日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

年金、世代間格差くっきり

2009-05-27 | 年金・医療・介護
おはようございます。FP牛込伸幸です。

日中は30度近いものの朝晩は過ごしやすいですね。
油断するとかぜをひいてしまうので注意したいと思います。

■年金、世代間格差くっきり

今朝の日経新聞より。

先日もこのブログでお伝えしましたが、
今朝は大きく取り上げられていました。

今日は先日お伝えしなかった部分について。

厚生年金は現役時代の収入の半分を確保するという目標があります。
ただ、これが揺らいでいます。

夫が40年働いて、妻がずっと専業主婦というケース
(厚生労働省はこれを「標準世帯」としています)
ではかろうじて50%を確保しています。

ただ、共働きや単身世帯の場合はすでに50%を割っています。

そもそも標準世帯ってどのくらいあるでしょうか?
学校を出てそのまま働かないで主婦という方も珍しいと思います。
妻が結婚前に働いたことのある世帯では50%を割っています。

どうして50%にこだわるかというと、
現役時代の収入の半分あれば、何とか暮らせるからです。

つまり、最悪、老後資金を準備しなくても、
「何とか」は暮らせるからです。

この神話がすでに揺らいでいるということです。

ただ、皆さん、すでにそのことはご存知で、
自分で準備しないといけないという意識はお持ちかと思います。

このギャップが一層、年金不安を大きくしているのかもしれませんね。

老後資金は過度に準備する必要ありません。
自分がやりたいことを整理して、必要なだけ準備しましょう。
今の暮らしを楽しむことが大切ですから。