致し方ないことなのかもしれないが、妙な力が働いてるんじゃないかと思えてくるのも何だかなぁ。

「涼宮ハルヒの憂鬱」やら「きらりん☆レボリューション」あたりでの番組内空気の変化は面白かったなぁ。「何、これ。知らなぁい」と言ったなんとも微妙な空気が。

オタ的なネタはそんなに多くなかったけど、「キャラクターの声をやっている人の顔が見たい」だから定番のキャラが多くなって必然的に大御所がメインになるのは当然のことだと思いますよ。

でも、月島きらりの声をやっている人の顔が見たいって「きらりん☆レボリューション」のOPで普通に顔出してやってるんだが。(きらりん☆レボリューション」自体が企画物的な側面を強く持っているから当然なのだが)
 

らき☆すた総括

2007-09-18 22:20:48 | アニメ
 文化祭を舞台としたゲームが控えている以上、文化祭そのものを描くとは考えにくい。故に「さぁ、これから文化祭だ!」ってところで〆たのは無難と言って良い。あのEDに関してはとやかく言う気は全く無し。

 で、全体の総括。
「らき☆すた」とは祭りである。総括するとこの一言で終わってしまう。そもそも「らき☆すた」には一貫したストーリーなど無くパロディ、あるあるネタ、ちょっと良い話などをごった煮しているだけなのだ。このごった煮感こそ4コマ漫画の真髄と言っても良い。それと同時に祭りの燃料としても最適なのだ。「あの『涼宮ハルヒの憂鬱』の京都アニメーション」というのが発火点となってバカ騒ぎは始まった。

オリコン1位運動(注1)、監督交代劇(注2)、聖地巡礼騒動など次々と投下される燃料にそのバカ騒ぎは拡大の一途をたどる。ファンとアンチの争いですらこの状況下では祭りを煽る燃料でしかなかった。

製作側も「涼宮ハルヒ」ネタを本編で連発したり、聖地巡礼を煽るようなことをしたりするなど燃料を投下し続けた。最終回が終わった今、残っているものは何だろう。ただの焼け野原ではないことを祈るばかりである。

まずこれが「らき☆すた」祭りに関する私の総括である。 

アニメ「らき☆すた」としての総括はどうなのか。意外なことに周囲のバカ騒ぎをよそに安定飛行を続けていたのではないかという感想がまず浮かんでくる。後追いで原作を少しだけ読んだのだが、基本的には原作にあったネタ(注3)を拡張する形で不足分を補っている。4コマ漫画をアニメ化する以上、これがべストだったのではないか。「宣伝うざい」という意見もあった。だが原作自体が宣伝を担う側面を色濃く持っている。かく考えると、これもまた「原作の拡張」に過ぎない。

結局のところ、「らき☆すた」というアニメは4コマ漫画原作を丁寧にアニメ化しただけという結論に落ち着く。その点で製作側は誠実な作りをしているだけだと言えるだろう。




追記:
注1、注2:これらの出来事がいかなる事情で引き起こされたのかを推測する術は無いものの、結果的にそれが祭りの燃料となったことだけは確かである。

注3:らっきー☆ちゃんねるも原作というか掲載誌にあるコーナーである。