観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「多重下請」「保険」「相続」「農業」「医者の給与」「解雇規制」「国民年金」「住宅」を考察する予定。

明は外国だと認識していた

2012-09-25 23:53:51 | 日記
中国政府「白書」で尖閣領有権主張(NHKニュース 9月25日 20時26分)

>中国政府が25日に発表したこの「白書」は、尖閣諸島について中国側の主張を7つの章で構成した文書でまとめていて、尖閣諸島は中国が最も早く発見し命名したなどとして、日本が島の主権を主張していることには、全く根拠がないとしています。

しょうがないので、新華社の該当ページを見てきた(全部のデータも保存した)。

一言で言えば、捏造と曲解が酷いということだが、逐一反論するのは骨が折れる(特に古い時代の中国書は外国語である上、原本も公開されていない場合がある)ので、やり易いところから、少しづつやる。

まず、採り上げたいのは、(二)中国は釣魚島を長期的に管轄してきたのパートの明の部分。

>早くも明朝の初期に、東南沿海の倭寇を防ぐために、中国は釣魚島を防御地区に組み入れていた。1561年(明・嘉靖40年)、明朝の東南沿海駐屯軍最高統帥・胡宗憲が主宰し、鄭若曽が編纂した『籌海図編』では、釣魚島などの島嶼を「沿海山沙図」に編入し、明朝の海防範囲に組み入れたことがはっきりしている。1605年(明・万暦33年)徐必達らの作成した『乾坤一統海防全図』と1621年(明・天啓元年)茅元儀が作成した中国海防図『武備誌・海防二・福建沿海山沙図』も、釣魚島などの島嶼を中国の領海内に組み入れている。

ハッキリ言ってしまえば、明は台湾(ひいては尖閣)をロクに知らなかったし、外国だと認識していたということ。中国正史の明史(編纂は清代)外国伝四には、雞籠という地名があり、これは現在の基隆市とされる(中国サイドが尖閣が属するとしている宜蘭県に近い)。琉球も外国(中国の琉球は中国論には根拠が無い)とされ、台湾も外国なのだから、尖閣が中国である余地はない。領海などという主張は笑止千万だが、海防云々もそんな外国の遠い無人島を守る理由も無いので、どうせ何か曲解しているのだろう。

中国産品の通関検査を強化すべし

2012-09-25 01:04:18 | 日記
北京当局、通関強化を通告 航空貨物「全量検査も」(MSN産経ニュース2012.9.24 22:59)

>中国北京市の税関当局が日系物流企業に対し、日本から北京国際空港に到着した航空貨物の通関検査を強化すると通告したことが24日、分かった。北京の物流企業関係者らが明らかにした。北京市当局は理由を一切説明していないが、日本政府による尖閣諸島国有化への対抗措置とみられる。

日本も同様に通関検査を強化すべきだ。こういうのは同害報復が基本だ。例えば中国の農水産物をキッチリ検査していく。何かおかしなものが入っているかもしれないからだ。中国が反発するとかいったところで、あの国は情報統制の国だから、放っておけばいい。よしんば、中国国民に知れ渡ったとしても、日本は中国の措置に対して報復しただけは明らかだし、例えば日本人の健康を守るためでもある。特に問題は無い。