ことわざ成句使い方辞典から<o:p></o:p>
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痘痕もえくぼ 使い方として、惚れてしまえば相手の欠点も長所のように見えるもの。「付き合い始めてばかりなので、痘痕もえくぼといった状態です」<o:p></o:p>
「あばた」は天然痘が治ったあとに残る皮膚のくぼみ、「えくぼ」は可愛いらしさの象徴でして、ひいき目で見れば醜いものも美しく見える意で使いますが、肉体的な欠点と美点を対比させるのは好ましくないと、要注意であります。<o:p></o:p>
ほかに「惚れた欲目には痘痕もえくぼ」とも言い、「愛してその醜さを忘る」は容貌の美醜だけではなく、心根の善悪にも言えることではないでしょうか。<o:p></o:p>
「恋は盲目」なんてきれいな表現ですね。でも盲目が差別用語であるなら取り消さなければなりません。<o:p></o:p>
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油を売る 仕事の途中で無駄話をして怠けることを指し、「まだ帰ってこないのか、どうせ喫茶店あたりで油を売ってるんだろう」なんて使いますが。江戸時代、髪油の行商人がおかみさん相手に、話しこみながら商いをしたこととあり、無駄話も商いのうちと解説です。<o:p></o:p>
しかし小生の頭には、日当たりのよい道端で天秤棒の油をおろし一服つけています。別段骨休みしているわけではなく、陽を浴びて油が膨張して量が増えるからと残っています。<o:p></o:p>
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余り物には福がある 残った物の中には以外に値打ちのあるものがあるということで、「余り物には福があるというから、僕は最後でいいよ」なんて多勢よれば、なかなか慎ましい方が居られるものであります。<o:p></o:p>