ことわざ成句使い方辞典から<o:p></o:p>
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雨が降ろうが槍が降ろうが 頭上から槍が降りそそぐような想定外の困難に遭おうとも、初期の目的を全うするという心意気を謳ったものであります。<o:p></o:p>
誤用としては、日常のことをオーバーに用いること。「雨が降ろうが槍が降ろうが、今日は絶対鰻重を食べるぞ」。<o:p></o:p>
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飴と鞭 使い方としては、子供の躾けなどで甘い顔と厳しい顔の両面を使い分ける。<o:p></o:p>
また「飴」は譲歩、「鞭」は弾圧を表し、政治技術といわれます。出典として小生初めて知らされました。それは社会保険制度によって労働者を優遇する一方、社会主義者鎮圧法を制定して一国を支配した鉄血宰相ビスマルクの政策を評した言葉とあります。<o:p></o:p>
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雨降って地固まる 「一時は別れるのどうのと大騒ぎしたが、雨降って地固まるだね、上手く収まったものだ。」なんて使います。「夫婦喧嘩は犬も食わない」といった諺も連動して生じます。<o:p></o:p>
なお、第三者の介入によって騒ぎが収まる場合には使いません。例えばあの夫婦は地裁の調停で和解に持っていった。雨降って地固まるだね」<o:p></o:p>
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危いこと累卵の如し 累卵は卵を積み重ねることで、いつ崩れるか分からない危険な状態を指します。「この会社はいつ倒産してもおかしくない状態だ、危いこと累卵の如しだね」とか「これ以上水位が上昇すると決壊する恐れがある、今や危いこと累卵の如しの状態だね」<o:p></o:p>