ことわざ成句使い方辞典から<o:p></o:p>
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味も素っ気もない 無味乾燥でなんの趣きも潤いもないことを指して言います。例えば「あの教授の講義は味も素っ気もない」とか「味も素っ気もない文章」痛いです。<o:p></o:p>
「素っ気」とは、そのものに備わっている、それらしい味わいの意。誤用として食べものそのものに、うまみが乏しいの意で使うこと。「あの店の料理は味も素っ気もない」「ばさばさして、味も素っ気もないリンゴ」。はいけません。<o:p></o:p>
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足元から鳥が立つ 身近なところで意外なことが起こること。その例として「灯台下暗しというか、足元から鳥が立つというか、部下に横領されるなんて夢想だにしなかった」<o:p></o:p>
または急に思い立ってあわただしく行動を起こすこと。「足元から鳥が立つように旅に出た」乃至は「さあ支度をしろって、まるで足元から鳥が立つように急き立てられる事も御座いますが、(夏目漱石の「彼岸過ぎ迄」)といったところです。<o:p></o:p>
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朝起きは三文の得 早起きは三文の得とも言い、朝早く起きると、何かしら良いことがある。何よりも健康に良し、朝食前に一仕事できたときなど使います。即ち朝寝を諌め、早起きを奨励しております。<o:p></o:p>
「三文」は、一文銭三枚で、僅かを意味します。僅か三文でも、得るものがあるということは有難いと感謝です。「得」は「徳」とも書きますが、この場合この「徳」は人徳、道徳などという場合の「徳」ではなく、損得の「得」と同じ意味だそうです。<o:p></o:p>
「早起きは三文も得」は誤りです。西洋に「早起きの鳥は虫を捕らえる」なる諺があるそうです。