迷走。シリーズを通してこの感想しか出てこない。まあ、確かにいろいろなマイナス要因があったらしいというのは聞いている。
製作のGONZOが玩具販促アニメ製作の経験が無いのもそう。日本では別世界なのにアメリカでは前作「トランスフォーマースーパーリンク」と同一世界とされているらしいというのもそう。
そのマイナス要因が全体的な盛り上がりに欠けてしまったことへの言い訳にはならないだろう。特に問題だったのが序盤。要素が特につながりも無いままあちこちに飛んでしまったのは大問題だった。それを反省したのか中盤から後半はずいぶんと見やすくなった。この辺は玩具販促の難しさを如実に表した結果と言えるだろう。その序盤が完全に足を引っ張ってしまった。
シリーズ全体としても反動主義型リアルロボットアニメを目指すのか、完全な反動主義を目指すのか不明瞭なまま迷走してしまった。これはロボットアニメ過渡期の作品といえるかもしれない。
合併の影響か、来年からトランスフォーマーはしばらくお預けになるようだ。復活時にはぜひ素晴らしい作品を見せてくれると期待したい。
P.S.
とりあえず今年最後の更新です。皆様良いお年を・・・