観測にまつわる問題

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高速無料化の旗となし崩しの危険性

2010-01-30 18:56:51 | 護憲勢力と仲間達
asahi.com 政治 1月30日3時58分 高速無料化、30路線程度に 6月から沖縄・北海道など
http://www.asahi.com/politics/update/0130/TKY201001290529.html?ref=rss

>前原誠司国土交通相ら国交省政務三役は、全国の高速道路のうち30路線程度を6月から無料化する方針を固めた。沖縄県や北海道など交通量の少ない地方が対象。高速道路総延長(約8500キロ)のほぼ5分の1にあたる1500キロ程度が無料化される見通し。

交通量の少ない地方の割引は私の持論でもありますが、無料はないんじゃないでしょうか。如何せん日本は土地代が高すぎ、山が多すぎ(トンネルを掘るコストがかかる)、地震対策もしなければなりません。だから、欧米先進国に比べ、公共事業費が掛かっているという部分は大きいのではないか、世論の誤解があるのではないか、私はそう思っているわけです。もともと交通量の少ない地方で無料と言っても経済効果は知れています。都会の無料化の参考には大してなりません。そして、既にアップアップの鉄道には影響が大きすぎる懸念もあるでしょう。更に言えば、高速「無料化」は国民の支持も薄いということにも注意する必要があるはずです。

「実験」で済むのならいいのですが、民主党の看板には高速無料化は厳としてあるわけで、なし崩しになるような気もします。料金所の撤去に繋がると不可逆的な失敗ともなりかねません。

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