e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

エチオピアとソマリア

2006年12月26日 18時11分51秒 | アフリカ
エチオピアはイスラム原理主義勢力「イスラム法廷連合」が支配する地域を空爆した。空爆したのは首都モガディシオの国際空港とモガディシオの西100キロにあるソマリア最大の軍用空港とのこと。エチオピア政府は国家主権を守るため、ソマリア南部の大半を実効支配するイスラム原理主義勢力と戦争状態に入ったと宣言した。

ソマリア暫定政府が拠点とする地域では以前からイスラム原理主義勢力との間で激しい戦闘が続いているらしく、その暫定政府をエチオピアと西側諸国は支持。エチオピア政府と米政府は、イスラム原理主義勢力がアルカイダや、エチオピアと対立するエリトリアの支援を受けていると主張している。今回の戦争状態の宣言により国際紛争という形となったが、つまりは西側諸国とイスラム勢力の代理戦争か・・・

アフリカで内戦や国際紛争があることは、それほど珍しい事ではない。過去に3度、合計1年半ほどのアフリカ滞在中のうちに、いくつもの戦争や内戦があった。アルカイダによるナイロビのアメリカ大使館爆破。ザイール(現コンゴ民主共和国)の内戦、それにともなう近隣諸国を巻き込んだ‘アフリカの世界大戦’といわれた戦争。アンゴラ内戦。エリトリアのエチオピアからの分離独立。アルジェリアの内戦。スーダンの内戦とAU(アフリカ連合)の介入。エチオピアの内戦。ジンバブエの強行的主権回復とそれにともなう混乱。リベリア内戦と英国軍の介入。コモロ諸島からも小さな島が分離独立をした。まだまだある、挙げていったらキリがない。

アフリカの闇は深い、根が深く広がっている。でも一方でそんな中でも底抜けに明るく陽気なアフリカ人の魅力についつい引き込まれ、なんどか足を運んでしまった。

アフリカはやはり旅するには最高の土地だ。キツイことも多いけれど、やっぱり広大な大陸を這い回るあの醍醐味を一度味わったら、その辺の出来事が退屈で仕方なくなる。それくらい魅力のあるところだ。

今回の紛争でも傷つくのは結局現地の人々だ。だからって、戦争しなくてどうにかなるような雰囲気の地域でもない気がする・・・何かやろうとするとアレもコレもとなって、ほんとうに気が遠くなるくらいの問題が山積みだ。戦争を肯定するわけではないけれど、もう手段の一つとして、選択肢の一つとしてやむを得ず・・・そう云った気分で捉えればまぁ仕方ないが戦争か、そんな気分だ。

日曜日に見た「情熱大陸」で国連機関のFAO(国連食料農業機関)のトップとして、スーダンの食糧援助を指揮している日本人男性を放送していた。もうあんな所で頑張ってやっていくには、肉体的にはもちろんのこと精神的にもタフでなければダメだろうなぁ、と見ているだけでタメ息が出た。

アフリカか・・・エチオピアとソマリア。どうなることやら。